オセ
登場作品:百千の定にかわたれし剋
解説
ソロモン七十二柱の一柱である魔神。
序列は五十七で、
ソロモン王からは偽冠総裁の称号を与えられた。
能力は制約の無い変身と偽装の付与であり、外見のみならず強さや存在感をも変化させる。
その能力から
獣人族に似た外見をしていながら異種族が珍しい
サンタリアの街中を誰にも認識されずに歩き回る事も可能。
人に試練を与え、それを乗り越えた者に冠位を与える事を役割としているが、
偽冠能力とも呼ばれるその力はさほど強くは無く、精々周囲の者達からちょっとした尊敬を向けられる程度のもの。
試練を乗り越えた初代ミケルティ王は与えられた力を上手く利用して国を興しており、王家には王者の試練を乗り越えたという形で伝承も残されている。
しかし因果を歪めるその力には副作用もあり、力を得た者の血筋は厄災に見舞われるとされる。
ネガティブな思考に陥りがちな性格であり、
ソロモン王からも戦いには向かない性格と評価されたらしい。
戦闘能力に関する自己評価も低いが、それは同僚である
ソロモン魔神の上位勢と比較しての話であり、ただの人間から見れば十分強大な力を有している。
サンタリアの街を訪れていた時に偶然
マルク達と遭遇し、強さや存在感に違和感を覚えた彼等の追跡を受けて
碧王の迷宮で相対、
その正体や目的、
ミケルティ王国にとって厄災となるかを知ろうとする
マルク達に対して迷宮の突破と自身との戦闘という試練を課した。
マルク達との戦いでは全身に黒い力を纏わせた禍々しい獣の姿となり、性格も普段とは異なって堂々としたものに変化させ、強大な力を示した。
戦闘後は試練を乗り越えた
マルク達に対し、疑問に答える形で自身の能力やその副作用、行動などについて語っており、
ミケルティ王国が現在直面している問題には直接関係は無く、邪悪な存在でも無いと
マルク達は判断した模様。
マルク達には自分が誰かに必要とされる事や試練を乗り越え力を与えた者がどういう道を歩むのかを観測するのが好きだと語っており、
碧王の迷宮を出て
サンタリアを訪れていたのもかつて試練を乗り越えた初代ミケルティ王が興した国のその後を見ようとした為。
特に力を与えられた事で因果を歪められても誘惑や悪意に負けず、望む未来を掴み取る者を見てみたいと考えている様子。
一方で自分が与える偽冠能力に対して過剰に期待されたり、試練で死人が出る事は望んでおらず、
幾つか条件はあるが、例えば
マルク達の様にどうしても成し遂げたい何かがある者でないと試練を受けられない様に制限をかけてはいる。
対話を終えた後は待ち人を探す為に一旦この地を離れるが、
ミケルティ王国や
マルク達の行く末は見届けると伝えて姿を消した。
なお偽冠能力に関しては
マルク達が拒否した為授けてはいない。
言葉を交わした
マルクからは口下手なのに人と関わる事が好きな、寂しがり屋の
魔神と評されている。
雑感・考察
EXダンジョンに登場するキャラの為、クリアするだけなら戦う必要は無い。
最終更新:2024年10月29日 15:01