夢現聖杯儀典:re@ ウィキ

正【えいゆう】

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 剣、槍、騎乗、暗殺、魔術、狂気、あるいは異種なるもの―――サーヴァントとして現界するにあたり与えられるクラスには種々様々存在し、それぞれに得手と不得手、そして専売特許とも言うべき固有のスキルが割り振られる。
 それらは主にクラススキルという形で具現するが、しかし弓兵のサーヴァントに限っては密かに隠し持つ更なる力が存在した。
 とはいえそれは「弓を扱う」というクラスの都合上、絶対に獲得していなければならない技術だった。クラス別スキルに計上するまでもなく、当然の如く所有している権利である。
 それは、「弓を引き絞れば引き絞るほどに力が増す」という、実に単純なものだ。
 しかし単純であるからこそ、それは時として入り組まれた複雑怪奇な千矢よりも強力な一矢として成立することもある。
 特にこのアーチャー、今まさに弦へと矢筈をかけて次なる一矢を放たんとしている彼女は別格とも言うべき存在だった。正史においては戦国の世に消えていった数多の武将の一人でしかないが、しかし彼女は本来あり得ざる歴史において天下統一を成し遂げた紛うことなき大英雄である。
 本来の歴史において天下人となった豊臣秀吉や、幕府を開き一つの時代を作り上げた徳川家康が、その死後に豊国大明神や東照大権現として日光東照宮に祀られる神格と押し上げられたように、その称号はこの日本国における英雄を指し示す号としては、最上級と言っても過言ではない。
 あり得ざる外史といえど、その影響力は計り知れない。遍く天下をその手に掴み、弓神の加護までをも受けた彼女は、仮に彼女を従えるマスターが真っ当な魔術師であったならば、間違いなく最も聖杯に近い英霊であったことは疑いない。
 その真名は今川ヨシモト。比類なき栄光と武勲を一身に背負った、誉れ高き戦国武将である。

 初手の二撃において、ヨシモトはほとんど弓を引き絞ることなくその矢を放っていた。何故ならその時、狙うべき対象は二手に別れていたから。先に一方を狙撃すれば、残る一方には即刻気付かれて体勢を整える時間を与えてしまうかもしれないという可能性が存在していた。それだけならともかく、両者に合流を許すばかりか共同戦線を張られては流石のヨシモトと言えども分が悪いと言わざるを得ない。
 だからこそ、優先すべきは連射速度にあった。弓に矢を番えて放つ、その一連の動作をどれだけ早く行えるかが重要であった。
 そして現在、戦場はヨシモトの理想通りに事が進んでいた。同じ弓兵である和装の少女は戦線離脱、残る学生服の青年との相対距離は広がるばかりで、恐らく両者は互いの存在さえ感知できていないだろう。
 一対一という条件ならば、そこは既に弓兵の独壇場である。アウトレンジからの一方的な精密狙撃の嵐はそれだけでほとんどの選択肢を封殺し、成す術なく敵手を死に追いやる理想の戦闘スタイルなのだから。
 単純が故に破られ難い。それはアーチャーというクラスが持つ最大の強さなのだ。

 故に当然、現在ヨシモトが展開している必殺の盤面から抜け出るには、それ相応の"強さ"というものが必要になる。
 それは例えば頑強さであったり、早さであったり、あるいは高度な隠蔽能力であったり……いずれにせよ何かに特化するか全方位に優れた力を持たなければ、遠間より放たれる矢の物量にやがて押し潰されるのが道理である。
 ならば、ヨシモトが狙い撃つ学生服の男―――球磨川禊はどうなのかと言えば。


『―――うぐ』
「ッ、ルーザー!」

 当然、こうなる。みくの体を抱え屋根から屋根へ飛び移ろうと跳躍した瞬間、球磨川の右大腿部を鏃が貫通、着弾の衝撃のままに地面へと不格好に墜落する。
 それでもみくを庇って彼女の肉体に傷をつけさせまいとするのは最後に残った矜持故か。あまりにさりげなさすぎておよそ本人には気付かれていないだろう気遣いをするだけの余裕は未だにあったが、それとていつまで保つかは分からない。
 球磨川は抱えたみくごと土煙をあげる勢いでごろごろと転がり物陰へと退避。続く第二第三の狙撃をなんとかいなし、狙いを逸れた矢が地面を抉り粉塵を巻き上げる様を後目に再度の逃走を開始する。

 最初の接敵から僅かに二分、迷わず敵前逃亡を選択した球磨川は一心不乱に狙撃位置とは逆方向へと駆けていたが、まるで功を奏し得ていないというのが現状であった。
 全力で駆けようとすれば逃げ道を塞ぐように先手で射られ、避けようと思えばその回避先は逃走先とはまるで見当違いの箇所にせざるを得なく、逃れようともがけばもがくほどに徐々に深みへと嵌っていくのだ。
 この二分間で稼げた距離は、おそらく百メートルもあるまい。例え最底辺の敏捷値しか持たないとはいえ腐ってもサーヴァントである球磨川の脚力を以てすれば、そんな距離は二秒とかからずに走破できるにも関わらず。
 そしてその間に刻まれた傷は、大小合わせてどれほどの数になるだろうか。既に痛覚など消え失せて、尽きかけた気力だけを頼りに球磨川は離脱しようと必死に足掻く。

「何なのこれ、いきなり攻撃ってどうかして―――!?
『はいはい舌噛むからお口は閉じてようねみくにゃちゃん……っと』

 未だ混乱から抜け切れていないみくとは対照的に、球磨川はどこまでも平素の表情だ。四肢に刻まれた貫傷も、全身を襲う激痛も、彼は何ら頓着していない。いつもと変わらないにやけ面で、もう何度その手から吹き飛ばされたか分からない螺子を取り出し構える。

『飽きないもんだねぇ。僕も君も、さ!』

 球磨川の腕が振るわれると同時、金属同士が高速で衝突する特有の甲高い音が響き渡り、辺りに火花と衝撃が拡散した。
 螺子と鏃、双方がぶつかり合う瞬間のインパクトで大気が震え、力負けした球磨川の腕が勢いよく弾かれると共に手にした螺子が粉々に罅割れ砕ける。ばかりかその肉体ごと浮き上がり後退を余儀なくされた。
 砕かれた螺子の破片が後ろに流れていく。衝撃に吹き飛ばされる形となった球磨川が再度螺子を取り出そうと腕を動かして、しかしその瞬間には既に二桁を越える数の矢が球磨川の眼前にまで迫り来ていた。

『づ、いったぁ』
「うぁ!?」

 それを球磨川は、己が肉体の末端を削り取らせることで紙一重の回避に成功させた。左肩、右脇腹、両脹脛に頬の一閃。血肉を抉り飛ばされながら、致命の傷のみを避けることで束の間の寿命を延長させる。
 僅かに損傷を与えたことで射線にズレの生じた矢が、悉く球磨川たちのすぐ脇を通り過ぎ背後に着弾、火器砲撃もかくやという爆発を引き起こす。断続的に巻き起こる爆風に煽られ、二人は成す術もなく更に後方へと弾き飛ばされた。

『ほんっと容赦ねえなお前。こちとら蟻にも劣る最底辺なんだから少しは加減してくれたっていいんじゃないの!』

 言うが早いか球磨川は頭上より都合十数本の巨大螺子を現出、垂直に地面に突き刺すことで即席の防護壁とする。次々と突き立っていく螺子の群れはさながら剣樹、覗き見る隙間さえ埋め尽くした巨大螺子群は球磨川たちの前方五mに文字通りの鉄壁となって屹立した。
 如何に強力な射撃と言えど、その矢は宝具ではない単なる標準武装。ならば同じ魔力武装たる螺子群であるなら多少は拮抗するのではないかという考えだった。
 例えそれを持つ球磨川は劣等そのものであろうとも、宝具に至らない武装同士に隔絶した差はないというサーヴァント化における不文律は崩せまいと、そんな意図を込めての防御策であったが……


『……うっわぁ』

 次の瞬間には、聳え立った幾本もの巨大螺子が一斉に爆散した。そうとしか形容できないほどに、それらは完膚無きまでに木っ端微塵と砕け散った。
 体勢を立て直す暇も、逃げ出す隙を作る暇もなかった。踏み出そうと一歩を動かした足は硬直し、視線の先のみくはただ茫然と事の流れを傍観することしかできていない。
 前提としての見立てがまずかったのだ。球磨川もみくも知らないとはいえ、相手は弓神の加護を授かったほどの大英雄。「射る」ということにかけては他の追随を許さず、故に単なる一矢であろうとも時には宝具級の威力に化けることだってあり得る。そもそも身体だけでなく頭脳やヤマ勘、時の運にまで見放されている球磨川があてずっぽうの予測などを根拠に立ち回ればこうなることくらい当然の話である。

 だから、これは全てが自業自得の末路。
 大量の破片が宙を舞うその中で、砕けた螺子の間から直線的な軌道の矢が、そして螺子を飛び越えた遥か頭上から弧を描いた軌道の矢が、それぞれ数を数えることが馬鹿らしくなるほどの波濤となって視界を埋め尽くした。
 それを前に、球磨川はどこまでも軽薄な笑みを浮かべたまま突っ立って。

『あー……』

 対処不能、そう悟ったのかあるいは自棄か、球磨川は困ったように頭を掻く。
 死への恐怖も困惑も、あるいは諦観や絶望とも違うそれは、日常のそれと何も変わらない。
 どこまでも軽薄に、球磨川は面倒臭そうに呟いた。

『ごめんみくにゃちゃん。ちょっと嫌かもしれないけど我慢してね』

 そう言った、瞬間。

 ―――最早豪雨と形容すべき大量の矢が、球磨川たちが存在する空間を貫いた。
 ―――次々と殺到する鏃の嵐、間断なく鳴り響く轟音は大地と空間を震わせて、大規模なクレーターが如く砕かれた地面から発生した土煙が射抜かれた二人を覆い隠す。

 直撃であった。最早疑うまでもなく、無数の矢は球磨川たちを貫いていた。
 そのはずである。向こう側が見えないほどに多く舞った砂塵から、彼らが脱する場面など一切見えていなかったのだから。
 残されたのは、舞い散る粒子と静寂のみ。あらゆる抵抗の痕跡が、その場から消え失せた。





   ▼  ▼  ▼





「腑に落ちませんわ」

 弓を構え、番えた矢を右の手に握り、ヨシモトは全てが終わったはずの戦場を見つめ、呟いた。

 終わったはずだと、理屈の上ではそう思う。狙いはとうに定まり、その一矢が彼らを貫く場面を、ヨシモトは確かに目撃した。
 けれど、そうした常識や理屈を超えた直感とも言うべき何かが「否」と告げているのだ。千の戦場を潜り抜け、万の死を垣間見てきた将としての経験が、獲物を逃がしたと言って憚らない。
 そして何より、敵を貫いたのだという手応えを、今のヨシモトはまるで感じることができていなかった。弓は手先ではなく感覚で扱うもの。故に彼女は頭よりも磨き上げた直感をこそ信頼する。

「逃げられた、ということになるでしょうか」

 射抜くような視線に文字通り力を込める。彼女の両眼は地平の彼方までをも見通す千里眼、如何なる手段を以てしても彼女を欺くことなどできはしない。
 この眼にかかれば半里の距離や、ましてや巻き上がった粉塵程度、邪魔にさえなるものか。故に彼女は視界の先を千里を見透かす眼力で貫いて―――

「……やはりそのようですわね。ああもう、この私が不覚を取ってしまうとは」

 情けないですわ、と。ヨシモトは構えていた弓を下ろし脱力する。
 最後の攻撃が着弾したその箇所、そこには誰もいなかった。隠行が施されたという可能性は考えづらい、ヨシモトの千里眼は透明物はおろか霊的・空間的な隠蔽さえも看破するのだから、よほどの術者でもなければ存在を欺くことなどできないし、何より単に身を隠しただけではあの弾幕を回避するなど不可能だろう。
 ならば、考えられる可能性は。

「空間的な転移能力、といったところでしょうか。兆候が見られなかったことを考えるに、令呪ありきのものではなさそうですけど」

 真っ先に思いつくのはそれだった。一切の兆候なしに消え失せたとなれば実現可能な手段は極めて限られてくる。空間転移など神代の魔術師にも等しい難行ではあったが、絶対的に不可能な行為というわけではなかった。
 高ランクの宝具であればあるいは、という程度の可能性でしかないけれど。

「先の学び舎の一件といい、中々流れと運気が巡ってこないようですわ。これではイエヤスさんに顔向けができませんわね」

 ふぅ、と落胆の溜息を吐く。追撃というのも一瞬考えたが、下手な深追いは怪我の元でしかないし、何より視界内にマスターであるチコを捉えたままでの追い立てというのも楽ではない。相手の手の内が分からない以上は素直に退くのが賢明だろう。
 それに何より、学生服のサーヴァントが漂わせていたあの気配。
 直接相対することもなく遠目から見ただけでも如実に伝わってくるあの禍々しさ、この世の深淵という深淵を煮詰めたかのようなあの有り様は、明らかに尋常ならざるものだった。
 正直言ってあんなものとは二度と遭遇などしたくなかった。敵としても味方としても、あるいはふとした拍子に視界に入れてしまうという形でさえも。

「初日の"攻め"は失敗……ですが、それもまた一興でしょう。
 何より逆境であればあるほど、それを覆した時の喜びもひとしおですわ」

 そうでしょう、マスター。
 と、ヨシモトは口には出さず、そのまま霊体化してその場を離脱した。
 一度目こそは失敗に終わったがなに、まだまだ打つべき手は残っているのだ。聖杯を巡る七曜の戦は、未だ一巡目の途中でしかない故に。

 奇跡を否定する一矢が全てを砕く時を待ち望んで。
 天下を一つに治めた少女は、次の戦場へと身を翻した。



【B-4/1日目 夜】

【今川ヨシモト@戦国乙女シリーズ】
[状態]健康
[装備]ヨシモトの弓矢
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:マスターに従いますわ!
1. みく主従を討ち取る。
2.同時に、チコの周囲を警戒。サーヴァントらしき人物がいたらチコに報告して牽制を加える。
3.夜間、遠方からC-7の橋を監視。怪しい動きをしている人物が居れば襲撃。
[備考]
※本人の技量+スキル「海道一の弓取り」によって超ロングレンジの射撃が可能です。
 ただし、エリアを跨ぐような超ロングレンジ射撃の場合は目標物が大きくないと命中精度は著しく下がります。
 宝具『烈風真空波』であろうと人を撃ちぬくのは限りなく不可能に近いです。
※瑞鶴、みく主従を把握。
※チコはヨシモトの視界内にいます。





   ▼  ▼  ▼





 爆風が収まって幾ばくか、巻き上げられた粉塵も落ち着き破壊の痕がはっきりと認識できるようになった頃。

『……負けちゃったなぁ、今回も』

 全てが終わったはずの場所で、しかしあらゆる定型を打ち崩す負の言葉が大気を伝わった。
 数瞬前までは、そこは確かに何もない空間だったはずだ。砕かれた地面、損壊した道路、へし折れた標識。午後の爆発事故ですっかり気が立っている住人達は危険を避けようとこの場から既に避難し、そうでなくともわざわざ見に来ようなどという愚かしい者は一人としていなかった。故にこそ、この場には破壊の静寂しか残っておらず、人は一人として存在しなかったはずなのに。
 今は、いた。二人の人影が。
 一人は、厭らしい薄ら笑いを顔面に張り付けた少年。
 もう一人は、困惑に表情を染める少女。

大嘘吐き(オールフィクション)
『僕とみくにゃちゃんを【なかったこと】にした』
『分かっていたこととはいえ、やっぱ嫌になるもんだね。こんな(えいゆう)しかいない戦争なんてさ』

 言葉とは裏腹の軽薄な顔つきで言ってのける球磨川は、しかしやはりというべきかその身に多大な損傷を負っていた。それは至極当然のことで、自身が負けるなどということは彼にしてみれば最初から分かりきった結末だったのだろう。
 何故なら、ルーザーのサーヴァント球磨川禊にあの状況を脱することが可能なほどの抜きんでた強さなど何一つとしてありはしないのだから。その身は弱さと脆さの集合体で、あらゆる英霊の中で最も劣った弱点と欠点ばかりが存在を構築している欠陥品。人間として最も劣悪で英霊として最も醜悪な最底辺こそが球磨川禊である故に。
 飛来する矢を叩き落せるだけの膂力もなく、耐えきれるだけの頑健さもなく、逃げ切れるだけの駿足もない。遠距離を攻撃する手段もマスターを守護するスキルも起死回生の宝具もない。
 常識的に考えれば、瞬殺されずにある程度戦闘を成り立たせていたということそれ自体が賞賛されるべき戦力差だと言えるだろう。およそ考え得る限りにおいて逆転の可能性は0に等しく、ならばこそ彼はとうの昔に死んでいなければならない弱者であるというのに。

『けれど、まあ―――生きているなら何だってしてやるよ、僕は』

 しかし、それでも。
 それでも、彼はこうして地に足つけて立っていた。

 全身を痙攣させ、朦朧とした意識に瞳を混濁させ、その姿はあまりにも無様に過ぎたけれど。
 死んで然るべき境地に立たされておきながら、しかしみっともないほどに生き汚く這い上がった。
 寄る辺とする強さなど何一つとして持たないままに。

 ならばこれは超絶の技量が成せる業か―――違う、彼の生涯には技術も研鑚も存在しない。
 ならばこれは慮外の幸運が成せる今か―――違う、幸運の女神は決して彼に微笑まない。

 故に、これは断じて正しい強さの発露などではなく。
 故に、これはどこまでも失ってしまった弱さでしかないのだ。

『まあそういうことでさみくにゃちゃん、逃げるんなら今のうちだと思うぜ』
「……そ、そんなの、ルーザーに言われなくても分かってる!」

 説かれたみくは、震えの止まらない足を無理やりに立たせて答える。体の節々は激痛を訴え、完全に腰が抜けてはいたけれど、それでも目線だけは決して下げることなく、彼女は懸命に立ち上がろうとしていた。

『あーらら、生まれたての小鹿みたく震えちゃってまあ。大丈夫? 手でも貸すかい?』
「いらない、ほっといてよ」

 差し出された腕はぱしりと弾かれ、よろよろと歩きだすみくは球磨川を見ることもなくその脇を通り過ぎる。
 目指す先は変わらない。音無結弦が消えた方向―――新都。

『あ、そ。まあ別に僕はどうでもいいさ』

 それを横目に、球磨川は目を細ませて。

『どちらにしても、何にしても。逆境じゃなきゃ嘘さ』

 その笑みは、仮面の如く。
 何も変わることは、ない。



【B-4/1日目 夜】

【前川みく@アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ)】
[状態]魔力消費(中)、決意、『感染』
[令呪]残り三画
[装備]なし
[道具]学生服、ネコミミ(しまってある)
[金銭状況]普通。
[思考・状況]
基本行動方針:聖杯を取る。けれど、何も知らないままその方針に則って動くのはもうやめる。
0.新都に向かう。多分、そこに音無結弦がいるから。
1.人を殺すからには、ちゃんと相手のことを知らなくちゃいけない。無知のままではいない。
2.音無結弦に会う。未央を殺した理由、願い含めて問い詰める。許す許さないはそれから。
[備考]
本田未央と同じクラスです。学級委員長です。
本田未央と同じ事務所に所属しています、デビューはまだしていません。
事務所の女子寮に住んでいます。他のアイドルもいますが、詳細は後続の書き手に任せます。
本田未央、音無結弦をマスターと認識しました。本田未央をもう助からないものと思い込んでいます。
アサシン(あやめ)を認識しました。物語に感染しています



【ルーザー(球磨川禊)@めだかボックス】
[状態]『物語に感染? 全身がボロボロ? そういう負傷的なやつはもう慣れたよ』『この不利な状況を覆してこそ、僕が輝くってものさ』
[装備]『僕の一張羅もそろそろ取り替え時かな。まあ魔力さえあれば直せるから気にしなくていいんじゃない?』
[道具]『螺子がたくさんあるよ、お望みとあらば裸エプロンも取り出せるよ!』
[思考・状況]
基本行動方針:『聖杯、ゲットだぜ!』
1.『みくにゃちゃんに惚れちまったぜ、いやぁ見事にやられちゃったよ』
2.『裸エプロンとか言ってられる状況でも無くなってきたみたいだ。でも僕は自分を曲げないよ!』
3.『道化師(ジョーカー)はみんな僕の友達―――だと思ってたんだけどね』
4.『ぬるい友情を深めようぜ、サーヴァントもマスターも関係なくさ。その為にも色々とちょっかいをかけないとね』
5.『色々とあるけど、今回はみくにゃちゃんに従ってあげようかな』
[備考]
瑞鶴、鈴音、クレア、テスラへとチャットルームの誘いをかけました。
帝人と加蓮が使っていた場所です。
本田未央、音無結弦をマスターと認識しました。
アサシン(あやめ)を認識しました。物語に感染しています
※音無主従、南条主従、未央主従、超、クレア、瑞鶴を把握。
※前川みく、ルーザー(球磨川禊)がアサシン(あやめ)を認識、物語に感染しました。
 残された猶予の具体的な時間については後続の書き手に任せます。
 あと今回の暴露劇だとルーザーが他二人に『紹介』した形になるので、彼だけ受けている影響が小さいです。





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前川みく 052:そしてあなたの果てるまで(前編)
052:そしてあなたの果てるまで(後編)
ルーザー(球磨川禊)

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