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2009年12月14日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
2.要約
石油資源開発がマレーシア企業と共同でイラクの油田の落札に成功した。油田は日本企業が参画する油田としては最大規模になる見通しだが、イラクでは戦争による治安リスクが残る。事業の進め方が課題なりそうだ。(98字)
3.論評
マレーシアの国営石油企業のペトロナスと共同で2010年にも設備を着工する予定。権益自体は確保できないが、開発・生産のコストを原油で受け取ることができる。
石油の権益は他国に奪われる前になるべく早く確保が良いと思われるが、場所がイラクということで、治安に大きなリスクが残る。イラク戦争後の混乱でテロなどが多発している同国でどれだけスムーズに事業展開ができるかがカギとなるだろう。また、来年には総選挙も予定されているため、政権の枠組みが変われば外資との契約内容が変更される可能性もある。混乱の残るイラクで油田の運営が順調にいけば、今後危険な場所で権益確保する場合のモデルケースとなるだろう。
日本政府は輸入する原油のうち日本企業が権益をもつ比率を40%に高める必要があるとしているが、現在は18%止まりとなっている。イラクでは未開発の油田が多数あり、圧倒的な力を持つ欧米の石油企業や中国企業との争いに勝って行かなければならない。(410字)
4.コメント
2009年12月14日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
- 見出し:資源確保イラクに足場
- 発行日:2009年12月14日
- 新聞社:日本経済新聞、朝刊
- 面数:7面
2.要約
石油資源開発がマレーシア企業と共同でイラクの油田の落札に成功した。油田は日本企業が参画する油田としては最大規模になる見通しだが、イラクでは戦争による治安リスクが残る。事業の進め方が課題なりそうだ。(98字)
3.論評
マレーシアの国営石油企業のペトロナスと共同で2010年にも設備を着工する予定。権益自体は確保できないが、開発・生産のコストを原油で受け取ることができる。
石油の権益は他国に奪われる前になるべく早く確保が良いと思われるが、場所がイラクということで、治安に大きなリスクが残る。イラク戦争後の混乱でテロなどが多発している同国でどれだけスムーズに事業展開ができるかがカギとなるだろう。また、来年には総選挙も予定されているため、政権の枠組みが変われば外資との契約内容が変更される可能性もある。混乱の残るイラクで油田の運営が順調にいけば、今後危険な場所で権益確保する場合のモデルケースとなるだろう。
日本政府は輸入する原油のうち日本企業が権益をもつ比率を40%に高める必要があるとしているが、現在は18%止まりとなっている。イラクでは未開発の油田が多数あり、圧倒的な力を持つ欧米の石油企業や中国企業との争いに勝って行かなければならない。(410字)
4.コメント