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2009年12月14日 締 切 新聞論評 学籍番号1914083 氏名 須賀亮治
1.新聞情報:
2.要約:
鳩山由紀夫首相が2010年度の新規国債発行額を44兆円以下に抑えるという従来の方針を見直す考えを示した。そのため、財政規律への不安が反映されやすいとされる長期・超長期債の金利が上昇、長短金利差が拡大している。(100文字)
3.論評:
鳩山首相が44兆円以下の新規国債発行額を「上限」から「努力目標」に後退させた。10日には藤井裕久財務相が「(44兆円以下は)私は必ず守る」と発言したが、どう決着するのかが見通しにくく、長期金利に上昇圧力が高まる形となった。そのため、長期保有のリスクを意識して、超長期債の主要な投資家である生命保険会社などが買いを控えている状況だ。これからも財政規律への不安が反映されやすいとされる長期・超長期債の金利が上昇しつづけ、長短金利差はさらに拡大していくとみられている。
私は国債の発行に44兆円以下などという上限を設ける必要などないと考える。鳩山首相はムダを省くことばかりに専念しているが、それには限界というものがある。ムダを省くことに専念しているうちに景気は刻一刻と悪化していくのだ。今必要なのはムダを省くことでも「友愛」でもなく、効果的な景気対策ではないだろうか。そのためには国債の大量発行もやむを得ないのだ。今こそ鳩山首相は決断を下す時である。(417文字)
4.コメント
2009年12月14日 締 切 新聞論評 学籍番号1914083 氏名 須賀亮治
1.新聞情報:
- 見出し:「国債44兆円超」を警戒、長期金利上昇、長短金利差が拡大。
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2009年12月13日
- 面数:5面
2.要約:
鳩山由紀夫首相が2010年度の新規国債発行額を44兆円以下に抑えるという従来の方針を見直す考えを示した。そのため、財政規律への不安が反映されやすいとされる長期・超長期債の金利が上昇、長短金利差が拡大している。(100文字)
3.論評:
鳩山首相が44兆円以下の新規国債発行額を「上限」から「努力目標」に後退させた。10日には藤井裕久財務相が「(44兆円以下は)私は必ず守る」と発言したが、どう決着するのかが見通しにくく、長期金利に上昇圧力が高まる形となった。そのため、長期保有のリスクを意識して、超長期債の主要な投資家である生命保険会社などが買いを控えている状況だ。これからも財政規律への不安が反映されやすいとされる長期・超長期債の金利が上昇しつづけ、長短金利差はさらに拡大していくとみられている。
私は国債の発行に44兆円以下などという上限を設ける必要などないと考える。鳩山首相はムダを省くことばかりに専念しているが、それには限界というものがある。ムダを省くことに専念しているうちに景気は刻一刻と悪化していくのだ。今必要なのはムダを省くことでも「友愛」でもなく、効果的な景気対策ではないだろうか。そのためには国債の大量発行もやむを得ないのだ。今こそ鳩山首相は決断を下す時である。(417文字)
4.コメント