【名前】 |
グライム |
【読み方】 |
ぐらいむ |
【分類】 |
神具、神器 |
【呼ばれ方】 |
万能農具 |
【備考】 |
【実は名前があった万能農具】【本体は槍】 |
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- チート能力 万能農具 創造神 神 神具 街尾火楽 農業神 道具
【詳細】
万能農具と呼ばれる神具の本来の名前。
街尾火楽が
創造神の依頼を受けた
農業神から貸し与えられた神具であり、火楽がイメージした農具に制限つきで変化することもできる。
火楽専用(
創造神談)。
身体に宿り(収納)、望んだ通りに出し入れ出来る。
投げる等で遠く離れても望めば瞬時に手元へ戻ってくる。
万能農具使用中は肉体疲労が無く、喉も渇かず、腹も減らず、そして眠気もない。魔獣の攻撃を容易く躱していることから身体能力も大幅に向上するよう。
身体能力の向上にあたって体感時間も遅くなっている可能性もある。
また、万能農具を持つことによって、普通は見えないもの―おそらく神の力に関わるもの?(黒い岩から触手のように伸びるモヤ)が見えるようになる描写がある(148-149話)。
実は明確に意思を持っている。
火楽の道具となって中々に忙しく感じているが、火楽の手に渡るまでは神界の倉庫で肥やされていたので現在の生活は結構充実している模様。
火楽の神への感謝と並んで大事に扱われているのもあって全面的に現在の主に忠誠を尽くしている。
主である火楽に影ながら手を貸すことで火楽のイメージ通りに物を作り出す。神像作りはその最たるもの。
ドライムと名前が似ていることを微妙に思っている。
以下は披露した形態変化の詳細。
岩のように硬い地面でも(ついでに木の根っこや本物の岩や金属や魔物など、要するに何でも)簡単に耕すことができ、耕された箇所は肥沃な土に変化する。
また、耕す際に想像した作物を耕した土から生やす効果もあり、植えてもいないものが勝手に、かつ急速に育っていく(そのため、作物を作らず耕すだけに留める場合は無心で作業をしなくてはならない、という副作用も)。
想像した通りに作物を創成するので地球の品種改良を重ねた物よりも更に理想通りの作物が生える本職農家泣かせな代物。
もともとその世界には無いかもしれない作物ですら作ることが可能であり、トリュフや桜、さらには
世界樹までも生やしてみせた。ただし、ある程度の制限はあるらしく、マツタケ等の一部のキノコ類の生産は難航した。この制限がグライムの能力限界によるものなのか、火楽自身のイメージに誘導されたものなのかは不明。
スピンオフでは種を畑に植えるシーンがあるため、万能農具を使わず通常の種作をしているところもあるのかもしれない。
動物を耕した場合、クワの奥側はそのまま残るが、手前は耕された状態になる。つまり魔物などを仕留める際には突き刺す位置を考えなければならず、獲物の重要な部位を土に変えてしまうという失敗も時々やっている。
なお、
創造神から火楽に最初に手渡された時の形態であり、火楽からはこの形こそが「万能農具の基本形」と思われているようだ。近距離戦の際にもこの形態を優先的に利用している。
ちなみに
死の森の大地には地表から50cm程のところに塩を含んだ層があり、土の固さと共に普通の植物の成長を妨げる要因になっているのだが、この状態で耕せば関係ないため、逆に火楽は簡単に塩を手に入れる方法がありながら暫くの間その所在に気が付かなかった。
序盤で火を起こすときに使用。ルーが来るまでは活躍していたと思われる。
荷物の運搬や、探索時の移動(疲労軽減狙い)に使用。
コミック版によると、流馬・木牛のような古式ではなく、ホームセンターなどで見かけるエアタイヤの現代式。
(しかも農作業用の浅底型ではなく、土木用の深底型)
探索の際には、クワで耕しながらの場合と違って移動は速くなるが、目印が無いため道に迷ってしまうことが難点。そのためナビゲーターとしてクロの子供たちが同伴している…というか
クロヨンが乗ったりもしている。載せているものの重さは感じないようだ。
ちなみに、自転車などには変形しないことも再確認している(12話)。
一撫でするだけで平らにできる。
村長が彫刻を作る時にノミと合わせて愛用。村長のイメージをそのまま素材に反映させる事ができる。
大まかな形状をノミで削り出した後に、細かな部分をこれで削っていく。
3話に登場。この形態にすることも出来るが、火にかける気にはなれず、結局使われなかった。
発酵を促進させる効果がある。
願いながら混ぜることで、必要な酵母が作られるらしい。
おそらくトイレや寝具に使う草を刈ったり、収穫に使ったりしているはず(農地の除草が必要な状況はほとんど無い)。
作中では他に、魔物との接近戦で「クワを使って土にしてしまうのを避けたい」という状況で武器として使用しているが、これは農業用の手鎌ではなく両手持ちの大鎌(死神が持ってそうな戦闘用)だろう。
普通は切り倒すことが困難な
死の森の木でも豆腐を切るかの如く容易く切り倒すことが出来る。
また、伐採した木は乾燥する手順を踏まずにそのまま薪や材木として利用できる(斧に限らずどの形態でもこの特性は有効)。
武器にもなりそうな形態なのだが、作中で武器として使っている場面は無い。そもそも火楽自身「俺に武器は向かない」と考えているため(89話)今後も武器としては利用されないだろう。
1話で創造神が言及しているが、実際にはクワやショベル等でほとんど何でも加工できてしまうせいで、出番は回ってこない。
最初は木を伐採するために変化させたものの、直後に「木を切り倒すには斧」と考え直し、結局使われなかった。
その後、建築目的などで木材の加工に使用。
2話で登場。直径10メートルを超える木の幹に、5分ほどで大穴どころか居住スペースになる空間を作ってしまった。
一体どんな種類のドリルを使ったのかまでは言及されていないが、コミック版では一般的な手回し式になっている。
これである程度地面を掘ると必ず湧き水が出る。
但し、他の道具が無い状態で垂直に掘り進めると脱出不能になるため、初期は斜め方向に掘っていた。
湧き水に関しては火楽でも制御が出来ないため、掘削のみが目的の場合は魔法によるサポートが必要。
クロ達に出会ってから間もなく、
ユキの出産場所を作るのに使用している。
杭を打ち込んだり、水路やため池の補強に使用。
土を叩くとコンクリート並かそれ以上に固めることが出来る。牧場物語?
作物の収穫時に使用する。また、詳細な形状は不明だが(刈り込み鋏?)
ニュニュダフネの剪定にも使ったと思われる。
食器や装飾品、遊具などを作る際に使用。
精密機械レベルかそれ以上の極めて高精度な加工が可能。しかし、「水漏れしないマス」を作るのに苦労している(16話)など、意外なものを苦手としている描写もあることから、一つ一つのパーツはイメージ通りに作れても、複数の部品の組み合わせ作業はグライムではなく火楽自身の発想と能力が要求されるものと考えられる。
これを使用する火楽にしか製作できないものも多数あるため、使用頻度は高い。
鬼人族メイドの見ている前で目の前の
鬼人族メイドを木のコップに姿彫りをして、こんなん感じ?と渡して
鬼人族メイドが家宝にします!ヒャッホー!とスキップしながら部屋を出ていくお話は
村長の技能か万能農具の性能か。
切り倒した木を運ぶときに使用。重さを感じなくなる。
獲物を運ぶときに使用する。引っ掛けた獲物の重さを感じなくなり、大きな魔物を仕留めても火楽の手にかかればラクラク。重量物運搬用の専用荷台を2両繋げてやっと運搬可能になった獲物を火楽は仕留めた場所から
大樹の村まで1人で運んでこれた。
これでかけた水には害虫駆除の効果が付与される。
ザブトンの子たち・
グノーシスビー・
世界樹の蚕たち・妖精たちには何故か影響が無いようだが、これに関する言及はまだ無い。
2話で、何に変形できて、何に変形できないかを考える際にこの形態を試している(同時に、ランプやチェーンソーなど機械関係のものには変形できない、と結論している)。
実際の食事に使ってはいないようだ。
狩った獲物の解体(目の前に飛び出してきてうっかり鍬を入れてしまった
兎のような動物など)に使用している。
クロ達のお気に入りのフライングディスクを初めとした玩具はこれを変形させたものを参考に別途製作している。
火楽の知る規格に準じたものとなる(ミリ、センチ、メートル、リットル等)。
ちなみに、この世界では規格という存在はこれまで無かったもよう。
本体であり本来の形態。レプリカとはいえ
創造神が手ずから渡した歴とした神具。
火楽視点だと、装飾も何も無い、貧乏な戦士の持ってそうな普通の槍、という見た目である。
しかしその実態は、容易く耕したり切断したりと他の形態でも散見されていた底知れない性能を戦闘用に解放した状態であり、投げつければ相手の障壁や耐性等のあらゆる防御効果を全て無力化しながら削り消すというとんでもない破壊力を持つ。
ガオン
貫通力のみならず、構造物に対して広範囲に及ぶ爆発的な破壊をもたらすことも可能で、
太陽城の土台部分を削り取ったりしている。
射程距離も長いというか、おそらく視認できる対象ならば距離に関係なく到達するが、飛翔速度はそれほどでもない(少なくとも光速よりはだいぶ遅い。スナイパーライフルの弾よりは速い程度か?)ので、避けられることは時々あるようだ。
神の力の直接行使だけあって割と洒落にならない攻撃能力なのだが、その割に結構頻繁に投げていたりする。
見た目はそれほど高性能には見えないところが逆に相手の油断を誘うものの、分かる人にはわかる。
グッチの見立てでは聖属性の強攻撃なので(おそらく上級でない)
悪魔族は近くを掠めただけで死ぬ。
しかも意思を持つが故か、敵意を察知すると自動的に迎撃体制に入ることが判明した。
発動条件は無警戒の火楽に対する殺意、過度の害意。
猫の引っ掻き傷のような火楽自身が許容する微笑ましい程度の害意ならともかく、
少なくとも常人では半殺しで済まないような暴力で火楽の実力を確かめようとした
レギンレイヴや
「殺そうと思えばいつでも」と思い込み、火楽を見下す目をした
イースリーに対し、
胸を槍で貫かれるという攻撃の予告でありながら「死んだ」と確信するほどの強烈な幻覚を植え付けた。
殺意も過度の害意もなかったとはいえ、不意打ちで吸血した初対面のルーもよく無事だったものである。
農具と銘打ってはいるのに虫眼鏡や食器、調理器具や玩具にも変形出来るのはそれらを司る神が存在しないため。
漁具(釣り竿や銛)のように明確に他の神が管轄している道具には変形出来ない。
同サイズのもの(麻雀牌や
褒賞メダル等)を作る際には寸分違わず作れるが、ヨーヨーの左右バランスは整えれなかった。
最終更新:2023年03月02日 05:50