「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - はないちもんめ-58c

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だれでも歓迎! 編集
思い出すのは、昔の事
両親を殺し、家を出て、友に拾われ、一人で暮らす様になって
人を殺して、あるいは人を操って、生活費を賄って
『組織』に目を付けられて、『組織』と戦うことも増えて
友の元を離れ、『黒服』と出会うまでの3年間
沢山の人を殺して、殺して、殺して、殺した
多分、多いときは月に2、3人、一年間で約、20人
3年間で60人程・・・『組織』や、フリーの契約者を含めると70人・・・下手したら80人ほど
私は殺してきた

友はソレを知ってて、尚私の友達で居てくれる
あれで居て面倒見は良い子だから、多分最後まで私の面倒を見たいとか考えてるのかもしれない
けど、チャラ男は知らないだろう
私がアイツの過去を殆ど知らない様に、多分チャラ男も私の過去は知らない筈だ
知って欲しく無い・・・知られたら何の罪も関係も無い人を自分が生活する為に殺してきた私の事をチャラ男はどう思うだろう?
軽蔑されるかもしれない、嫌われるかもしれない

黒服はどうだろう?
黒服は私の過去を何処まで知ってるんだろう?
『組織』と敵対してたのと、その経緯は知ってる
両親に酷い事されてきたのも知ってる
私が人を殺してきたのも、多分・・・知ってる、筈
もしかしたら具体的な数は知らないのかもしれない
もし、黒服がそれを知らなかったとして、ソレを知ったら何て言うだろう?
私の事を嫌いになる?
それは嫌だ
それは嫌だ
黒服に嫌われたくない・・・黒服に嫌われたら私は・・・




チャラ女「・・・・・・・・・・・・・・・」
女装少女「どうしたんです?」
チャラ女「いや、これ、どうした良いと思う?」
そう言ってチャラ女の指差す先には畳まれた洗濯物の山が幾つかと、その真ん中で寝ている少女
問題は、黒服のシャツを羽織ってる所か
女装少女「寝かせて置いてあげたら良いんじゃ」
チャラ女「でも、何か魘されてんだよ・・・」
確かに、時折「うぅ・・・」とか唸ってるし、良く見たら目じりに涙が溜まってる

女装少女「なら、起こしてあげたら」
チャラ女「コイツ今機嫌悪いからな、起こしたら起こしたで俺が怒られそうな気がする・・・いや、それ以上に酷い目に合いそうな気がする」
女装少女「酷い事って、そんな子供がやる事だし・・・」
チャラ女「お前だってキレたコイツがどうなるか、知ってるだろ?」
そう言われて女装少女の脳裏に蘇るのは今朝言われた台詞

少女「次やったら、全身の関節逆方向に圧し折るわよ?」

女装少女「・・・・・・・・・・」
チャラ女「こういうときに限ってアイツ(黒服)居ないしよぉ・・・」


結果として、この3分後目覚めた少女が
恥ずかしさからか、逆ギレを起こし、チャラ女を思いっきり蹴っ飛ばし、女装少女がその巻き添えを被ったりするが・・・まぁ、ご愁傷様としか、言いようが無い

終われ
後悔はなく

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