テスト中

修理

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可

修理 04/08/31

  電化製品の修理代は何故高いのか。新品を買った方が安いではないか。 

  修理代が高いのではなくて新品が安過ぎるだけであり、つまりそれは疑問が間違えているのだ。大量生産が可能になり単価が下がり、機械化が進むと人件費は抑えられる。その為の投資額が小さいわけではないが、小さくないが故に全力で稼動させたくなるのは人情であり、そして大量に生産されると単価が下がる。その工場さえも人件費の安い国で設立していれば、新品を製造する為の費用が随分安くなる。

  一方壊れた製品を修理に出す場合、まず部品の調達費用が大量でないから格段に跳ね上がる。そして修理する技術に対する費用つまり修理人の人件費が嵩む。しかしこれは嵩むのではなく、正確にはその修理する国の人件費の相場が反映されているのであって、これを基準に考えなければならない。すると新品の価格はその価値と相場に比して著しく安いことが導かれる。

  修理代が高過ぎるのではなくて新品が安過ぎるだけなのだ。当然安いに越したことはないが、その安さを基準にするから無用な不満が噴き出す。心得ておくべきは基準を何処に置くかであって、欲とは尽きないものだからこそ、崩れない姿勢を保つ為には何が大切であるかを常に考え続けることが己を律する精神を生む。

  修理代が高いと文句を言うならば、その製品が製造された国で修理に出してみたまえ。修理代だけならば新品の価格に相応した納得ゆく値段になるだろう。
 
TOTAL ACCESS: -  Today: -  Yesterday: -
LAST UPDATED 2025-11-08 12:49:48 (Sat)
 
ウィキ募集バナー