論評「オンキヨー、高音質アンプ2センチ角、テレビや車載ステレオ向け。」 - 久保ゼミ @wiki

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2009年10月05日　締　切　新聞論評　学籍番号1914074 氏名 中村信也

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1.新聞情報

• 見出し:オンキヨー、高音質アンプ2センチ角、テレビや車載ステレオ向け。
• 発行日:2009年10月7日
• 新聞社:日経産業新聞（朝刊）
• 面数:1面

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2.要約
　オンキヨーは高級オーディオに近い音質を保ちながら大きさが2センチ角の小型アンプを開発した。低電圧化しても出力が確保できる。従来のオーディオ機器など既存のスピーカーの音質向上が期待できる。（93文字）

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3.論評
　オンキヨーは高級オーディオに近い音質を保ちながら、大きさがほぼ2センチ角の小型アンプを開発した。電気抵抗の小さいスピーカーと組み合わせて低い電圧でも動作するように設計し、部品の点数削減や小型化につなげた。薄型テレビや車載ステレオなどの用途を開拓、2011年の実用化を目指す。開発したのは、音声信号をデジタル方式で増幅するデジタルアンプで、大きさは横2.5センチ、縦2センチ、厚さは約1ミリとなっている。
　従来のデジタルアンプでは、高周波数帯の信号に外部のノイズが加わりやすく、それを地理のぞくためのコイルが必要となる。それと比べて、新開発のアンプはスピーカーと直結させてケーブルから外部のノイズが混入しにくいようにし、除去用のコイルをなくした。また、スピーカーの抵抗値が低く、小さな電流でも動作するため、アンプ側を低電圧化しても一定の出力を確保できるようだ。電圧を下げた結果、電源回路に使うコンデンサーや抵抗などの電子部品に、携帯電話向けの小型部品を流用できるようになった。また、電子部品に発生する熱を逃がすためのスペースも不要となった。
　電圧を下げることによって、消費電力の削減ができ、その上、小型化されたアンプは素晴らしいと感じる。この技術を使えば、出力が低いままで、薄型テレビなど既存のスピーカーの音質向上が期待できる。また、ギター用の手にのる程度の小型アンプ（2w程度）は、家庭でも使えるであろう、15wや20wのアンプと比べ、音質があまり良くない。悪く言えばチープであり、ディストーションなどの歪みの音も、ノッペリといった平らな印象を受ける。この技術を使えば、小型アンプのようなワット数が低いもので、クリーンな音や歪みの音を綺麗に出すことができるだろう。スタジオなどの大型アンプの音質は無理でも、小型でありながら、もう1ランク上の音質を目指すことができるはずだ。（774文字）

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