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ぺん
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ぺん 03/12/21
シャチハタの判子、大変優れた代物であるが、認印としてはまだ使えない。しかしその性能は格別の賞賛に値する。朱肉を必要としない浸出式の、直ぐに乾く印鑑の重宝さは言葉に尽くせない。
そこで思ったのだが、あれ、ペンにしたらどうか。似たような立場にサインペンがあるが、サインペンの先とは硬く、また柔らかい物は単純に使い過ぎて崩れているだけだ。つまり、毛筆の如く、万年筆の如く、止め跳ねを自在に表現出来る柔らかいペン先を持った筆記具だ。
この場合、詰替用のインクは消耗品として安定した消費が期待出来る。また、ペン先も柔軟であるならばいつまでも使えるわけではないだろうから程よいところで取り替えるとしてこれも安定した売上となるだろう。
シャチハタの印鑑にの技術をもってすれば開発の名も必要ないくらい簡単に作れるだろう。そして本体を木で作った漆塗りにするにりして選択肢を拡げることで収集家の心をも掴む。
そもそもボールペン字の味気なさはどうだ。油性のあの書いているうちにインクが塊になって思わず軸を回転させつつ余白に擦り付けてしまう本能に空しさを感じないか。水性ボールへペンのあの乾きが遅くて折角書いた文章がノイズになった時の悲しさを忘れたことはないか。
万年筆の如くペン先が柔軟で、毛筆のような字を書くことが出来、インクの乾きは抜群の、そういうペンが欲しくはないか。漢字は元々筆による書で最も映える字として発達してきた。縦横止め跳ね払いに点、これらを自在に表現出来る優れたペンが、ないか?
いや、思い出したぞ。「筆ペン」なる存在を。筆ペンには二種類あるのだ。文字通り筆の如く毛に見える合成繊維質を束ねた正統派を気取っている筆ペンと、そう、穂先がぐにぐにの妙に薄い墨しか出ない上に形が頑固に記憶されているから跳ねようとしても穂先が「ぷりん」と回り込みやがる似非筆ペン、あいつはあいつで許せん。
違うのだ。穂先を万年筆の形に、そして直ぐに乾く漆黒の墨、乾燥しないキャップ、持ち易い適度な太さの軸、間違ってもインクがだばだば垂れてこないような絶対的な機構、つまりは素人でもまま見ることの出来る字を簡単に書けるペンを、どこか売り出せ。
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