テスト中

受話器

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可


受話器 04/06/17

  高性能の集音機能が付いているハンズフリーの電話は既に出回っているのだから、それにぬいぐるみを被せた電話なりを出せば少し面白いのではないかと思ったりする。

  昔のことだが、今でもあるだろうがUFOキャッチャーでスピーカを内臓したウルトラマン人形があった。音量の調節は出力する側だけで可能だったが、あのような形で集音機を加えれば電話として機能する筈だ。違うか。人形に釦をつける必要はなくて、あくまでハンズフリーコードの発展形のものと考えればよい。

  例えばぬいぐるみ仕様ならばぬいぐるみに話しかけるように電話をする。人形仕様ならば人形に話しかけるように電話をする。そんなもの欲しくもないしどうも危険な姿が想像されるわけだが、単純に売れるかどうかで考えた場合、それなりの需要が見込めると思うのだ。

  また複数の子機を持つ電話の場合、ひとつだけををぬいくるみ仕様にすれば突き上げ需要も期待出来る。

  さて、言い出しではあるが俺はいらんしと言いたいところを堪えて、無理矢理に欲しい際物受話器を考えると、あれかね、例えばダースベイダーの生首型電話か受話器でベルの音は呼吸音とか、バットマンの仮面型でバットダンスのベルが流れながら壁にバットサインが浮かぶとか、権利の関係で無理にしても、ある程度工作に強ければ自分で作れなくもない気がする。

  単純に髑髏の形で眼窩に赤電球を仕込んでおいて受話器の向こうの声に反応して点滅したり、下顎をかちかち動かしたりする程度のものなら誰に遠慮することもなく作れると思うのだ。この場合のベルは髑髏の笑い声、釦は歯の一本一本を利用する。子機として通常の形をした受話器を配し、部屋の少し離れたところで眼を赤く光らせて歯をかちかち言わせている髑髏と会話している気分で電話をするというのはやっぱり趣味が悪いだろうか。

  やがては画面に相手の姿が見えるのが当然となり、その先には立体投影像を相手に通信する時代が来るのだから、所詮は一発花火の徒花としても予め徒花と承知した上で上手く咲かせることが出来たならば、誇るに足る玩具だと思うのだ。
 
TOTAL ACCESS: -  Today: -  Yesterday: -
LAST UPDATED 2025-11-08 03:42:30 (Sat)
 
ウィキ募集バナー