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電子暦
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匿名ユーザー
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電子暦 05/03/29
時計とは針が動く奴と数字の浮かぶ電子式の奴との二種類に分類される。
中には「数字を書いたプレートが一分毎に一枚づつ捲れる」という分類に窮する奴もあるが、時間さえ判明すれば問題はない。
しかし身の廻りに時計機能を持つ電子機器が氾濫している時代を考えると、時計の存在は相対的に低くなる。夕方だか朝だが迷うような薄暗い時間帯を除いて心底時計が必要になる状況は稀である。仮に時計がなくても「今何時ですか」と誰かに聞くことはよくあることだから恥ではない。
問題なのは「ええと、すいません、その・・・今年は何年でしたっけ?」と聞く状況だ。何かの書類を書く場合に西暦が判っていても元号で攻められると焦る。その後何月かは理解していても「ええと・・・今日は何日?」これも困る。
銀行や郵便局、その他役所などでは書類を書く台に今日は何月何日という表示があったりするが、それは積木のような賽子のような物体で始業前に一番下っ端が手動で設定して廻るのだろうと思う。
そこで思ったのだが、電子表示の時計が当然のように出廻っているのだから、電子表示の自動カレンダーが出廻ってもよいじゃないか。それならば腕時計の文字盤のように大の月小の月閏月で混乱することもなく放っておいても正しい月日を表示してくれる。西暦も簡単だろう。何より毎日手で更新しているカレンダーよりも電子表示ならば格段に信用出来る気がする。
一度売ってしまえば故障するまで二度と買って貰えないが、電池メーカーはこの製品に協力的な姿勢を見せるだろうし、毎日日付を手で変更する手間を省くことの出来る側にとっては多少の出費であろうとも年に一度の電池交換で済むならば検討してくれるかもしれない。それに元号が変わったからまた売れるじゃないかという不謹慎な考え方は危険なので思っていても口には出さないほうが賢明だ。
そういうわけで手間いらずの電子表示カレンダーが大々的に売り出されたならば、どこかで見たことがあるような気もするが、ある程度の需要は見込めると考えてここに記す。
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