【名前】 |
ルールーシー=ルー |
【読み方】 |
るーるーしー=るー |
【分類】 |
人物 / 亜人(吸血鬼) |
【呼ばれ方】 |
ルー |
【備考】 |
【吸血姫(きゅうけつき)】【吸血姫(ヴァンパイア・プリンセス)】 【年齢は聞かないのが賢明】【大樹の村ヒラク屋敷家中序列第二位】 |
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- イフルス学園 ヒト ルールーシー 万能船 亜人 人物 吸血鬼 大樹の村 女性 村長代理 母親 種族代表 街尾火楽 街尾火楽の妻 転移門
【詳細】
吸血鬼と呼ばれる種族の少女。本作品のヒロインの一人。
ルールーシーが名前で=ルーが家名。また火楽を初めとした親しい人達からの「ルー」呼びは家名ではなく「ルールーシー」の愛称である。
また、最初期の
ティアがルーを呼ぶ時の「ルー」こそ家名だったが、村に来て親しくなって以降の「ルーさん」は愛称の方である。
祖父である
始祖さんからは「ルールーシー」で呼ばれている。
ルー自身が他人に対して敬称を使う事は珍しく、使うのは始祖さんに対して始祖様など、他一部に対してのみである。
ゴシックな服に身を包み、銀髪ロングストレートにサイドツインとリボンをこさえた碧眼の美少女で、薬学や
魔道具関連に精通している。
肉体は魔力操作で小学生くらいから大学生くらいにまで調整が可能で、ダメージを受けると魔力が失われ幼くなる。
思考の度合いも肉体の成長度に比例するため、幼くなると言動もそれに応じたものになり、そこからさらにダメージを受け続けるとそのまま消滅してしまうらしい。
専門分野では世界でもトップクラスの技量があるため様々な病気に効く薬の知識を持ち、それらの調合が可能。
とある貴族がその知識を求めてきたらしいがルーはそれを断り、
なおも貴族がしつこかったため引っ越したところ、メンツを潰された貴族により賞金がかけられ追われる羽目になってしまう。
それを目にした
ティアにも追いかけられることになったため
死の森に逃げ込んだが、そこで
インフェルノウルフと
デーモンスパイダーの群れに遭遇。
全く敵わずボコボコにされたが、
ザブトンの警報を受け様子を見に来た
火楽と運命の出会いを果たす。
貴重な血の供給源が現れたことで、ボロボロのルーを心配して手を差し伸べてきた彼の血を飲み魔力を回復。
しかし、吸血行為を攻撃とみなしたクロ達に再度ボコボコにされたが、ある程度事情を把握した火楽が自ら血を提供。
これによって大学生くらいの美女となり、体力も回復。
そこで村に招待され、なんやかんやで呼び方が「淫獣」、「ケダモノ」、「貴様」、「村長」と変化する関係を築き、最終的に「貴方(あなた)」と呼ぶようになった。
前半の呼び方から誤解されるかもしれないが別に強姦の類いはされていない。いわゆるルーの貴重なツン期であった。
書籍版のルーのモノローグにて火楽に熱烈なプロポーズをされ、種族柄色恋と疎遠と思っていたのもあってときめいたようだ。自覚はあるらしいがチョロいとか言わない。
しかしながら「
健康な肉体」の効果で絶倫すぎる火楽との夜の生活に独占欲が根負けし、同じ嫁仲間がほしいと考え始める。(昼夜問わず求められたので、日中は若年者に変身して「自重して!」とヒラクに求めた程である。彼がロリコンでなくてよかった)
そこに都合よく自分を追いかけてきて同じくインフェルノウルフにボコられる
ティアを発見、彼女と和解し村に連れ込んで共に火楽の嫁にすることに成功した(もっとも
ティアには抵抗されたが抑え込んだ)。
実のところ火楽と関係を持った女性の中では割と珍しい真っ当な(?)恋愛関係を経て子供を儲けているキャラクター。
皆殺し天使、特に
グランマリアはともかく
ティアはうん、そのぉ…
セナなどは対外的に手を出しておかないとだめ、と外堀が埋められていたりしたし。
村においては主に薬学の知識を活かして薬を作ったり、
魔道具の開発、量産などに携わっている。
当初は昼は自重させるため幼い姿で、夜はゲフンゲフンな理由のため大人の姿になっていたが、火楽との間に
アルフレートを授かって以降、母親の姿で困惑させる訳にはいかない、と大人の姿で固定するようになった。
アルフレートの家名は「=マチオ」であるため、彼女も対外的には「ルールーシー=ルー」でも村内では「ルールーシー=マチオ」に改称しているのかもしれない。
以前は自身の魔力によって作った服装であったが、村に来てからは
ザブトンが作った服を愛用している。
まだルーを迎え入れて間もない頃、塩が無い事実を知り凄い顔をした後、火楽に死の大地での塩採取法を助言した。
トマト、モモを好む。
従兄妹に関しては、ルーとフローラの上位(血の契約者の親)に当たる人が姉妹で、その子達という事で従兄妹扱いされてます。
と作者が「小説家になろう」での感想への返信としてコメントしている。
アルフレート懐妊時の会話
フローラ「私たち、
吸血鬼って……
血の契約で増えるのではなかったのですか?」
ルー「私もそうだったと思うけど、できちゃったものは仕方が無いんじゃない」
ルーは仕方が無いで済ませているが、
【健康な肉体】の血を飲んだことによってルーの体質に何らかの変化があったのかもしれない。
(フローラも初来村時に飲んでるのだが、妊娠したという描写はない)
最近村長との間に二人目の子である
ルプミリナを授かる。
好みの男性は
夫、他の人の血は求めないと言い切るほどの村長ラブだが実年齢は不明。尤も若く見えても数百年レベルで生きている人物がざらにいるこの作品のため、さほど際立って年を取っているというわけではない。
400年近く生きている
ハイエルフの
リアを見て「若い」としていることからそれ以上は生きていると思われる。
またフローラがお姉さま呼びなので少なくとも彼女よりは年上と思われる。
なお「長生きしているぶんだけ味方もいるけど、敵もいる」とはルー本人談。
それでも、その後出てきた情報から考えると登場人物の中ではかなり高齢側で
ドース達より年上の可能性もある。
当初は外交担当に似たことも行っていたが、自分を探してフローラがやってきたことと、
ドラゴン族の
ラスティスムーンが村の外交担当に就任したことで薬草や
魔道具の開発に注力している。
その入れ込みぶりは少々マッドな気質があり、珍しい素材や
魔道具があると火楽にせがんでいる。
ポンドタートルが火楽に甲羅の皮を献上した時は見事な土下座をした。
あと悩みごとがあったり現実逃避すると村長に甘えてくることが多い。
技術力は確かなもので、彼女が有する知識も貴重なものが多い。そのため貴族に狙われることとなったのだが…
そういえばその貴族はどうなったのだろう…?
なお彼女の知識は薬や
魔道具等魔法関係に特化し、そちら方面の知識が大学教師を務めるほどすごいのだが、
物理法則や天体の動き等の方面になると異世界的に一般に広まっている知識しか持っていない。
星が丸いことを知らず、自転と公転の知識がないため
転移門の暗号がわからず頭を抱えていたところ、火楽からその知識を教えられ、
さらに追い打ちで
ハクレンが星が丸いことを知っていた上、子供たちにその知識を教えていたことを知りものすごいショックを受けていた。
ショックを受けるとふて寝するなど割りと行動が子供っぽい。
研究している魔道具や薬草を弄ると、
烈火のごとく怒る。
ちなみに本人いわく「酒にはうるさい」らしいがいざワインが完成して試飲会をしたところ真っ先に酔い潰れ寝ていた。
コミック版の該当シーンのルーはかわいい。くかーっ。7巻カラー絵にも収録された。
(しかしなろう版では現在改稿された際に酔いつぶれるシーンはカットされてしまっている。なお上述書籍7巻を含め1巻~13巻現在、表紙絵巻頭カラー絵での登場回数はダントツ、
家中序列2位は伊達じゃない)
アルフレートのために、可愛いが人前でよろしくない格好をする事もある(なろう版346話)。
村内の催事にて披露される演劇では悪役を演じることが多いが、その際の衣装等に不満を漏らしている(子供受けがよくないとかなんとか)。
村長もルーには何かと相談をしたりと頼っており、またルーも影から村長を支えていたりとラブラブである。
家中序列では、村長の次席となっており対外的にも村長代理や
大樹の村嫁代表として交渉を行ったりする。
この世界の吸血鬼が罹患する
特有の病気は既に完治済み。
ただし
後遺症を患っており、
ヴェルサとの会話で始祖さんから飛び火する形で再発。
苦しそうに床を転がり回り、今なお癒えぬ爪痕の深さを窺わせた。
独特な語感の名前ではあるが、現実にも女優を始めとして似たような名前の女性は実在している。
また、1897年の小説「吸血鬼ドラキュラ」においては吸血鬼となってしまった元人間の「ルーシー・ウェステンラ」なる美女が登場している。
更に、火楽以外の地球人が恐らく存在していないこの世界における地球人類の血筋の最初の出産者であるルーに対して、
現在でこそ違う名が挙がっているが、一時期人類の最古の祖先と言われた原人の女性の名が「Lucy(ルーシー)」だったりと、恐らくこれらとの関連性は無いのだろうが中々に因果な名前である。
最終更新:2023年12月26日 20:40