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犬神憑きと怪人アンサー-08

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匿名ユーザー

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自分たちの担当とは随分と印象の異なる黒服から警告を受けた翌日。
聞かされた内容の内、担当の黒服を変えられるのかだけでも聞いておこうと思い、天倉姉妹は担当の黒服に連絡を取っていた。

「あの、黒服さん。一つお聞きしたいことがあるんですが、お時間よろしいですか?」
『ええ、構いませんよ。どうかしましたか?』
「あの…担当の黒服さんって替えられるんですか?」
『………何故そのような事を聞くのですか?』

担当のA-No.666の声が心なしか低くなった様に感じた。

「ぁ……他の、黒服さんから聞いて…」
『……その黒服の特徴等は分かりますか?』
「いえ…暗かったので、よく分からなくて…すみません」
『そうそう…今回、捕獲対象が回収されていないのですが、どうしたのですか?任務もロクにこなせないのに担当を替えかれるのか等と聞くのはどうかと思いますよ?』
「っごめんなさ『また、任務の際に連絡します。それまで大人しくしていてください』
一方的に電話を切られた。
任務を果たせなかったのはこちらに非がある為、そう言われてしまうと反論も出来ない。ただ、質問をはぐらかされた様に感じて、あの黒服の警告は真実なのかもしれないと思った。


通話を終えた後、A-No.666は苛立っていた。
どこのNo.の黒服か知らないが、せっかく手に入れたモルモットに余計な事を吹き込まれた。
万が一、こちらの思惑に感づかれて逃げ出されでもしたら、せっかく取っておいた楽しみがなくなってしまう。

「実験の予定を早めます…
貴方達は新しい器具の手配をしてください…いつものルートでお願いしますよ?
くれぐれも他の派閥の者に感づかれることのないように」

周りにいた研究員に指示を出す。
こうして、密かに『スナッフフィルム』の実験の準備が始まった―

続く…?

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