【用語名】 |
アッポ |
【読み方】 |
あっぽ |
【分類】 |
用語 / 植物 / 食品 |
【備考】 |
【もしかして→リンゴ】【搾り汁はあくまでもジュース】 |
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- 植物 食品
【詳細】
この世界で普通に食料とされている果物。
TVアニメ化記念書下ろしショートストーリー「アッポとリンゴと酒」にて詳細が書かれた。
~
大樹の村を名乗ったばかりのころの話~
火楽が栽培した作物の中で、
ルーや
ティアがリンゴを見て「アッポ」と呼んだので、同じものだと思っていたが、しばらくしてアッポの現物を見ると、リンゴより小さく、色も悪く、甘くない。むしろ酸っぱい。火楽はリンゴとアッポは形が似てるだけの別のものと判断した。
ルーや
ティアによると、そのままでも食べることはできるが、スライスしてパンや肉と一緒に食べる。
リアは絞ってジュースにするのも美味しいと言う。試してみたがいずれも酸味が先に来て火楽にはイマイチに思えた。
ジュースは樽に入れて半月も放置すれば美味しくなる。
それは発酵して酒になっているからだが、リアもルーも
ティアもジュースだと言い張った。
理由は酒だとほぼすべての国で税金を取られるから。
伝統的にアッポの酒はジュースと呼ばれていると。これで税を取ったら反乱が起きるらしい。
アッポ農家はいるが、アッポの木が自生している森が近くにあるだけで農家を名乗っているだけで、育てている農家はほとんどない。
火楽はアッポ農家に美味しくする努力を(心の中で)求めた。
アッポの実を村で作る必要はないかなと火楽が問いかけると「あれはあれで美味しい」「微妙な風味がクセになる」「アッポの酒とリンゴの酒は別物」と言われたのでアッポも育てることになった。
更にリンゴ酒も作ろうとなって、酒用のリンゴも作ることになった。
万能農具なら何とかしてくれるはず。
失敗もしたが試行錯誤を繰り返し、その後
ドノバンに声をかけて、酒用のリンゴの実を使ってからようやく満足いくリンゴ酒が出来た。
アッポの実も以前と違い、リンゴに近いものが出来るようになった。
「正しく育つとこんなふうになるとか?」とルーの言葉に
万能農具は「その通り」と胸を張ったように火楽は感じた。
リンゴに近いアッポの実で作った酒はリンゴ酒なみに美味しかったので火楽はアッポの酒を求める人の願いは叶えられないと思ったが、「美味しくなって文句を言う人はいない」とルーが言い、みんなも賛同した。
「「「乾杯」」」
余談だが
ドノバンは村に来た時、村のワインの原料であるブドウを「グレプの亜種」と言っている。こちらも似たような果物があるらしい。
最終更新:2024年08月25日 20:52