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角度
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匿名ユーザー
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角度 04/04/27
円錐があるとする。
底からしか見ない者はただの円としか思えないし、真横からしか見ない人は三角と思うだろう。この場合斜めから見てようやく円錐であることが理解出来る。物事を一面的にしか見ない者は全体像を捉えることが出来ない。
ショートケーキを想像して貰おう。あの切り分けられた形は上か底から見れば三角形であり、真横から見ると長方形であり、尻から見ると正方形か或いは正方形に近い長方形だ。斜めから見てようやく三角柱であることが理解出来るようになっている。
また、斜めから見たくとも見れない状況にあるとする。その場合は、そこから伸びている影を元に全体像を推測するべきである。その影を伸ばしている光源の位置も無関係ではない。
斜めから見る事が出来ず、影も伸びておらず、ただ一面だけが見えている場合は、過去の経験と知識を元に類推するしかないわけだが、経験と知識がなければ結局その一面しか見えない馬鹿に成り果てる。
人は「見たい事だけを見たいように見る」という共通した抜き難い欠点を備えているもので、しかしそのままに甘んじていては馬鹿のままであるから、様々な角度から見る必要があるのだ。
影も見ず斜めからも見ずに「これは漆喰だろう」と考える馬鹿は苺のショートケーキを喰い損ねるわけで、またそれをただの漆喰と考えたい者は、影が見えても斜めから見えても「巧妙なトリックアートだ」と言い張るわけであり、相手にするのは時間の無駄である。
どこから見ますか。どこから見ましたか。影は見えましたか。影の光源はどこですか。その光源は誰が支えていますか。おおよその全体像が見えましたか。それを蓄積すれば次に活かせることでしょう。
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