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果菜

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果菜 04/01/07

  甘い物より辛い物が好きだからと言って、甘い物全てを排斥しつつ辛い物全てを受容するわけではない。

  格好つけても始まらない。許せないのは西瓜に塩を振り掛ける奴で、弁解はこうくる。「西瓜の甘味をより引き出す為に」何故そのままではいけないのか。水分が多過ぎる故に塩を振り掛けると歯応えが増すよう錯覚するが、実際に歯応えが違ってくる程の量であれば尿が濃くなるよ。違うのだ。西瓜は西瓜そのままを味わえと言いたいのだ。甘味を引き出す為に塩云々、「卵焼きに塩」は塩味を付けるためにではなく卵の甘味を引き出す為云々、そのままの味を判らん奴の言訳しにか聞こえないじゃないか。

  あのな、それならすっきりした味の羊羹に塩ぶっかけて喰ってみろぼけ。延髄あたりが凍りつくところを体感出来るぞ。

  そもそも野菜と果物の定義について昔から疑問であった。以前調べた時は、果物が「汁が多く甘い実」のようなことを書いてあったのだが、よく判らないままだった。個人的には果物とは「多年草に成る甘い実」と考えていたが、西瓜と苺を野菜ではなく果物とする一般的な風潮に格別の異義がないのでこれは苦しい。一年草は全て野菜と考えてしまうとメロンまでもが野菜の範疇に入れられてしまう。「甘い」を必須条件とするならばトマトや越冬人参も果物になってしまうし、苺やレモンは甘くない。「果実」の字のままと解釈すれば、種を貪る玉蜀黍の立場がない。そもそもレモンの扱われ方はどう見ても野菜そのものではないか。

  つまり野菜と果物の境目をどう判断すべきかと悩んだ末に、漬物が基準にならないだろうかと考えた。漬物に使う物が野菜で使わない物が果物、これでどうなるか。「西瓜の皮の白いところを漬ける」はい、西瓜は野菜ね。苺どうする?砂糖まみれにして喰う場合があるが、塩漬にしたしおしおしわしわしなしなの苺が立派に通用するなら苺は野菜と認定する。

  そもそも落花生は野菜でないことは確実としても、あの渇き具合を果物と認めるには複雑なものがある。落花生、胡桃、カシューナッツ、アーモンド、ピスタチオ、貴様等は果物ではなく正直に「種物」とでも名乗るがよい。

 
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