「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - はないちもんめ-62

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だれでも歓迎! 編集
マッドガッサー騒動後 12月
友人「もうすぐクリスマスか」
少女「そう言えばそうね・・・」
考えてみるとクリスマスを誰かと過ごすなんて初めてな気がする
むしろクリスマスを祝う事事態が初めてな気がする
友人「そっちはどうするの?」
少女「さぁ?黒服やチャラ男が何かしら用意はすると思うけど・・・どんな形であれ平穏に終わる気はしないわね」
この町で都市伝説に関わる立場に居る限り、いつ何時も平穏なぞありはしないのだから・・・そう
少女「丁度今見たいにね」
立ち止まって静かに呟く
友人「・・・離れたほうが良い?」
少女「えぇ、急いで」
友人「わかった」
それだけ言うと友は走り去っていった
さて
少女「出てきたら?」

電柱の影から現れたのは一人の女
歳は13から15・・・中学生くらいか
もちろん、契約者
「気付かれていましたか」
少女「それはね、感知能力なら自信あるから・・・ここ最近私の事見張ってたみたいだけど、何者?」
「・・・『組織』所属の契約者です」
『組織』か・・・
少女「久しぶりじゃない、『組織』から私に手を出すなんて」
「あの黒服が貴女を庇っていたので・・・それに『首塚』に属している者に手を出せば将門の呪いを受けかねませんから」
成る程ね・・・・・・
少女「なら、何故?」
「『組織』の一部の強硬派が『首塚』に喧嘩を売ろうとしている、と言うのが一つ」
そう言いながら女はポケットから飴を取り出す・・・飴?
「そして、任務など関係なしに私的な理由が一つ」
少女「私的な理由?」
「復讐です」
その言葉と共に放たれる飴玉
咄嗟にその飴を避け ボンッ 飴が爆発した?
少女「爆発キャンディの契約者?!」
「半分正解、半分外れ、顎砕き飴の契約者です・・・能力は見ての通り飴の爆破」

少女「ちっ!!」
服から鎖を抜き、女に向けて振る
顎砕き「無駄です」
ボンッ 鎖に向けて放られた飴が爆発し、その衝撃が鎖を弾かれる
少女「なっ!?」
顎砕き「死んでください」
再び放たれる飴
今度は八つ!?
顎砕き「一つ一つの威力はたいした事ありませんが、これなら効くでしょう?」
余裕綽綽な態度が何か腹立つ!
少女「舐めるなぁ!!」
飛んでくる飴向けて鎖を振り叩き落す
落とした4つは地に落ちて爆発
鎖を抜けた二つは後方に跳んで回避
弾かれて女に向かった残り二つも難なく回避された
顎砕き「器用ですね・・・なら」
再び両手に飴が握られる
顎砕き「こうです」

一気に距離を詰めながら放たれる飴が四つ
横に跳んで回避
次に放たれた飴が8つを鎖で弾き落とし
更に飛んでくる飴16個を・・・多!?
少女「げ・・・」
顎砕き「終りです」
飴が眼前にまで迫り・・・後ろから首を捕まれた
少女「ぐえっ!?」
ボンッ
破裂する飴
しかし、ダメージは無い
「間に合いましたか・・・」
顎砕き「!?」
私の首を掴み担いでいるのは、長い金髪に白い肌の女
普通と違うのは右腕の肘から先が巨大な盾になっている所か・・・
少女「あんたは・・・」
顎砕き「九尾の・・・ 「そこまで」 ッ」
顎砕き飴の首に当てられる刃
少女「かごめかごめ?!」
コン「お久~」
二頭の白面金毛九尾の狐を引きつれた青年、かごめかごめの契約者がそこに居た

顎砕き「・・・珍しいですね、組織に従順な貴方が私の邪魔をするなんて」
青年「えぇ、珍しくね」
顎砕き「何故?」
青年「特に理由は有りませんよ、ただその子を殺されるとヤバいと僕の勘が言うので」
顎砕き「勘・・・ですか?」
青年「えぇ、勘です・・・まぁ、根拠は無くも無いですよ?その子が死ぬと契約しているDさんに影響が出ます、そうなるとDさんの業務が滞ります、その場合誰があの「骨を溶かすコーラ」の契約者の手綱を握るんです?誰が「禿」に文句を言うんです?」
顎砕き「・・・・・」
青年「あの二人が野に解き放たれて見なさい、組織の終りですよ?」

淡々と言うかごめかごめ・・・
それは、つまり、黒服が居なかったら『組織』ってもしかして簡単に潰せたりする?
ハク「意外と脆いですよ、組織は」
少女「そうなの?」
ハク「えぇ、内にも外にも問題一杯ですから」

青年「それでも、まだ続けますか?なら僕も本気で行きますけど?」
顎砕き「・・・・・・仕方ないですね」
女が握っていた飴をポケットに戻す
顎砕き「今回は下がります」
そう言うと女はその場を去って行った
少女「何なのよ・・・もう」
ハク「顎砕き飴の契約者・・・4年前から組織に居る強硬派の一人ですね」
少女「4年前?」
ハク「えぇ、確か父親を亡くした所を黒服にスカウトされたんでしたか・・・」
少女「・・・まさかね」

この時私は、この嫌な予感が事実だった事をまだ知らなかったのです

続く?

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