基礎用語
ここから主なニコニコ生放送のコメントの仕様について解説していきます。
まず最初に、解説するにあたって覚えておく必要のあるいくつかの用語を簡単に説明します。
● 目次
◆ 一般アカウント & プレミアムアカウント
ニコニコは基本的には会員登録をしなくても動画や生放送の視聴ができますが、会員登録をすることでコメントを投稿することができるなど、様々な機能が使えるようになります。
この通常の会員登録を行ったアカウントを一般アカウントと呼びます。
スマートフォンアプリのゲストアカウントも扱いとしては一般アカウントとなります。
この一般アカウントは無料で登録・利用できますが、月額料金を払うことでワンランク上のサービスを受けることができます。
この月額料金を払っているアカウントをプレミアムアカウントと呼びます。
ニコニコのプレミアムアカウントは一般アカウントに比べ、多くの機能が利用できるようになります。
コメントアートは一般アカウントでも可能ですが、ニコニコ生放送では
一般アカウントでは「big」「ue」「shita」「カラーコード」コマンドが使用できない
ため、できればプレミアムアカウントへの登録をオススメします。
現在のニコニコのプレミアム会員料金は月額790円(税込)となっています。
※支払方法によって若干料金が異なります。
アカウントを垢と略し、「一般垢」「プレ垢」と呼ぶ場合もあります。
◆ 視聴環境
現在ニコニコは様々な媒体から利用することができます。
ニコニコを見ているそれぞれの環境を視聴環境と呼びます。
ニコニコのコメントは視聴環境それぞれによって表示のされ方が違うため、絶対ではありませんが他の利用者から自分のコメントアートがどのように見えているのかを気にする必要があります。
パソコンとゲーム機などそもそもの環境の違い、Windows11とWindows10などパソコンの種類の違い、FirefoxとGoogle Chromeなどブラウザの違いと様々な視聴環境が考えられます。
◆ 改行
ニコニコのコメントは基本的には1行ですが、改行されたコメントも表示可能となっています。
例えば縦書きの文字を表現しようとした場合、改行を使わなければ1行1文字のコメントを複数縦に並べなければなりませんが、改行を利用すれば1コメントで済みます。
ただし、後述しますがニコニコ生放送では配信画面下のコメント入力フォームからでは改行コメントの投稿が不可能となっています。
そのため、改行されたコメントをニコニコ生放送で投稿するには外部からコメントを投稿する手段が必須となります。
◆ ユニコード
コンピューターが「文字」を理解するために、コンピューター上で使用されるすべての文字には番号が割り当てられています。
この「文字」と「文字に対応する番号」の組み合わせパターンにはいくつか種類があります。
その中でよく使われるものに「ユニコード」(Unicode)があります。
「ユニコード」では文字をU+30A2というようにU+と4桁か5桁の16進数で表現されます。
ちなみにU+30A2は「ア」を表しています。
何故この「ユニコード」がコメントアートの世界で必要かというと、よく似ているが微妙に表示が違う文字や空白文字(後述)の違いが見た目ではわかりにくいのでユニコードの番号で説明する必要があるからです。
例えば
「█」= U+2588 「▉」= U+2589
「✭」= U+272D 「✮」= U+272E
「 」= U+3000 「 」= U+2001
などです。
「ユニコード」の表現の仕方には他に0x30A2やアといったものもあります。
ユニコード番号はWindowsであればIMEパッドから一覧を見ることができます。
タスクバー(通常であれば下にあるバー)右にある「あ」や「A」と表示されているアイコンを右クリックすると出てくるメニューからIMEパッドを起動できます。
「×」と表示されている場合はIMEが無効になっているため、タスクバーの何もない部分をクリックすれば有効になります。
左にあるメニューの上から2番目で文字一覧を表示できます。
◆ 空白文字
空白文字とは基本的に文字と文字との間を空けるために使用する「何もない文字」のことです。
英語の文章などに使用される「 」半角空白や字下げのときなどに使用される「 」全角空白の2つをよく見かけると思います。
この2つだけでなく、幅や挙動の違う様々な空白文字が存在します。
コメントの位置を調整したりするためにコメントアートではこの空白文字を大量に使用します。
最終更新:2025年04月13日 00:17