シリアスなss置き場です。
文士、雛見沢へ
「嘘だ。」
そうだ、嘘だ。
嘘だったんだ。嘘だったんだよ。あの夜もあの夏も────うそだったんだ。なあんだ。
嘘だったんだ。嘘だったんだよ。あの夜もあの夏も────うそだったんだ。なあんだ。
この世には────不思議な事など─────で──ない事など────
ああ、あれは蛙
あれは赤児
あれは―――あれはあれは
あれは赤児
あれは―――あれはあれは
あれは私だ。逃げて行くのは私だ。
張り付けられているのはあのひと。あれは
「せきぐちさま」
張り付けられているのはあのひと。あれは
「せきぐちさま」
嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘嘘嘘嘘嘘嘘
だから赦してくれ。謝っているじゃないか。
こんなに謝っているじゃないか。
こんなに謝っているじゃないか。
────蝉が───白い大きな────赤い、あかいあかい────ああ、ああ煩い煩い蝉が────せんせいひぐらしが───関口先生、着きましたよ。
「────何処に、着いたって?敦っちゃん。雑司ヶ谷か?それとも逗子か箱根か大磯か───」
「もう、また寝ぼけてらっしゃる。」
自動車のドアが開けられて、ガラスに反射した真夏の陽光が私の両目を刺す。
「雛見沢村に着きましたよ────」
30年間変わることのない中禅寺敦子の朗らかな声が、私を胡乱な微睡みから昭和58年六月に引っ張り上げた。
「もう、また寝ぼけてらっしゃる。」
自動車のドアが開けられて、ガラスに反射した真夏の陽光が私の両目を刺す。
「雛見沢村に着きましたよ────」
30年間変わることのない中禅寺敦子の朗らかな声が、私を胡乱な微睡みから昭和58年六月に引っ張り上げた。
ああ────ひぐらしが───ないている。
京極堂vs鷹野三四
「そこまでです。鷹野三四さん」
よく通る声が夏の森に木霊する。
いつのまにか蝉の声は、ひぐらしの声に代わっていた。
「今さら古手さんを殺したところでどうにもなりません。小此木ニ尉も山狗も投降し、もうじき此処にも番犬部隊がくるでしょう。」
漆黒の陰陽師――中禅寺さんが鷹野さんと対峙する。
「この村にダム戦争以来続く祟りはこの子供達が祓いました。そして、貴女に憑いた鬼を落すのが僕の仕事です」
「何を訳のわからないことを。無駄ではないわ。女王感染者が死んでも何も起きないと高を括る事が本当に政府はできるかしら?それにお祖父ちゃんの研究が間違ってるはず無い。くすくすくす」
確かにここで梨花ちゃんを殺されてしまったら水の泡だ。
しかし中禅寺さんは動じない。
「女王感染者死亡による集団発症は――やはり発生する可能性は低いでしょう。一個体の死亡でコミュニティが崩壊するという仕組みは生物として脆弱すぎます。」
「そんなはずないわ!お祖父ちゃんの研究では」
「確かに高野先生は優秀で柔軟な思考をお持ちのかたでした。しかし、その研究を地に落そうとしているのは貴女です。田無美代子さん」
「な、何を馬鹿な。それにどうして――どうしてその名前を?」
薄笑いを浮かべていた鷹野さんが一転して狼狽のようすを見せる。
「戦時中、先生の研究は軍上層部には見向きもされませんでしたが、陸軍のある男はそれに興味を持っていました。僕はその男の下で研究をしていたので戦中、戦後に幾度か、手紙で意見のやりとりをしていたのです。そこに貴女のことも書いてありました」
畳み掛けるように中禅寺さんは続ける。
よく通る声が夏の森に木霊する。
いつのまにか蝉の声は、ひぐらしの声に代わっていた。
「今さら古手さんを殺したところでどうにもなりません。小此木ニ尉も山狗も投降し、もうじき此処にも番犬部隊がくるでしょう。」
漆黒の陰陽師――中禅寺さんが鷹野さんと対峙する。
「この村にダム戦争以来続く祟りはこの子供達が祓いました。そして、貴女に憑いた鬼を落すのが僕の仕事です」
「何を訳のわからないことを。無駄ではないわ。女王感染者が死んでも何も起きないと高を括る事が本当に政府はできるかしら?それにお祖父ちゃんの研究が間違ってるはず無い。くすくすくす」
確かにここで梨花ちゃんを殺されてしまったら水の泡だ。
しかし中禅寺さんは動じない。
「女王感染者死亡による集団発症は――やはり発生する可能性は低いでしょう。一個体の死亡でコミュニティが崩壊するという仕組みは生物として脆弱すぎます。」
「そんなはずないわ!お祖父ちゃんの研究では」
「確かに高野先生は優秀で柔軟な思考をお持ちのかたでした。しかし、その研究を地に落そうとしているのは貴女です。田無美代子さん」
「な、何を馬鹿な。それにどうして――どうしてその名前を?」
薄笑いを浮かべていた鷹野さんが一転して狼狽のようすを見せる。
「戦時中、先生の研究は軍上層部には見向きもされませんでしたが、陸軍のある男はそれに興味を持っていました。僕はその男の下で研究をしていたので戦中、戦後に幾度か、手紙で意見のやりとりをしていたのです。そこに貴女のことも書いてありました」
畳み掛けるように中禅寺さんは続ける。
以下数レスにわたる憑きもの落しは各自脳内で。
京極堂vs竜宮レナ
嘘だっ!
京極堂「嘘ではありません。然し貴方が其れを嘘と云うのなら、慥かに
言葉は――全て嘘だ。しかし全ての言葉を嘘とするなら、世界は
成り立たないのです。何故なら我々は言葉を通して世界を保持している。
良いですか、言葉は世界に対して何の効力も持たない。林檎を青いと云っても
林檎はいつまでも――赤い。言葉に影響されるのは人間だけなのです。
そう、人に対してのみ言葉はかなりの影響力を持つ。世界は言葉の上に
成り立っているからです。人間が――言葉を通して世界を見ている限りね。
即ち他人の言葉を嘘であると否定するのは、間違っては居ないが――」
「……?」
「世界を破壊するほどの影響力を持つのです」
言葉は――全て嘘だ。しかし全ての言葉を嘘とするなら、世界は
成り立たないのです。何故なら我々は言葉を通して世界を保持している。
良いですか、言葉は世界に対して何の効力も持たない。林檎を青いと云っても
林檎はいつまでも――赤い。言葉に影響されるのは人間だけなのです。
そう、人に対してのみ言葉はかなりの影響力を持つ。世界は言葉の上に
成り立っているからです。人間が――言葉を通して世界を見ている限りね。
即ち他人の言葉を嘘であると否定するのは、間違っては居ないが――」
「……?」
「世界を破壊するほどの影響力を持つのです」