あらあら、聞きたいの?
ふふっ、それじゃあお話しちゃおうかしら
ただし、今夜、羽毛布団で眠れなくなったり、おトイレにいけなくなっても、私は責任とらないわよぅ?
ふふっ、それじゃあお話しちゃおうかしら
ただし、今夜、羽毛布団で眠れなくなったり、おトイレにいけなくなっても、私は責任とらないわよぅ?
片田舎に住む老女が、都会で働く娘夫婦から、小奇麗な羽毛布団をプレゼントされました。
軽くて見栄えのいい羽毛布団を老女はすっかり気に入り、さっそくその晩から羽毛布団を使う事にしました。
軽くて見栄えのいい羽毛布団を老女はすっかり気に入り、さっそくその晩から羽毛布団を使う事にしました。
しかし、老女は夜中、無性に寒気を感じて目を覚ましました。
見れば、羽毛布団が床に落ちてしまっています。
元に戻して再び眠りについたものの、また同じ事がおきてしまいます。
楽天家の老女は、自分の寝相のせいだろう、と深く考えはしませんでした。
見れば、羽毛布団が床に落ちてしまっています。
元に戻して再び眠りについたものの、また同じ事がおきてしまいます。
楽天家の老女は、自分の寝相のせいだろう、と深く考えはしませんでした。
しかし、翌日、きちんとベッドにかけておいたはずの羽毛布団がおいているのを見て、考え直します。
老女は一人暮らし。
来客もありませんでした。
これは、おかしい。
老女はそう気付きます。
そして、じっと羽毛布団を見つめていて…老女は、気付いてしまったのです。
老女は一人暮らし。
来客もありませんでした。
これは、おかしい。
老女はそう気付きます。
そして、じっと羽毛布団を見つめていて…老女は、気付いてしまったのです。
…羽毛布団が、わずかに動き、移動している!
気味が悪くなった老女は、羽毛布団の中身を調べようと、縫い目を解いて…
その中を見て、悲鳴をあげました。
その中を見て、悲鳴をあげました。
羽毛布団の、その中身。
中の羽毛に…たくさんの、
たくさんのたくさんのたくさんのたくさんのたくさんのたくさんの
たくさんの、蛆虫が絡み付いていて。
わさわさ、わさわさ、動いていたのです。
中の羽毛に…たくさんの、
たくさんのたくさんのたくさんのたくさんのたくさんのたくさんの
たくさんの、蛆虫が絡み付いていて。
わさわさ、わさわさ、動いていたのです。
…そう。
羽毛布団が落ちたのは、この蛆虫のせい。
この大量の蛆虫が蠢いて、羽毛布団が動いたせいだったのです……!
羽毛布団が落ちたのは、この蛆虫のせい。
この大量の蛆虫が蠢いて、羽毛布団が動いたせいだったのです……!
うふふ、薄気味悪い話でしょ?
たとえ、羽毛に蝿の卵が産みつけられていたとしても、羽毛の洗浄工程に耐えられる卵なんてあるかしら?
そして、仮に生き残ったとしても、栄養を得られない中、蠢くことなんてできやしないわよね?
そう、これは都市伝説
事実ではないただの噂
でも、噂された以上は…この羽毛布団も、「都市伝説」として生まれちゃってるかもね?
たとえ、羽毛に蝿の卵が産みつけられていたとしても、羽毛の洗浄工程に耐えられる卵なんてあるかしら?
そして、仮に生き残ったとしても、栄養を得られない中、蠢くことなんてできやしないわよね?
そう、これは都市伝説
事実ではないただの噂
でも、噂された以上は…この羽毛布団も、「都市伝説」として生まれちゃってるかもね?
さぁさ、夜も遅いし、おやすみなさい
寝る前に、羽毛布団が動いてないか、ちゃんとチェックしてから眠るのよ?
寝る前に、羽毛布団が動いてないか、ちゃんとチェックしてから眠るのよ?
fin