話数 | サブタイトル | 脚本 | 概要・矛盾点・疑問点 |
74話 | バリアン襲来!驚愕のカオス・エクシーズ・チェンジ!! | 吉田 伸 | 冒頭で「ナンバーズが50枚集まった」という衝撃的な事実がさも当たり前のように言われている。(*1)また、遊馬がアストラルが消える事を恐れ皇の鍵を小鳥に預け風魔とデュエルするも、ホープが使えないだけで遊馬が虚脱感を感じてしまっている・・・などWDC編で顕著だった設定のブレの改善が全く見られなかった。しかも、ホープの特異性が特に説明されていないのに、ホープが他のナンバーズとは分離して遊馬の元に行き、それを幸いにと遊馬自身もアストラル不在の状況下でホープの召喚に成功してしまっていたので、アストラルの存在意義を奪ってしまっていた。一期の時点でそのような事が可能であるとは全く明かされていなかった。 |
75話 | 勝利の方程式よ揃え 打ち砕けカオスエクシーズ! | 吉田伸 | 前回、小鳥に鍵を渡し、遊馬とアストラルが一旦離れて行動する流れになったのにも拘らず、鍵を何故か遊馬の下へと小鳥が届ける事になってしまっている。これは小鳥が鍵を運ぶシーンを強引に捻じ込むための流れだったのではないか?と思われる。(*2) |
76話 | よかれと思ってただいま参上! 真月零と申します | 鈴木やすゆき | 何故か新キャラである真月零のデュエルがカットされ、その上ゲストである宮野氏の演技の個性が強く、完全に真月が空気キャラと化していた。デュエルにおいてはホープ以外のナンバーズが登場した事に対して一部では評価が高かったものの、召喚しても効果を使うことすらせずに唯の壁モンスター同然になっていた事も槍玉に挙げられている。最後のシーンで遊馬が『勝てたのは真月のおかげ』などと発言するが、勿論真月が相手のデッキ内容などを遊馬に教えていた様な描写は皆無であり、その理由等ないに等しかった。 |
77話 | デュエルの乱れは校則違反!?出撃!特命風紀コマンダー | 雑破 業 | Ⅱにて初めて雑破業が担当した回。あくまでも「子供向け」作品であるにも拘らず「校則違反をしてもばれないければいい」など遊馬に主人公として教育上相応しくない対応をさせている。デュエルでは校則ルールという訳のわからないものが適用され、妥協召喚するとミニスカになるモンスターまで現れた。またデュエルではガガガガールの攻撃力変動効果に対して永続魔法の効果が発動しないミスがあった。これを始めとして、ガガガ学園の描写を捩じ込んだり・・・とデュエル中にデュエルと絡めたスタッフの妄想描写の挿入が特に酷い回であった。このデュエルでもカオスエクシーズが登場しているが、チェンジした後のモンスターがチェンジ前より攻撃力が上がっただけで効果が弱体化する・・・という何がしたいのか分からないようなモンスターであった。(*3) |
78話 | シャーク激昂!! 捕らわれた妹を救え! | 広田光毅 | Ⅱでの初めてのシャークのデュエルだというのに、妹を人質に取られてまともなデュエルが出来ていなかった。しかも、無理やり遊馬と小鳥をデュエルに介入させたおかげでデュエルのテンポが悪くなっている。 デュエルにおいては、もはやシャーク・ドレイクの正規召喚を諦めた事を示唆するように、相手がエクシーズ素材を用意するという前代未聞の行為をしてしまっていた。 |
79話 | 氷結乱舞!!氷の女王 神代璃緒 | 広田光毅 | デュエル構成のミスがとても目立った回であり、カオスエクシーズが召喚される前に進化前のエクシーズ効果を発動していたら相手側が勝利してしまっていた・・・等2~3個のプレイングミスがなければ璃緒が確実に敗北していた。またゴリ押しの対象となった璃緒の贔屓も凄まじいのでめっちゃ批判されている。 |
80話 | 猛攻タイマンバトル!!遊馬VS不屈の闘士アリト | 雑破業 | 仮にもアリトやギラグはバリアン世界からナンバーズの回収を目的として人間界にやってきたのにも拘らず、制約がある為にマトモに行動する事ができないことが発覚した。デュエルにおいても相変わらず改善点は見受けられず、ガガガマジシャンのレベル変動効果を使ったものの召喚されたのは新エクシーズだった為にバッシングを受けている。 |
81話 | 小鳥がカオスエクシーズ・チェンジ!?波乱のスポーツデュエル大会 | 吉田伸 | 「デュエルしない小鳥は遊戯王ヒロインとして相応しくない」という批判を躱すためか、小鳥に「デュエルをした」というストーリーになっている。しかしデッキを組む描写はおろか、入手した経緯すら描かれなかった為に「小鳥がデュエルした、とは認められない」という意見が大半である。またナンバーズクラブのケンカを止めさせる為とは言え、遊馬が平気で八百長行為を行うといったデュエルを軽視した描写がある。 |
82話 | 孤高のバリアン騎士 銀河眼使いミザエル現る | 雑破業 | 悪名高き雑破脚本。デュエル面でも、相変わらず敵は1ターン目で素材を揃えてエクシーズするだけであり、ランク8狙いというのはIVと被ってしまっていた。そのうえ、敵のデッキが分からないのにエクシーズ素材を使い切ってダメージを与えるカードをアストラルの言葉で「攻撃的」と表現するなど、あまりにも無茶苦茶であり、アストラルの天才設定を持て余している。 |
83話 | 超弩級次元竜!! 銀河眼の時空竜 | 雑破業 | あくまでも貸し与えられたデッキのエースに過ぎない銀河眼の光子竜に対して「因縁」と言う等、脚本の酷さが目立った。敵カードの「効果を無効にする効果」の意味が分かりづらいうえに、演出が非常に長く、しかも何度も何度も繰り返されていた。デュエル内容も適当に打ち合って中断したり、カードの効果範囲をお互いに誤解していながらもドヤ顔をしたり・・・と敵の幹部格とのデュエルとしてはお粗末な内容であった。 |
84話 | 蘇れ!!遊馬VSシャーク復活の決闘 | 雑破業 | 82話で唐突に落ち込み始め、いきなり元気を取り戻す・・・という脚本の技術の低さがうかがわれる回だった。シャークのデッキと関連性の無いランク5のモンスターを登場させたうえに、その効果は単純な連続攻撃であり、全く効果を工夫する様子がなかった。エアロシャークの効果ダメージを先に使用すれば勝っていたというプレイングミスを疑わせるような点も見られる。加えて手札に存在するカードの効果を忘れて絶望し、立ち直りの際にそのカードの効果を思いだして召喚する等成長している描写が全く無い。 |
85話 | 疾風迅雷のカウンターバトル!決意の闘士アリト | 鈴木やすゆき | 1話しか遊馬と絡んでいないのにも拘らず、アリトが遊馬をライバルとして認めており、実行したい展開のために過程をおざなりにするというゼアル脚本特有の粗雑さが冒頭から顕著であった。また今までバリアン世界の為に行動していたとは到底言う事のできないギラグとアリトが、いきなりバリアン世界救済を第一義として行動し出す等、全く整合性がとれていない。 |
86話 | 唸れ!カオス・ナンバーズ 遊馬に向けたファイナルブロー | 鈴木やすゆき | 相変わらずデュエルの大事なシーンで小鳥のカットを逐一挿入している為に、テンポを悪くしているとともに「燃える」(*4)展開を冷めさせている。また懲りずに2体分として扱う下級モンスターを出している。この他にも解決される見込みの無い謎(*5)が増えてしまい、無事回収されるかが不安視される。 |
87話 | ギラグ猛襲!炸裂、秘孔死爆無惚 | 広田光毅 | カイトと明らかに私情で戦っていたミザエルの「私情に捕らわれるな」というブーメラン発言がある。個人描写が今まで一切なされていなかった真月がいつの間にか「ヘタレで臆病」という評価になっていたり、特にする必要のないモンスターの装備化等その崩壊した内容に関しては枚挙に暇がない。真月に関しては、今までに遊馬と仲が良いと示す描写が少なかった(*6)のを誤魔化す為か、「真月を見捨てられない」「真月を守る」といった類の発言を遊馬が連呼しており、今までの積み重ねの無さを86話同様露呈させている。終盤アストラルがスフィアフィールドの影響を受けて倒れ込む描写があったが、この回ではアストラルが真月の二の次のように考えられていたシーンが散見された。 |
88話 | Vの鼓動 超新生ホープレイVV!! | 広田光毅 | 真月を消滅の危機に晒されているアストラルより優先した行為によって、開始早々アストラルがダウンしてしまい、準主人公の座を真月に奪われてしまっていた。(*7)またこの事はアストラルの忠告を散々遮った遊馬に責任があるのだが、とうの本人は自分のせいだと自覚してはいないようで「真月とアストラルを守る!」と発言していた。 |
89話 | 共闘ダークアストラル 影の巨人への挑戦!! | 吉田伸 | アリトを闇討ちしたのが誰なのか?という最大の謎が放置される前回のラストで、遊馬と真月が「今日から君(遊馬)は私(真月)の真の友だ」というあまりにも経過時間や描写・発言等から理解に苦しむ発言をしている。今回のデュエルでは「ホープ以外のナンバーズが正規召喚され、その効果を発動する」という当然のようにすべき事が約80話ぶりに実行され評価自体は良い。 |
90話 | オボミ奪還作戦!?恋スルオイラハ無敵デアリマス | 待田堂子 | (*8)ストーリー自体はありきたりである。(*9)今回のデュエルは、次回予告の時点で「オービタルがカイトに匹敵するデッキを使う」「新しいドラゴンの登場」「魔人オーケストラだ!」とふれ込んでいた為、「フォトン関連カードで強力なカードが出るのか?」「銀河眼をサポートするような新規カードが出るのか?」「アニメでいまだに登場していない魔人エクシーズがいよいよ出るのか(ここでいうエクシーズとは交響魔人マエストロークの事を指す)」という予測が一部の視聴者によってされていたが、アニメ本編で期待に沿うような内容は為されなかった。(*10)また魔人オーケストラと銘打っていたものの、期待されていたエクシーズは出る気配すら見せず、出された他のエクシーズも効果を使用される訳でもなく、ただのアタッカーとしての役割しか果たしていなかった。 |
91話 | シャークvs璃緒 100戦目の喧嘩デュエル!! | 広田光毅 | また萌え豚と化してしまった鉄男に良くも悪くもスポットが当たると思いきや、明らかに神代兄妹のやり取りに重きが置かれていたため、デュエル終盤になるまで喋る機会が訪れなかった。(*11) 今回のデュエルでは、「伏せカードを警戒するプレイング=自分に自信がない証拠、伏せカードを警戒しないで攻撃する=成長した」という理解に苦しむ表現が使われたり、召喚されたエクシーズモンスターが既存のエクシーズモンスターの完全下位互換であった。 |
92話 | 激戦カップルデュエル 「アンナ奴」と俺がタッグ!? | 雑波業 | 今回はⅡにてアンナが初登場した回でもあり、Ⅱにて多少は改善されるのではないか?といった意見も見られたが、結局アンナの思考や行動の愚かさは全く改善されておらず、それどころか登場シーンで学校を破壊&窃盗癖が治っていない…と悪化していた。デュエルに関してはカード演出にかける時間が異常な程長く、モンスター2体から80秒以上もかけてエースであるエクシーズモンスターを召喚された。 |
93話 | 献身的な愛 遊馬に託したラストドロー!! | 雑波業 | ハーフ・アンブレイクのテキストが、アニメオリジナルであることを良い事に、話によって改竄(*12)されていることも明らかになった。話を盛り上げる要となるカオスエクシーズは(*13)何故か弱体化する始末である。 |
94話 | 真月の危機!暗躍者ベクターの襲撃 | 鈴木やすゆき | 真月のデュエルが冒頭で行われたものの、当然のように省略デュエルであった。真月からカードを貰い、それをアストラルに秘密にするように遊馬が忠告される場面もあったが、遊馬は付き合いの短い真月との約束を付き合いの長いアストラルとの友人関係より優先するという行動をとっている。これに対し遊馬は真月にアストラルを守るためだと説得されているが、10話前にて遊馬はアストラルを「守る」為に戦うのではなく、「共闘」してバリアンに立ち向かうと考え方を改めている。デュエルに関してはアストラルが相手の作戦を看破してアドバイスを出し敗北を免れる等、天才設定をある程度活かしていたが、ラストターンにて遊馬が真月から渡されたカードを使い、7500ポイントものオーバーキルを成し遂げた為、いつも通りのワンショットキルエンドとなってしまっていた。 |
95話 | いざ決戦の地へ!皇の鍵の飛行船、発進!! | 待田堂子 | 今回で特に批判の対象となっているのはナンバーズクラブの面々だろう。前回の冒頭で真月が誘拐された時に、遊馬が必死に叫んでいる(*14)後ろで特に悲しむ様子を見せていなかった(*15)事は勿論、そのような反応をとっておきながら、同行理由を「真月君が心配だから」と発言したり、異世界に行く危険性を全く認識していないのかお菓子を持ってきたり、実体化したモンスターの襲われた時に鉄男以外戦う素振りすら見せなかったり(*16)、ベクターの発言によって真月の死が仄めかされた時には、その真月ではなく事実に驚愕して激昂する遊馬の方を心配する(*17)・・・といった有様であった。このような言動や行動に関する不可解な点が目立ったのはナンバーズクラブだけでなく、メインキャラであるシャークやカイト、遊馬といった三勇士においても同じだった。 敵キャラも十分に把握しきれていなかったのか、遊馬に初戦で完全敗北したベクターが終始遊馬を煽り続けたり、シャークとなんら関係性が無い為に常に無反応で立ち続けるドルべ、もはやバリアン世界の存亡などどうでもよく銀河眼しか眼中にないミザエル・・・などであった。 |
96話 | 狂気のベクター 魔境サルガッソの闘い! | 広田光毅 | 某所で大人気(笑)となった回。この人気にスタッフはあやかろうとしたのだろう後にベクター等にネタ台詞を多用させるが結局人気はこの回だけで終わった。肝心のデュエルやシナリオはまったくもってダメダメだがこの点は最後まで反省することはなかった。 |
97話 | 敗北へのカウントダウン!デッキ破壊の恐怖 | 広田光毅 | ものすごく適当なデッキ破壊(笑)にこれまた適当な悪堕ち展開。この回の時点で既に96話の盛り上がり(笑)が大きく失われていたりする。そしてもののついで感のすごい他の二組であった。 |
98話 | 限界突破!!「希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」 | 雑破業 | 無限ループであっさりと過去最高攻撃力を更新してしまうダークゼアル。しかも「敗北確定状況からのカードの書き換えによる超大味な逆転劇」というカードゲームのアニメとして根本的に間違っている展開をやらかす。この96話からこの回にかけてアンチが急増したことは言うまでもない。でも信者はさすが雑破と喜んだ。一瞬のインパクトだけあればいいらしい。 |
*1 WDC編でナンバーズが100枚集まる、というフェイカーの発言と矛盾する。
*2 小鳥の描写シーンにかけていた時間をデュエルにかけろ、といった批判が続出した
*3 チェンジ前:魔法・罠カードの発動と効果を無効にして破壊する チェンジ後:モンスター1体の表示形式を変更する
*4 この表現も些か疑問であるが
*5 「オーバーハンドレッドナンバーズは何故アストラルが回収できないのか?」や「デュエルでやられたら消える、というギラグの発言に反してアリトが生存する」等
*6 せいぜいプールでの戯れ程度
*7 とはいえ真月に準主人公として必要な積み重ねがあった訳では無い
*8 このアバンで真月によって「フェイカーの息子のカイトを知っているか?」という、なぜかカイトの血縁関係を真月が認識しているかのような発言がなされている。
*9 「オービタルがオボミに一目ぼれし、接触を何度も図るうちに、オボミが雇い主である遊馬に虐げられていると勘違い。そしてオボミを救うべく遊馬にデュエルを挑む。」というストーリー
*10 勿論オービタルが使用したカード群はアニメゼアルではお馴染の無個性なカードばかりであり、「新しいドラゴン」というのはありきたりな攻撃力上昇効果しかもっておらず、特殊召喚時に効果の発動するはずのないアチャアチャアーチャーのバーン効果が発動してしまうというプレイングミスもあった
*11 またこの時にドローに賭ける重要性を説くような台詞を喋っていたが、シャイニングドローを常用している遊馬が後ろに控えていた為、白々しさが強調されてしまっていた
*12 効果対象が「フィールド上」か「自分フィールド上」か
*13 進化前:単体除去&ライフ半減→進化後:連続攻撃&戦闘破壊に付随したバーン
*14 とはいえ、真月と遊馬の友情描写の不足は明白であった為、これも白々しさを強調させてしまっていたが
*15 これも、真月と遊馬以外のナンバーズクラブの面々とがとりわけ仲がいいという描写がなされていなかったため、当然といえば当然なのだが・・・
*16 この鉄男の参戦は、おそらく璃緒と同じ場所に立たせるために止む終えず脚本家が登場させただけのようで、実際他のメンバーが攻撃名を叫びながら戦っている中で、鉄男もちゃんとした攻撃名を持っていながらも喋っていなかった
*17 当然のように安全圏である飛行船の中からの発言である