とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part48

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匿名ユーザー

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うえでぃんぐ おまけ!!



上条達は腕を組んだ写真を撮られた

「よーし、ありがとう」

ふぅ。

「じゃあ次はねぇ」

!!!!???

終わりじゃないの!!?

「ん? 依頼の内容はいろんなポーズを10種以上だろ?」

依頼なんてした覚えないし!!

「10はなかなか思いつかないなー。
んー、よし、じゃあそのまま彼の腕に抱きつこうか」

なにいってんの!!?

「ほら」

ほら、じゃねぇ!!
しかし、美琴ちゃんとしてはやりたかったのだ。
いや、違う、

「へ? え? み、美琴さん!!?」

「し、仕方ないでしょ!! さっさと終わらせたほうがいいっていうかなんというかでしょ!!」

いや、違わない。
そして

「そ、そうだな!! 仕方ないよな!!」

上条は仕方ないのだそうだ。
彼女とは交際していないことを話せばいいはずだが、
そんなことは考えつかないというかいいたくないというかなのだ。
腕に感じるなにやらフニッとした感触から意識を反らすのに必死なだけかも。

「よーし、ありがとう」

もう終わりか……

「次は彼女の肩を抱こうか」

ですよねー!!
その後、

「手をつないでー。そうじゃない。恋人繋ぎでー」

「じゃあ彼女は彼氏に抱きつこうか」

「じゃ、次はおんぶねー」

「お姫様抱っこねー。彼女はちゃんと彼氏の首に手を回してー」

「おでこどうしをくっつけてー。目ぇつぶったらだめだよ。あと固いなー。笑ってー」

と続いた。
カメラマンGJ!!
1回仕方ないと言ったために、今更後に引けない2人は顔を真っ赤にしながら全部こなした。
気絶しそうになったり、理性が砕けそうになったり、それはもう壮絶な戦いだった。
次が最後のポーズである。

「じゃあキスしようか」

ホワッツ!!??

「ん? キス、接吻、ちゅー」

「「ムリムリムリムリムリムリムリムリ!!」」

今までとは格が違う。

「ですよねー」

ですよー

「本番にとっとかないとねー」

そうじゃねぇ!!

「じゃあデコチューでいいよ。彼女にしてあげてー」

できるか!!

「えー? 仕方ない、じゃあする直前でいいよ」

不安げに2人は視線を交差したが、
覚悟を決めた美琴は目をつぶる。
しぶしぶ上条は唇を彼女のおでこに近づけていく。

(ま、まだ?)

シャッター音がならない。

(まだか!!?)

ならない。
上条はゆっくり目を細める。
目の前にいたのは……まぶたををギュッとつぶった想い人。
上条は、そっと彼女の肩を掴んだ。
ビクッと震える。

……いとおしい。

少しずつ、自分の口と彼女のおでこの距離が縮まる。
上条は、自分の理性がもう木っ端みじんに壊れたのがわかった。
いっそ、このまま、おでこではなく、彼女の、唇を「はい撮るよー」

ビックゥゥゥウウウウウウウ!!
と体が震え、触れるはずのなかった口とおでこが……。

「よし、撮影終了。それじゃあ2人はここで待っててねー」

無論、2人からの返事は無い。










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