マルク
登場作品:百千の定にかわたれし剋
解説
生まれ育った
コテエリルを拠点とする
料師の青年。
元々は工芸品や調度品を作る職人を目指していたが、手先がどうにも不器用であった為、職人が必要とする素材の調達を行う
料師となった。
採取より狩猟を得意とし、自然の中を駆ける機会も多い事から体力があり、魔物との戦闘も率先して行う勇敢さを持つ。
幼少の頃より身寄りのない自分を温かく迎え入れ、生きていける様に職を紹介してくれた街の皆には感謝しており、受けた恩は絶対に返す事を揺るぎない信条としている。
同じ師匠から
料師の技術を学んだ弟弟子である
ルイリには相棒として全幅の信頼を置いており、家族同然での関係性を築いている。
コテエリルが騎士団による理不尽な徴収を受けた事をきっかけとして
ミケルティ王国の現状に疑問を抱き、民衆の苦しい生活を改善しようと決意し、
ルイリと共に行動を開始した。
当初は平民の立場から各街で情報収集をしたり、ならず者や魔物の討伐など自分達にできる範囲で各街の民衆を助ける行動をするに留まっていたが、
解決した問題の一部は
ミケルティ王国の衰退を狙う
ミレイアの策略によるものもあり、意図せず
ネリィール王国の思惑を妨害する成果もあげている。
その活動の中で次第に協力してくれる仲間を増やし、
ルードルフや
ルクレツィアといった有力貴族にも存在を知られるようになり、
仲間の一人である
ロランとの繋がりから王太子である
セドリックからも協力を打診されるに至り、これを受け入れる事となった。
ミケルティ王国の現状を知り、本格的に動く事を決意した後は
ルードルフが提唱する、主要都市が都市国家として独立し連合を組むという構想の実現に協力する事となり、
国を立て直すには民衆の手で新たな国を立ち上げるしか無いと判断した
セドリックと共に主要都市を治める貴族達を説得し、後に
深紅衣の動乱と呼ばれる革命を起こした。
蜂起した民衆と共に攻め入った
首都サンタリアでは
国王トキーグの捕縛を
セドリックから託され、王朝内での戦いで全ての黒幕と言える
ミレイアを撃退し、
トキーグの捕縛も成し遂げた。
その後は
ネリィール王国の侵攻を止める為に国境を超えて
デリメスの魔宮に侵入、立ち塞がる
ミレイアや
神格者ガリオ、そして
魔導兵器と融合を果たした
セテアを倒して目的を果たした。
深紅衣の動乱後は
コテエリルに戻り、
ルイリと共に
料師としての生活に戻っている。
雑感・考察
光ルートのもう一方でもほぼ同じ立ち位置。
闇ルートでは内乱を起こそうとする
セドリックも民衆を苦しめる事には変わらないと判断、彼等と敵対する結末となる。
最終的に
セテアか
ミレイアと近しい関係となり、彼女達に協力する暗殺者的な立場となる。
作中で描写されている能力や闇ルートでの最終的な立場からすると
料師よりも暗殺者に適正がある様な気がしないでもない。
ルート分岐フラグの仕様上、ほぼ全てを光寄りに進めた場合でも一手外すだけで闇ルートに入る為、進め方によってはいきなり人格が変わったかの様な行動をする様にも見えてしまう。
実際には数度に渡る
ミレイアの
ヴァスタール布教に影響を受けた上で
ヴァスタールの指輪による精神干渉を受けた結果、闇堕ちしたと解釈するべきだとは思われる。
フラグ上、闇ルートの方に入りやすい事と共通ルート内では闇側に傾いていくテキスト差分がほぼ無いのが違和感を覚えやすい原因か。
最終更新:2025年06月17日 09:25