バトルロワイアル - Invented Hell - @ ウィキ

後悔先に立たず

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kyogokurowa

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梔子はレインと静雄に語った。
μが作り上げた電脳世界のこと、彼女にとって自分たち楽士がどのような存在か、帰宅部である彩声と楽士がどのような関係か。

「...信じられませんね」

梔子から齎された情報を聞き終えたレインは思わずつぶやいた。

「...確かに荒唐無稽かもしれない。しかし、これが私の知りうる限りの情報だ。真実であると示せるものはないが...」
「いえ。貴女の言葉に嘘はないでしょう。ここでそんな嘘を吐く意味がわかりませんし、なにより実際にμはここにいて、放送で流されたように『歌』を特色としているのですから疑う余地はありませんよ」

レインの言葉に梔子と静雄は共に首を傾げる。
レインは梔子の情報を否定せず、既に理解し受け入れてもいる。
ならばなにが信じられないというのだ、と。

「梔子さん。μが集めていた、楽士に選ばれなかった人間は何人ほどいましたか?」
「すまないがわからない。私も全員を把握している訳じゃないし、数が多すぎる」
「そうですよね。貴女たち楽士と帰宅部だけならばまだしもμが呼び込んだ人間全ては数えられない―――、一つの町にいても違和感のないほどの人数を集めているんですからね。
そんな数の人間が意識を失い昏倒なんてしようものなら、世間は放ってはおかないはずですよ。ですが私はそんな情報を知りません。平和島さんはどうですか?」
「いや、俺はあんまり熱心にニュースとかは見ねえから...」
「...とにかく、それだけ大規模な事件が起きていて、私がμも昏倒事件も知らないのは信じられないんです」

レインは常に数多の情報を仕入れ吟味している。
自分に不要だと思った情報の断捨離はするものの、μの件のような大規模な事件の存在を知らないのはどう考えてもあり得ない。
故に、自分の認識と梔子の情報の齟齬が全くかみ合っていないことが信じられなかった。

「それなら心当たりがある。煉獄さんが気づいたことなんだが、彼は大正の生まれで、私たちは平成の生まれ。つまり生きた時代が異なっていることになる。
それに倣って、私と天本彩声の間にも当てはめると、私は彼女に負けた後で、彼女はウィキッドに捕らえられた後で呼び出された。
つまり呼び出す時間を少しでもズラせば認識の齟齬が生まれるんだ」
「なるほど。私の場合はμの事件が起きる前に連れてこられたとしたら辻褄は合いますね。また新たな疑問は湧いてきましたが」
「え?」
「梔子さん。彩声さんたち帰宅部はいざ帰れるかもとなった状況において別行動をとったりしていましたか?」
「いや、確か全員揃っていたはずだが」
「やはりですか」

レインは顎に手を当てながら考える。
煉獄の遺した考え方は一見すると正しいように思える。
だがそれは共通の知人がおらず、且つ時代が違うと明確にわかる場合だ。
彩声がウィキッドとやらに捕らえられていた時に呼ばれたのなら、梔子が帰宅部に敗北したその瞬間に彩声がいるのはあり得ない。
彩声がこのバトルロワイアルの為に確保されていたならば彼女は梔子に勝利する場面に居合わせることはできない。
いたのならば、それは彩声が二人いることになってしまう。
梔子が嘘を吐いていないとするならばどうしても辻褄が合わない。
レインは眉間にシワを寄せつつ考え込む。

「なあレインちゃん。何を悩んでるのか話しちゃくれねーか?」

そこに、今まで沈黙していた静雄が口を開く。
静雄はレインほどには頭脳明晰ではないし、そもそも頭脳労働が得意ではない。それは自覚している。
それでも仲間が悩んでいるのを黙って見ていられるほど割り切れる性分でもなかった。
力になれるとは思わないが、力になってやりたいとは思う。
そんな善意からの申し出だった。

「...そうですね」

レインは一瞬間を空けた後、静雄に従い今の疑念を話すことにした。
ダーウィンズゲーム内という共通に慣れ親しんだ催しの中でのクランならまだしも、今は全く背景の異なる者たちでの即興クラン。
情報も、己の能力も一人で完結させていては信頼関係など生まれるはずもない。
分野じゃないからといって共有を怠れば思わぬところから綻びが生まれるのは世の常である。

(私としたことが、少し焦っていたみたいですね)

シュカや煉獄といった強者たち、そして目の前で彩声が脱落したことで焦っていたのだろうか。
効率を重視しようと自然と頭脳担当である自分一人で結論を急いでしまっていた。

(情報戦は常に焦らない者が優位に立てる。こんな初歩的なことで躓きかけるとは...まだまだ私も未熟ですね)

「私が疑問を抱いているのは、梔子さんに勝利した天本さんとこの会場に呼び出された天本さんですよ」

レインは先の疑問を静雄と梔子に提示した。
梔子が言うように、仮に時間軸が異なるのだとしても、彩声が二人いることになる矛盾点について。
まあ答えは出ないだろうと、多少高を括っていたレインだが―――

「そんなもん、身代わりたてりゃあいいんじゃねえのか?」

静雄の何気なく放ったその意見。
それが思いもよらぬ解答を齎すことになる。


静雄は田中トムの下で借金の取り立てをしている。
その中で他者を身代わりに雲隠れをしようとする輩は少なくない。
そんな経験から出た、身代わりを立てればいい、という過程を無視した結論のみの解答。

「いえ流石にそれは...」

無理というものだ。
梔子だけならばいざしらず、他の帰宅部面子を欺いて彩声にそっくりな影武者を用意して違和感なく溶け込ませるなど現実的じゃなさすぎる。
そう否定しようとして―――思いとどまる。

(本当に不可能ではないでしょうか?)

μは己の作った電脳空間であれば人の願望を叶え姿を変えることが出来る。
ならば、影武者として置かれた誰かが『天本彩声になりたい』と強く願えば姿形から記憶まで完全に成り切れるのではないか?

そしてその答えに辿り着くと同時に―――レインの脳髄は更なる解を求め始める。
解析屋としての職能が、数多の情報から取捨選択を最速最適に執り行う。

(いえ、そもそもμはバーチャドール。現実では本物の肉体を維持することはできない。つまりここが現実ならばμがいること自体が在りえない!)

いま自分がいる場所が現実であるならばμが実体化していること自体が異常である。
なのになぜ。なぜ自分は梔子から「μは電脳世界にしか存在しないバーチャドールである」という事実を聞いてもなお違和感を抱かなかったのか。
まるで自力で異常に気が付けるまで認識を歪められていたようだ。
この事態に気が付けば、現状を取り巻く異様さが芋づる式に引き出されていく。

なぜμが実体化しあまつさえ力を発揮できているのか?
μどころかインターネット環境すら生まれてもいなかったであろう大正時代の人間を呼び出せたのはなぜか?
梔子と彩声のように近しい時間軸に於いても生じている矛盾。
情報屋である自分が知らない事件の存在。


その全てがパズルのピースを嵌めるようにレインの思考の隙間を埋めていく。

(現実では在りえない複数の矛盾。けれど。もしもここがμの支配する箱庭であれば―――)

パチン、と最後のピースが嵌った音が聞こえた、気がした。

(もしも私の考えが正しければ...こんなくだらないこともないでしょうね)

「なにかわかったのか?」

レインの様子が変わったことに気が付いた梔子がふと声をかけると、レインはキョロキョロと辺りを見回し始める。

(監視対策はこれでいいですか)

レインは傍の机のテーブルクロスを引きずり下ろすと、それを被り、静雄と梔子にも入り込むように手招きする。
彼女の行動に疑問を抱くも、二人はそれに倣いテーブルクロスに顔を潜らせ、三人は輪を囲む形に顔を近づける。


「こいつはいったいどういうことなんだ?」
「監視対策です。μたちも視覚以外の情報を調達する術は持っているので気休めにしかならないでしょうが、ないよりはマシでしょう」

レインは人差し指を口に当てるジェスチャーをすることで、二人に『極力静かに』という旨を伝える。

「知られてはならないことでもあるのか?」

梔子に問いに、レインは真ん中に置いた用紙に答えを書き示した。

『この殺し合いの裏側に辿り着けたかもしれません』
「っ、そいつはどういう」

思わず声を挙げそうになる静雄の唇に、レインは人差し指を当て声を押し留まらせる。

『あくまでもこれまでの情報を基に組み立てた仮説です。ただ、あまり気分がいいものではないですが』

そう言うレインのこめかみから伝う脂汗は、その言葉に偽りはないのを示していた。

『聞かせてくれないか。お前が何に辿り着いたのか』

レインに倣い筆談で求める梔子に同意するように静雄も頷く。
主催を倒し殺し合いを破壊しようとしている静雄はもちろんだが、琵琶坂への復讐を優先する梔子とて琵琶坂以外の参加者との殺し合いを是とはしない身。
μやテミスたちの正体を知ることは、惨劇を止める足掛かりになることは理解していた。
だから二人はレインの解答を求めた。

『わかりました。私の導いた解答はこれです』

そしてレインは回答を示す。

『この世界は現実ではなくμの支配する電脳空間メビウスであり、私たち参加者は本人ではなく情報を被せられた偽物である』

それが彼らになにを齎すか知らずに。


「......」

梔子は喫茶店の席の隅で虚空を眺めていた。

(私が私じゃないかもしれない、か...)

己の掌を見つめながら思う。
レインの「自分が自分ではないかもしれない」という仮説は、梔子の心に影を落としていた。
メビウスでの偽りの家族との生活に不満を抱いたことは無い。
むしろ、たとえ虚構だとしても奪われた家族との時間は彼女にとっては最後の拠り所ともいえるかけがえのないものだった。
けれど、それは自分が『弓野胡桃』であるのが確立されていたからだ。
それが保証されていたからあの記憶から作られた偽りの家族との日々も愛することが出来た。

けれどレインの仮説はその残っていた『自分』すら奪うものだ。

この記憶が作られたものだとしたら。
喪失の悲しみも絶望も憎悪も全てが自分でない仮初のものだとしたら。

自分がここで抗う意味などあるのだろうか?
琵琶坂永至を打ち倒し『弓野胡桃』の恨みを晴らしたとして、なんの意味があるのだろうか?
そもそも―――この存在に、意味はあるのだろうか?
おんぼろな残骸ですらないからっぽの偽物に、なんの価値があるというのか?

「甘いの平気か?」

不意にことり、と目の前で音が鳴った。
置かれたのは、丸い皿に乗せられた一切れのショートケーキと水の入ったコップ。

「冷蔵庫から拝借してきた。一応味見もしておいたから、気が向いたら食ってくれ」

静雄はそれだけ言うと、少し離れた席に座るレインにも同じようにケーキと水を配り、梔子が何かを言う前に喫茶店の入り口へと向かっていった。

「......」

気を遣わせてしまった。
いや、静雄だけでなくレインにも気を遣わせているのはわかっていた。
彼女たちとしてはμと関係の深い自分からはイチ早く情報を、あるいは楽士としての視点からの考察を引き出したいところだろう。
そんな彼女たちが自分を一人にしておいてくれているのは完全に自分の我儘のせいだ。
主催と関わりの深い人間でありながら仮説を受け止めきれない弱い自分には彼らももどかしい気持ちを抱いているだろう。

(...どうしようもなく弱いな、私は)

もしも煉獄であれば、迷わず己が信念を貫くと豪語し変わらず人を助け続けるだろう。
もしも彩声であれば、多少落ち込んでもその気丈さですぐに持ち直せるだろう。

自分は違う。
前に進むことが出来ず微かに残った記憶(しあわせ)に縋ることしかできないがらくただ。
もしもその残ったモノですら偽物であったら。
弓野胡桃ですらない自分はどうなってしまうだろうか?

不安のままに口に運んだケーキはとても甘かった。

(誕生日の、ケーキ)

その甘さはかつて祝われた誕生日をどうしても思い出させて。
あの時の幸せも。奪われた絶望も。完全ではないとはいえ再び味わわせてくれた仄かな喜びも。
全てが嘘などとは思いたくない。誰かのモノなどと認めたくない。

仮説はまだ仮説でしかないのはわかっている。
レインの仮説が真実でなければいいというそれだけの話。それでも。

(いやだよ)

弓野胡桃は頬から伝う涙を止めることはできなかった。





静雄は見張りを兼ねて喫茶店の入り口に立っていた。

「......」

己の拳を見つめながら思うは、レインの仮説。

(俺が俺じゃねえ、か...)

レインの仮説を聞いた静雄を襲ったのは困惑と躊躇い。
彼はこの数時間においてレインに対して一定以上の信頼を置いている。
そんな彼女の導き出した仮説に嫌悪を抱きたくはないし、実際、自分が平和島静雄ではないかもしれないという結論に対してはそこまで嫌悪感を抱いてはいない。
彼の見ているモノはもっと先のことだ。

(ならよ、あいつらもあいつらじゃねえかもしれねえのか?)

静雄のいうあいつらとは折原臨也でありミカヅチでありヴライである。
即ち、絶対にブッ殺すと決めている者たちのことだ。

もしも奴らがまた目の前に現れれば再びこの拳を振るうのは間違いないだろう。
だがその果てにあるのは、本当に奴らなのか。
奴らの皮を被された名も知らぬ赤の他人ではないのか。
自分は―――そんな奴らを殺すのか。

平和島静雄は賢くはないが決して無知な馬鹿でも倫理観の欠如した人間でもない。
最強無比な肉体を持ちながら、言葉よりも暴力で解決するのを良しとしたくない価値観も有している。
だからこそ考えざるを得ない。
自分は、なんの関係もない者を殺したい訳じゃないのだと。

「...クソッ」

思わず舌打ちをしてしまう。
あんな仮説を出してしまったレインに対してではない。
こんなことで迷いかけてしまう自分の脆さに対してだ。

煉獄のように確固たる信念がある訳でも竜馬のように割り切れる潔さがあるわけでもない。

彼らに比べ、肉体に反して心が未熟。
だからヴライのように己よりも強い相手に後手を踏んでしまう。

強くならなければならない。
大切なモノを取りこぼす前に、取り返しのつかないことになるまえに。
それはわかっている。
わかってはいるが―――掌に握りしめられた微かな躊躇いは、まだ残ったままだった。


(...失敗、でしたね)

レインはケーキを口に運びつつ己の失態を自覚し恥じる。
現状、仮説自体には大きな矛盾はない。
μが実体化しているということはここは現実ではなく彼女の支配する電脳空間であり。
インターネットすらない大正時代に生きた煉獄がいるのも後から拾った情報を肉付けしたものであり。
梔子と彩声との記憶の齟齬も、その時の情報を引き抜いたが故の弊害である。
そして皆が常識のように知っている事件すら自分が知らないのも、そういう情報を引き抜いた存在であるから。

何れも、自分たちが電子世界にて作られた虚構の存在であるならば辻褄があってしまう。
だがこれを盲信するつもりはないとレインは思っていた。
仮説はあくまでも仮説。
メビウスを良く知る梔子と複雑なことを考えない静雄の視点からの意見や情報が欲しいと、二人に仮説を打ち明けてしまった。
その結果がこれだ。

三人の間に漂う微妙な空気は梔子にも静雄にも余計な柵を植え付けてしまった。

(まだまだ未熟、ですね...私も)

情報を開示するタイミングを誤ればこうなってしまうのは解っていたはずなのに。
自分の知る強者が斃れ、己もあと一歩で死に至る思いを数時間のうちに何度もすればこうも脆いものなのか。

(安易に他者を信頼してはいけない...情報解析屋としての基本に帰らなければ)

静雄の圧倒的な強さに、梔子のメビウスの関係者という立場に信頼を置きすぎた。
船頭多くして船山に上るという諺そのものだ。
情報を募り解析する者は一人でやらなければならない。
同士であることと馴れ合いは違うのだ。


今一度気を引き締めよう。
この殺し合いで生き残るには、常に最善の手を打たねばならないのだから。

口にするケーキを休憩の美味しい甘味ではなく脳髄の栄養へと変換しながら、レインは次の行動方針を考えるのであった。



【B-6/市街地/喫茶店/昼/一日目】
【平和島静雄@デュラララ!!】
[状態]:疲労(極大)、ダメージ(極大)、全身火傷(大)、出血(小~中)、全身に複数の切り傷(小)、精神的ダメージ、全身に複数の打撃痕、レインの仮説による精神的躊躇(小)
[服装]:いつものバーテン服(ボロボロ)
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、不明支給品3つ、見回り用の自転車@現地調達品
[思考]
基本:主催者を殺す
0:次の行動が決まるまで待機する。
1:仮面野郎共(ミカヅチ、ヴライ)は絶対殺す
2:セルティと新羅を探す
3:ノミ蟲(臨也)は見つけ次第殺す
4:フレンダは非常に怪しい。もしも煉獄を殺したのが彼女なら...?
5:竜馬の知り合いに遭ったら一応伝えておいてやる。
6:彩声との約束を守るため、梔子を護る。
7:仮面をつけている参加者を警戒。
[備考]
※静雄とミカヅチの戦闘により、公園が荒れ放題となっております。
仮面アクルカによる閃光は周辺地域から視認できたかもしれません。
※彩声の遺体は喫茶店に運び込まれています。

【レイン@ダーウィンズゲーム】
[状態]:疲労(大)、全身にダメージ(大)
[服装]:普段の服
[装備]:ベレッタM92@現実、レミントンM700@現実
[道具]:天本彩声の支給品(0〜2)
[思考]
基本:会場から脱出する
0:次の行動を考える。情報は適切に扱わなければ...
1: 【サンセットレーベンズ】メンバーとの合流を目指す
2: μについての情報を収集したい
3: 王を警戒
4:フレンダは非常に怪しい。もしも煉獄を殺したのが彼女なら...?
5:竜馬の知り合いに遭ったら協力を仰いでみる。
[備考] 
※参戦時期は宝探しゲーム終了後、カナメ達とクランを結成した頃からとなります。
※ヒイラギが名簿にいることから、主催者に死者の蘇生なども可能と認識しております。
※彩声の支給品はレインが回収しました。

【梔子@Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-】
[状態]:健康、疲労(小)、パニック発作(ほぼ治まってる)、精神的ダメージ、レインの仮説による精神的疲労
[服装]:メビウスの服装
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品2
[状態・思考]
基本行動方針:琵琶坂永至に然るべき報いを
0:気持ちを整理したい
1:琵琶坂永至が本人か確かめる
2:本当に死者が生き返るなら……
3:煉獄さん...、天本彩声…
4:私が虚構かもしれない、か...
[備考]
※参戦時期は帰宅部ルートクリア後です。
※キャラエピソードの進行状況は後続の方にお任せします。

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病院混戦~劇薬投下~ 投下順 Liber AL vel Legis -the point of no return-

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