とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part04-2

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とある幼馴染の超電磁砲<レールガン>とビリビリver.2


「見つけたわよ!」
「げっ、ビリビリ中学生…」
 ツンツン頭が特徴のとある少年は、ふっ…不幸だ~と心底うんざりした顔をしている様にみえる。
「だ、れ、がビリビリだ!私にはっ、御坂美琴っていう名前があるんだから!」
 いい加減、名前で呼びなさいよゴラァァと叫ぶ少女、対する少年はえーでもお前は、ビリビリだしな…と、うーんと唸って
「やっぱビリビリだわ…」とボソっと呟いた。

「………バチッ」

『何でだぁぁぁーーーーーーーー!』

 バチ!ビリビリビリビリィィィイと電撃の槍が走り、少年を襲う。
あっぶねーじゃねぇかといった具合に、ほぼ条件反射で右手をかざし電撃は打ち消された。

「…ほらな、やっぱりビリビリだ」
「まだ言うかー!」
「ちょっビリビリ、それ当たったら死ぬから!」
 くるりと、少年は来た方向とは逆に反転し猛然と駆け出す。
「ちょっ、こら、待ちなさいよっ!」
 演算途中の電撃は、少年が走り出した事により中断され、不発に終わり。逃げるなぁーと少女は追いかける。


とある少年少女の追いかけっこが始まる。



―――っていう夢を見たんだけどな


「その夢、私も見たわよ」
「……美琴も見たのか?」
「うん、当麻の話を聞いてたら思い出した」
「なぁ…夢の中の俺はどんな奴だったんだ?」
「んー…人の事をビリビリって呼んでくるし、やたら逃げ足早いし」
 追いかけるのに苦労したわよとちょっと怒ってみる。

 でも夢の中の当麻よりも

「こっちの当麻が好きかな………って、あ、えっとその…」
「……えっ?」

「「………」」

「ななななっなんでもない!なんでも無いから!そう、い、今のはそういう意味じゃなくて…」
「ど、どういう意味でせう?って美琴…何故走る?!」


とある幼馴染の追いかけっこが始まった。


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