私、黄前久美子は北宇治高校吹奏楽部に入部した。
高校から新しいスタートを切ろうと思い知り合いのいない北宇治高校に入学し、小学校から続けていたユーフォニアムも止めて...とはいかずに、流されてユーフォニアムになっちゃって。
正直に言うと演奏のレベルも練習もあまり良くない部だったけれど、新しく顧問に就いた滝先生の手腕もあって、口だけじゃない本当の全国を目指す部活になっていって。
そして私もわだかまりや迷いを払しょくして、足りない実力に本気で悔しくなって、本気でユーフォニアムが好きだと気がつけて、全力でうちこめるようになったという矢先のことだった。
高校から新しいスタートを切ろうと思い知り合いのいない北宇治高校に入学し、小学校から続けていたユーフォニアムも止めて...とはいかずに、流されてユーフォニアムになっちゃって。
正直に言うと演奏のレベルも練習もあまり良くない部だったけれど、新しく顧問に就いた滝先生の手腕もあって、口だけじゃない本当の全国を目指す部活になっていって。
そして私もわだかまりや迷いを払しょくして、足りない実力に本気で悔しくなって、本気でユーフォニアムが好きだと気がつけて、全力でうちこめるようになったという矢先のことだった。
『殺し合いをしろ』だなんて悪趣味なドラマかバラエティー番組のドッキリみたいな謳い文句と共に変な場所に送り込まれて。
夢だと思いたかったけれど、爆発して死んだ女の子や首に巻かれた冷たい感触が、嫌でも現実であることを訴えかけてきて。
私は悟った。
ここで生き残らなければ、皆と全国大会へ出場する夢を叶えることはできないのだと。
私は悟った。
ここで生き残らなければ、皆と全国大会へ出場する夢を叶えることはできないのだと。
そんな私のバトルロワイアルは
「待て!待てよおい!」
「ひいいぃぃ~!」
「ひいいぃぃ~!」
...遊園地で強面の巨漢との鬼ごっこから始まった。
事の始まりは、そう、私の些細なミスだった。
ここに飛ばされて、ひとまず落ち着こうと遊園地内を散策していた時、私は自販機の前に佇む強面の男を見つけてしまった。
声をかけようかとも思ったけれど、その横顔の厳つさに思わず尻込みしてしまい、少し様子を見てからにしようと判断を先延ばしにした。
ほどなくして、男は自販機の底に右手を、つり銭口に左手をかけて、なんと咆哮と共にそれを持ち上げた!
自販機をあんな簡単に持ち上げられるなんて、とても人間業とは思えない。
それだけでなく、男は『大雪山おろし!』などと叫び、自販機を地面に向けて叩きつけた。
ここに飛ばされて、ひとまず落ち着こうと遊園地内を散策していた時、私は自販機の前に佇む強面の男を見つけてしまった。
声をかけようかとも思ったけれど、その横顔の厳つさに思わず尻込みしてしまい、少し様子を見てからにしようと判断を先延ばしにした。
ほどなくして、男は自販機の底に右手を、つり銭口に左手をかけて、なんと咆哮と共にそれを持ち上げた!
自販機をあんな簡単に持ち上げられるなんて、とても人間業とは思えない。
それだけでなく、男は『大雪山おろし!』などと叫び、自販機を地面に向けて叩きつけた。
ガシャアンと派手な音を立てて前面ガラスが割れて中身が飛び出した自販機に、私の口から思わず恐怖と悲鳴の音が出た。
人はあまりにも強大な恐怖に見舞われた時、身体が動いてしまう者と動けなくなる者とがいると聞いたことがある。
友達にもどこか冷めていると評されたこともあるように、どうやら私は前者だったようで、即座に逃げ出すことができた。
無論、後先考えない全力疾走だった為に、足音は響き、相手にも気づかれてしまい、当然私を追いかけてきて。
そんないきさつで、鬼ごっこは始まってしまった。
人はあまりにも強大な恐怖に見舞われた時、身体が動いてしまう者と動けなくなる者とがいると聞いたことがある。
友達にもどこか冷めていると評されたこともあるように、どうやら私は前者だったようで、即座に逃げ出すことができた。
無論、後先考えない全力疾走だった為に、足音は響き、相手にも気づかれてしまい、当然私を追いかけてきて。
そんないきさつで、鬼ごっこは始まってしまった。
私は足が遅い。
普通ならば、とうに捕まってしまうだろうこの鬼ごっこも、この遊園地という地形が味方をしてくれているお陰で早々に終わることはない。
あらかじめ散策していたのが幸運だった。この入り組んだ道は、私の足の遅さをそれなりにカバーして、どうにか男との距離が詰まるのを遅らせてくれていた。
体力も、入部したての頃と違い、吹奏楽に本気で取り組んだお陰でそれなりについている。
このままうまくいけば逃げおおせるかもしれない。
普通ならば、とうに捕まってしまうだろうこの鬼ごっこも、この遊園地という地形が味方をしてくれているお陰で早々に終わることはない。
あらかじめ散策していたのが幸運だった。この入り組んだ道は、私の足の遅さをそれなりにカバーして、どうにか男との距離が詰まるのを遅らせてくれていた。
体力も、入部したての頃と違い、吹奏楽に本気で取り組んだお陰でそれなりについている。
このままうまくいけば逃げおおせるかもしれない。
だが悲しいかな。
追いつかれれば殺されるという緊迫した状況のためか、私の体力はみるみる内に消耗していき、足元のでっぱりに躓き、派手に胸を打ち付けてしまった。
痛い。すごく痛い。もしもあすか先輩みたいに大きな胸であれば多少はクッションになったかもしれないのに、なんて場違いな感想を思い浮かべていると、ドスドスと近づいてくる重たい足音。
追いつかれれば殺されるという緊迫した状況のためか、私の体力はみるみる内に消耗していき、足元のでっぱりに躓き、派手に胸を打ち付けてしまった。
痛い。すごく痛い。もしもあすか先輩みたいに大きな胸であれば多少はクッションになったかもしれないのに、なんて場違いな感想を思い浮かべていると、ドスドスと近づいてくる重たい足音。
「ふぃー、やっと追いついたぜ」
額を拭いながら歩みよってくる男に対し、私は尻餅を着いた姿勢で後ずさっていく。
「ゃ、こないで...!」
「そんなに怖がるなよ。俺は別に殺し合いなんざする気ねえよ」
「そんなに怖がるなよ。俺は別に殺し合いなんざする気ねえよ」
いうが早いか、男はデイバックを肩から外し、なんの躊躇いもなく、私の傍に放り捨てた。
「ほれ。これで俺は丸腰だ。これなら怖くないだろ」
あまりにも呆気なく道具を手放した彼に、私は面食らい放心する。
この殺し合いにおいてデイバックは生命線の一つだ。それくらいは私もわかる。
それを手放すということは、この人は本当に...?
この殺し合いにおいてデイバックは生命線の一つだ。それくらいは私もわかる。
それを手放すということは、この人は本当に...?
いや違うと思い直す。
そもそも、彼から逃げていた理由は、あの超人的なほどの腕力を見たせいだ。
あの力があれば、武器なんてなくても私を殺すのはわけないだろう。
男が近づいてきたぶんだけ、私はあとずさり距離を一定に保つ。
そもそも、彼から逃げていた理由は、あの超人的なほどの腕力を見たせいだ。
あの力があれば、武器なんてなくても私を殺すのはわけないだろう。
男が近づいてきたぶんだけ、私はあとずさり距離を一定に保つ。
「まだ恐えぇのかよ。仕方ない」
男は、自らの衣装を脱ぎ捨て上半身裸になり、流れるように腰のベルトに手をかけた。
えっ、と私が声を漏らして数秒後、パサリとズボンが地面に落ちた。
えっ、と私が声を漏らして数秒後、パサリとズボンが地面に落ちた。
私の目線は、男の上半身から下半身にかけてをじっくりと追っていた。
広い肩幅。太い筋肉で覆われた胸板と両腕。ぽっこりと出たお腹。太い両脚、その間からぶらさがる毛の生えた...
「~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
私の顔はたちまちに熱を帯び、やかんのように熱くなるのを実感する。
思考が纏まらない。悲鳴を上げる、という選択肢すら吹き飛んでしまう。
思考が纏まらない。悲鳴を上げる、という選択肢すら吹き飛んでしまう。
「どうだこれならなにも」
男がなにやら言っていたが、その続きを聞くのは叶わなかった。
私が酷く混乱していたというのもあるけれど、それ以前に、彼の口が止められたからだ。
私が酷く混乱していたというのもあるけれど、それ以前に、彼の口が止められたからだ。
乱入者の、頭上からの踏みつけによって。
その人は黒いスーツを身に纏っていた。
男の頭を踏み台に、軽やかに私の眼前に舞い降りた。
その人は、無言のまま私に手を差し伸べてきた。
助けに来てくれたんだ。私は心から安堵し、その手を握り返し立ち上がった。
男の頭を踏み台に、軽やかに私の眼前に舞い降りた。
その人は、無言のまま私に手を差し伸べてきた。
助けに来てくれたんだ。私は心から安堵し、その手を握り返し立ち上がった。
「あの、ありが...」
お礼を言おうとした私の唇は止まった。
立ち上がらせてくれたその人には首が無かった。
首。
私の脳裏を過るのは、殺し合いのセレモニーで血しぶきと共に胴体と首を離れ離れにされた女の子。
あの惨劇が眼前で起こったのだと認識した私の脳は、自己防衛の為に一時的に機能を停止し―――私の意識は暗闇に落ちた。
立ち上がらせてくれたその人には首が無かった。
首。
私の脳裏を過るのは、殺し合いのセレモニーで血しぶきと共に胴体と首を離れ離れにされた女の子。
あの惨劇が眼前で起こったのだと認識した私の脳は、自己防衛の為に一時的に機能を停止し―――私の意識は暗闇に落ちた。
☆
「なにしやがんだテメェ!!」
頭を踏まれた俺の怒りは、しかしすぐに引っ込められてしまう。
俺を踏んだそいつは、胸元の膨らみかたからして女のようだった。
確定できないのは、そいつには首から上が無かったからだ。
俺を踏んだそいつは、胸元の膨らみかたからして女のようだった。
確定できないのは、そいつには首から上が無かったからだ。
身体を失っても生きていられる存在を俺は知っている。
鬼。和尚様や仲間たちを殺した仇。
そいつらが一般人の女の子をどうするかは火を見るより明らかだ。
鬼。和尚様や仲間たちを殺した仇。
そいつらが一般人の女の子をどうするかは火を見るより明らかだ。
「その子から離れやがれ!」
俺が女の子を助けるため駆け出そうとすると、鬼は足元から立ち昇る黒い煙を掌に集めて固め、鎌を作り上げた。
今までの鬼がやってこなかった技に、俺は思わず驚き止まってしまったが、恐らく、鬼の首領である晴明がなにか手を加えたのだろうと判断し攻撃を再開した。
今までの鬼がやってこなかった技に、俺は思わず驚き止まってしまったが、恐らく、鬼の首領である晴明がなにか手を加えたのだろうと判断し攻撃を再開した。
まずはあの鬼を嬢ちゃんから離さなくちゃならねえ。狙うのは掴み技だ。
距離を詰めていく俺に鬼は鎌を横なぎに振るう。
これが普通の刃物ならば多少の傷も無視して突っ込んだだろうが、あれがどういう武器なのかはわからなくて不気味だったので、一旦足を止めてギリギリで躱す。
前を通り過ぎようとした鎌を掴み、俺は鬼を力づくで引き寄せた。
距離を詰めていく俺に鬼は鎌を横なぎに振るう。
これが普通の刃物ならば多少の傷も無視して突っ込んだだろうが、あれがどういう武器なのかはわからなくて不気味だったので、一旦足を止めてギリギリで躱す。
前を通り過ぎようとした鎌を掴み、俺は鬼を力づくで引き寄せた。
スーツの胸元を掴み放つは、俺の十八番。
「大雪山...おろしぃ!!」
俺の投げ飛ばしを喰らった鬼は、地面に大の字に横たわった。
「フン、他愛ない」
俺が勝利を確信するも束の間、鬼は何事もなかったかのようにすぐに立ち上がり、パンパンとスーツについた埃を払った。
「マジかよ...」
少しショックを受けた。
大雪山おろしは俺の決め技だった。例え相手が鬼でも喰らって無事な奴はいなかった。
それが、あんなにケロリと立ち上がられたのだから、意地とか誇りとかが傷つくのも無理はないだろう。
大雪山おろしは俺の決め技だった。例え相手が鬼でも喰らって無事な奴はいなかった。
それが、あんなにケロリと立ち上がられたのだから、意地とか誇りとかが傷つくのも無理はないだろう。
鬼がデイバックをごそごそと探る様に、俺は思わず身構える。
出てくるのはなんだ。銃か、剣か、爆弾か。なんにせよ下手に躱せば後ろの子も危ない。どうにか受け止めてやらねえと。
出てくるのはなんだ。銃か、剣か、爆弾か。なんにせよ下手に躱せば後ろの子も危ない。どうにか受け止めてやらねえと。
鬼が取り出したのは紙と筆記用具。身構える俺を他所に、鬼はなにやら紙に書き始めた。
緊張し、唾を飲み込んだ俺に鬼は書いた文字を突き出した。
緊張し、唾を飲み込んだ俺に鬼は書いた文字を突き出した。
『私に戦う意思はない。どうか話を聞いてほしい』
思ってもない提案に、俺は思わずポカンと口を開けた。
鬼はいつだって殺戮本能に従い人々を喰い殺してきた。そこには知性なんてものはなく、和尚様でさえ言葉を交わすことすらできなかった。
だがこの鬼はどうだ。停戦を持ち掛ける以前に、文字を書いて伝えるという知能を持っているじゃねえか。
鬼はいつだって殺戮本能に従い人々を喰い殺してきた。そこには知性なんてものはなく、和尚様でさえ言葉を交わすことすらできなかった。
だがこの鬼はどうだ。停戦を持ち掛ける以前に、文字を書いて伝えるという知能を持っているじゃねえか。
いや、そもそも。
鬼は頭を壊されれば死ぬ。もしも頭が無くても死なない鬼がいれば、晴明ならとっくの昔に送り込んでいたはずだ。
じゃあこいつは鬼じゃないのか?なら頭が無くてもこうも元気に動いているのは...
鬼は頭を壊されれば死ぬ。もしも頭が無くても死なない鬼がいれば、晴明ならとっくの昔に送り込んでいたはずだ。
じゃあこいつは鬼じゃないのか?なら頭が無くてもこうも元気に動いているのは...
そこまで考えて俺は
「...ンゴー」
数分後、頭に強い衝撃が走り、そこでようやく俺の目が覚めた。
☆
男に服を着なおさせ、気絶した少女を連れた私たちは駅の待合室に腰を下ろした。
『自己紹介が遅れた。私の名はセルティ・ストゥルルソンだ』
「武蔵坊弁慶と申す」
『先ほどは済まなかった。錯乱した強姦魔と勘違いしてしまった』
「いや、俺の方こそてっきり鬼かと」
『鬼?』
「武蔵坊弁慶と申す」
『先ほどは済まなかった。錯乱した強姦魔と勘違いしてしまった』
「いや、俺の方こそてっきり鬼かと」
『鬼?』
デュラハンだとか怪物だとかは呼ばれ慣れているが、鬼というのは初めてだ。
私が尋ねると、弁慶は『鬼』について簡素ではあるが語ってくれた。
なんでも、晴明という陰陽師が操る人食いの怪物で、弁慶と『竜馬』と『隼人』という三人は早乙女博士の作ったゲッターロボという巨大ロボに乗ってそれと戦っているらしい。
陰陽師と巨大ロボというなんとも時代錯誤のヒドイ組み合わせだ。池袋もだいぶ混沌としているが、それでもここまでではないと思う。
ただ、そういう背景があるからこそ私という存在をすんなり受け入れられたのは幸運だった。ヘルメットも没収されていたせいで、私の知己たち以外にはひと悶着あるのを覚悟していたからだ。
私が尋ねると、弁慶は『鬼』について簡素ではあるが語ってくれた。
なんでも、晴明という陰陽師が操る人食いの怪物で、弁慶と『竜馬』と『隼人』という三人は早乙女博士の作ったゲッターロボという巨大ロボに乗ってそれと戦っているらしい。
陰陽師と巨大ロボというなんとも時代錯誤のヒドイ組み合わせだ。池袋もだいぶ混沌としているが、それでもここまでではないと思う。
ただ、そういう背景があるからこそ私という存在をすんなり受け入れられたのは幸運だった。ヘルメットも没収されていたせいで、私の知己たち以外にはひと悶着あるのを覚悟していたからだ。
「和尚様に見られたら『心の目がなっとらん』と叱られちまう...情けない」
『そういえば、どうしてこの子はお前から逃げていたんだ?』
『そういえば、どうしてこの子はお前から逃げていたんだ?』
弁慶は見た目こそ厳ついが、こうして話してみるとおおらかで悪い印象は受けない。この状況でも落ち着いた物腰もそうだ。
警戒を解くために全裸になるのはどうかと思うが、それ以前の段階でいくらでも警戒は解けただろうに。
警戒を解くために全裸になるのはどうかと思うが、それ以前の段階でいくらでも警戒は解けただろうに。
「...さっきな、自販機があったからなにか飲もうとしたんだ。けど金はねえし工具もねえから分解だってできねえし、仕方ねえからたたっこわそうと思って自販機ぶん投げたら、ちょうど見られちまったみたいで」
『さっきの凄い音はそれか』
「...情けない」
『さっきの凄い音はそれか』
「...情けない」
それでは警戒されるのも当然だ。
自販機を投げ飛ばすという眉唾物の話も、私は当然のように受け入れられた。
平和島静雄という実例を知っているうえに、実際に投げられたのでわかる。
あれは尋常じゃない力だった。私は影をクッションにしてダメージを和らげられたものの、一般人では為す術もなく死に至るだろう。
そんな男がデイバックを手放したところで信用の証にはならない。
どうやら弁慶は悪い奴ではないようだが、短慮な面もあるようだ。そういうところは静雄に似ているかもしれない。
自販機を投げ飛ばすという眉唾物の話も、私は当然のように受け入れられた。
平和島静雄という実例を知っているうえに、実際に投げられたのでわかる。
あれは尋常じゃない力だった。私は影をクッションにしてダメージを和らげられたものの、一般人では為す術もなく死に至るだろう。
そんな男がデイバックを手放したところで信用の証にはならない。
どうやら弁慶は悪い奴ではないようだが、短慮な面もあるようだ。そういうところは静雄に似ているかもしれない。
『過ぎてしまったことは仕方ない。ひとまずこれからは互いの知り合いを探しつつ殺し合いを止める方法を考えよう。お前の仲間が向かう場所に心当たりはあるか?』
「おお、あいつらならたぶん早乙女研究所に向かうと思うぜ。竜馬は地図を読んでるかも怪しいけどな。セルティはどうだ?」
『私たちの知る共通の施設はこの池袋駅くらいのものだ。お前さえよければここで彼らを探したいと思う』
「構わないぜ。晴明も来るかもしれねえから、この子を早乙女研究所に連れていく訳にもいかねえからな」
『ではこの周辺で私たちの知り合いを探すのを基本の方針としよう』
「おお、あいつらならたぶん早乙女研究所に向かうと思うぜ。竜馬は地図を読んでるかも怪しいけどな。セルティはどうだ?」
『私たちの知る共通の施設はこの池袋駅くらいのものだ。お前さえよければここで彼らを探したいと思う』
「構わないぜ。晴明も来るかもしれねえから、この子を早乙女研究所に連れていく訳にもいかねえからな」
『ではこの周辺で私たちの知り合いを探すのを基本の方針としよう』
これで私たちの大まかな目的は決まった。あとは
『この子にどう説明したものか』
少女が目を覚ませばそこにいるのはデュラハンと全裸を見せつけた変態だ。
このまま放っておくわけにもいかない以上、傍にいてやるべきだが、話すことができない私では説得は難しいし、弁慶は既に警戒されている。
私たちは顔を見合わせ、どうしようかと共に顔を傾けた。
このまま放っておくわけにもいかない以上、傍にいてやるべきだが、話すことができない私では説得は難しいし、弁慶は既に警戒されている。
私たちは顔を見合わせ、どうしようかと共に顔を傾けた。
【A-7/遊園地/深夜/一日目】
※弁慶が自販機を壊した音が響きました。
【武蔵坊弁慶@新ゲッターロボ】
[状態]:ダメージ(小)
[服装]:修行僧の服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3。自販機から得た飲み物×10
[思考]
基本方針: 殺し合いを止める。
0:誤解を解く為にセルティと一緒に久美子を説得する。
1:竜馬と隼人を探す。
2:晴明を倒す。
※少なくとも晴明を知っている時期からの参戦。
[状態]:ダメージ(小)
[服装]:修行僧の服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3。自販機から得た飲み物×10
[思考]
基本方針: 殺し合いを止める。
0:誤解を解く為にセルティと一緒に久美子を説得する。
1:竜馬と隼人を探す。
2:晴明を倒す。
※少なくとも晴明を知っている時期からの参戦。
【セルティ・ストゥルルソン@デュラララ!】
[状態]:ダメージ(小)
[服装]:ライダースーツ(影)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本方針: ゲームからの脱出。
0:誤解を解く為に弁慶と一緒に久美子を説得する。
1:新羅、静雄との合流。臨也も警戒はするが一応探してやる。
※参戦時期は不明。
[状態]:ダメージ(小)
[服装]:ライダースーツ(影)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本方針: ゲームからの脱出。
0:誤解を解く為に弁慶と一緒に久美子を説得する。
1:新羅、静雄との合流。臨也も警戒はするが一応探してやる。
※参戦時期は不明。
【黄前久美子@響け!ユーフォニアム】
[状態]:健康、気絶
[服装]:学生服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本方針: 殺し合いなんてしたくない。
0:(気絶中)
1:変質者から逃げる。
2:部の皆と合流する。
[状態]:健康、気絶
[服装]:学生服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考]
基本方針: 殺し合いなんてしたくない。
0:(気絶中)
1:変質者から逃げる。
2:部の皆と合流する。
※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦
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剣の誓い | 投下順 | 疾風怒濤 |
前話 | キャラクター | 次話 |
GAME START | 武蔵坊弁慶 | 新(ひびけ!!)ユーフォニアム 変えたい未来、変わらない世界 |
オープニングーーー《地獄へようこそ》 | セルティ・ストゥルルソン | 新(ひびけ!!)ユーフォニアム 変えたい未来、変わらない世界 |
GAME START | 黄前久美子 | 新(ひびけ!!)ユーフォニアム 変えたい未来、変わらない世界 |