とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part04-1

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とある幼馴染の超電磁砲<レールガン>とビリビリver.1


「見つけたわよ!」
「げっ、ビリビリ中学生…」
 ツンツン頭が特徴のとある少年は、ふっ…不幸だ~と心底うんざりした顔をしている様にみえる。
「だ、れ、がビリビリだ!私にはっ、御坂美琴っていう名前があるんだから!」
 いい加減、名前で呼びなさいよゴラァァと叫ぶ少女、対する少年はえーでもお前は、ビリビリだしな…と、うーんと唸って
「やっぱビリビリだわ…」とボソっと呟いた。

「………バチッ」

『何でだぁぁぁーーーーーーーー!』

 バチ!ビリビリビリビリィィィイと電撃の槍が走り、少年を襲う。
あっぶねーじゃねぇかといった具合に、ほぼ条件反射で右手をかざし電撃は打ち消された。

「…ほらな、やっぱりビリビリだ」
「まだ言うかー!」
「ちょっビリビリ、それ当たったら死ぬから!」
 くるりと、少年は来た方向とは逆に反転し猛然と駆け出す。
「ちょっ、こら、待ちなさいよっ!」
 演算途中の電撃は、少年が走り出した事により中断され、不発に終わり。逃げるなぁーと少女は追いかける。


とある少年少女の追いかけっこが始まる。



―――っていう夢を見たんだけどさ


「…その夢、俺も見たぞ」
「えっ!当麻も見たの?」
「ああ、美琴の話を聞いてたら思い出した」
「あ、あのさ…夢の中の私はどんなだったの?」
「なんつーか、俺はビリビリ中学生って呼んでいて、その名の通り常にビリビリ…」
 しかも追い掛けまわされて、そりゃもう大変でしたよと答えた。
「………バチッ」

 あれ?何か今、不穏な音が聞こえた気がする。

「ねぇ?当麻~追いかけっこって…楽しそうだと思わない?」
「そ、そうでせうか?」
「試してみようか」

 バチバチ!

とある幼馴染の追いかけっこが始まった。


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