ナユエ

種族:人間族

登場作品:百千の定にかわたれし剋



解説

ディスナフロディ神権国トキヤ武将国に仕える男。
出身はトキヤ=レトル
貴族にあたる身分を持つが幼少の頃より稼業を仕込まれた為、若くして忍の能力や暗殺能力に長けており、高い戦闘能力を持つ。
トキヤでも有数の名家であるルイリの一族に仕えており、ルイリにとっては祖国を出奔するまでに戦い方などを教わった師にあたる。
後継者を失った主家を立て直す為、祖国を離れていたルイリを連れ戻して次期当主にしようとミケルティ王国を訪れた。
なお後継者の不在は飢饉を理由に発生した民衆の反乱によりルイリの父親と長兄が死亡し、その後に発生した後継者争いによって他の兄弟も死亡したか戦えぬ身体となった事による。
御家断絶となりかねない危機である為、庶子とはいえ当主の血を引き、戦団を率いる資格を持つルイリを連れ戻そうとしている。
あくまで本家に仕えているので昔はルイリを敬う気持ちは全く無かったが、兄弟の中で一番才覚があると評価はしていた模様。
ルイリの性格も熟知しており、親兄弟への情では無く、彼も知る自身の縁戚の姉妹も戦場に出るという話や民衆にも多くの犠牲が出る可能性を語るなど、
彼の性格上無視し難い話をあげて説得を行っている。
しかし悩んだ末にルイリは祖国には戻らず、マルク達と共にミケルティ王国を救う道を選択、交渉が決裂した事で力尽くで連れ戻そうとするも、マルク達の妨害もあって失敗に終わった。
戦闘後も説得を試みる辺り、ルイリを連れ戻す事を完全には諦めていない様子だが少なくとも現状では無理と判断したのか彼等の前から姿を消した。
その後はトキヤ武将国に戻り、生き残ったルイリの兄弟の誰かに仕えたと思われるが詳細は不明。


雑感・考察

ルイリの説得時に語られた、「間者として育てられる予定だったが、戦場に出る事になった幼い姉妹」はおそらく神採りに登場したユエラとその姉だと思われる。
ちなみに神採りでは二人共間者として育成されている。
また彼がユイドラの有用性を伝えた事が神採りのユエラルートでディスナフロディ神権国の侵攻が起きた原因の一つでもあると思われる。
(ただし神採りで侵攻が起きた直接の理由はその時代でも発生した飢饉であり、クレドリアムスの暗躍などもあったのでナユエだけのせいという訳では無い)


  • ファンサならもっとユエラに近しいキャラにすりゃいいのにとも思うが、そうするとユエラ達を見捨てた感が強くなってルイリの選択に納得し辛くなるのかな? - 名無しさん (2024-10-10 21:43:34)
  • ルイリの扱いが悪かったし、戻っても政略結婚でできた子どもが育つまでの当主代理扱いだろうし、どの道ユエラ達をどうこうできる立場にはいなかったと思う。 - 名無しさん (2024-10-11 05:05:17)

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最終更新:2024年10月11日 01:10
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