THE ROTTING REGISTER

~ロッティング・レジスター~
"事件が起こる前にお届けする" 1929/10/28

Paperboy Found Dead Tomorrow!

「新聞配達の少年が明日死体で発見!」
イザヤという地元の新聞配達の少年が明日死体で発見される。ぐったりとした彼の遺体は、走ってきた車による悲劇的な事故によってめちゃくちゃになって道路上で彼の自転車の横に横たわっていた。皮肉なことに車両はロッティングレジスターのライバル紙、「カレントイベンツ」を発行している会社が所有するものだった。だが今回逮捕者は出ておらず、記者は殺人の疑いがあると見ている。

A Dead Doll A Day Keeps The Reaper Away.

死体人形は日々から死神を遠ざける
「リビングデッドドールズ」の相互作用により、日常から死に至る事故や事件を遠ざけることが可能になると最新の研究で明らかになる時が来るでしょう。デドウィン医師による講演会「死人と親しくすることとその効果」は明日行われる。

Rip Off Artist To Fess Up.

詐欺師が真実を話す
「ブラッディアス」の創始者は自分のアイデアなど持っていなかったということを認めた。数年に渡りゴスのフリをしていたが全部嘘だったと表面上に現れることになる。未来に明かされるであろう声明書は惨めで暗鬱なものになるだろう。当誌の記者は次のように聞いた。「私は失敗し自暴自棄になっていました。自分の考えたコンセプトでやり切らなかった真の恥であると今ならわかります。いや前からわかっていたんだと思います。失敗を償うため他の人がしたことを真似たのです」。

Haunted Birthdays

呪われた誕生日
この子は吐き出すまでパーティを続けた。でも本当に怖いのは、この子供は何年も前に死んでいるのに何度も戻ってくるということ。

unearthly posessions

アニアスリーポゼッションズ
ホラー商品 究極の品揃え
Tシャツ、本、DVD、トイ、雑誌、コミックなどなど!
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The Show Must Go On...

それでもショーは続けなければ…
これはある亡くなったパフォーマーが最低限しようと考えていたこと。ヴィンセント・ボードという将来有望だった脱出パフォーマーが約2年前自身をトランクに閉じ込め窒息死し、それが彼の最期となった。それでもボードはショーを毎晩続けることをやめなかった。「彼が発見されたときそれは酷い臭いがしたんですよ!」とI.C.デッドフォーク氏は言う。彼はこのデッドフォーク劇場のオーナーだ。ヴィンセントが中で亡くなったトランクは小道具部屋に置かれていた。だが毎月第1月曜日になるとそれはステージの上で発見されると言う。
「第1月曜日の前の日曜日の晩は彼の通常公演の日なんですよ」とデッドフォーク氏の主張。「まるで彼が未だショーをやっているようだ! 私は日曜の夜にそれを閉めてしまうんですが、月曜日の朝に私がここに来るとそれはステージの上にあって鍵が外され開いていました! それに中には悪臭を放つ男の子が! 我々が何度閉めても彼は戻ってくるんです。正直このことについては話したくもありませんが"発声映画"のおかげで劇場の景気が悪くなったため、我々は売ることを決めました。我々が閉め切っているので誰かを傷つけることはないと思います」。
こうしてヴィンセント・ボードのトランクはレロイ・ロバート・リプリー氏によって購入された。


My Favorite Things

     私のお気に入り
血が滴り落ちる 鼻から 鉛打ちの手袋から
輝く銅のヤカンは 茹でられた子猫でいっぱい
怯える人質たちは 紐で結びあげられている
   これが私のお気に入り
ブラインドを閉めて ハサミを持って走り回る
死体のパーツは膿んでカビが生えて
地獄のコウモリは破滅を翼に携え飛び回る
   これが私のお気に入り
白いドレスの女の子 防腐処理され埋葬される
身代金要求の電話が 心配をする人々にかかる
錆びついた剃刀と痛苦を伴う感染症
   これが私のお気に入り
犬が噛み付いて血が噴き出すとき
私が正気を失って狂気に満ちるとき
ふと私のお気に入りのものを思い出す
すると気分が悪くなくなる

When The Toy Chest Is Full Dead Dolls Will Walk The Earth

おもちゃ箱がいっぱいになるとき、死んだ人形が地球を歩くだろう
死人人形のポジー、逃走中

Kitty Kitty Bang Bang!

子猫ちゃん子猫ちゃん、撃っちゃって!
イヌハッカでオーバードーズし興奮した猫が9匹のネズミを仕留めた。アパートの建物の中に隠れフラッフィーは5袋分のイヌハッカを使用した。爪研ぎで起こった暴力まで伴う口論のあと、猫はライフルを手にし路地を走り抜けていくネズミを撃ち始めた。彼は12発当て、2匹を怪我、9匹を死亡させた。

Buddies For Death??

死んでも相棒??
グラトニーとシッツォは完璧なルームメイトだ。グラトニーは「ピエロは食べられないんだ、あいつら可笑しな味がするからね」と言う。シッツォもそれに合わせて「僕は人を笑わせてるのが好きなんだけど、そのあと必ず殺すんだ。グラッツはいつも口がいっぱいだから絶対に笑わないんだよ」


HORRORSSCOPES

ホラースコープ 恐怖の星占い
水瓶座 1/20-2/18—権力に従うな、上司を疑え。奴等は皆お前に嘘をついている。
魚座 2/19-3/20—他人との関係に喜びなどない、先ずは自分への喜びを学べ。
牡羊座 3/21-4/20—落ちようが信頼していた人間は受け止めてくれない、お前は正しい。
牡牛座 4/21-5/20—いくつもの困難に直面する、期限を延ばしつつこなしていけ。
双子座 5/21-6/20—蠍座の人間はお前の敵になる。
蟹座 6/21-7/20—ただ"いいえ"と答えろ(そしたら何が何でもやれ)。
獅子座 7/21-8/21—お前は自分を抑えることに問題があるようだ、そのまま行け。
乙女座 8/22-9/22—自分がした約束は守り続けると自分に約束しろ、でも守り続けるな。
天秤座 9/23-10/22—お前は相手を怒らせるのを恐れているが相手はそれに怒っている。
蠍座 10/23-11/22—双子座の人間はお前の敵になる。
射手座 11/23-12/22—気を付けろ!
山羊座 12/23-1/19—お前は人生を良くするためよく働いた、だがそれは失敗だ。

LIVING DEAD DOLLS

リビングデッドドールズアーティストショー
coming soon!

luaP deiruB I

  たし葬埋をルーポが俺
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
殺す殺す殺す殺す 殺す殺す殺す殺す
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター
パンとバター   パンとバター

Psychotic Duo Continues Rampage!

サイコな2人は止められない!
"地獄の望まれない息子たち"、エド・ロングとダミアン・グロネクがまた襲いかかるだろう! 彼らは来たるホラーコンベンションで罪の無い見物人を誘拐し、この写真に写る厚かましくも2人を呼び止めポーズをとらせた犠牲者とともに消える。新たな情報が明かされることはなく、明日事件が起こる今回、調査に乗り出す警察が解決に至ることは無いだろう。

The Financial Obituary...

財政が死ぬ
暗黒の火曜日がやってくる
アメリカの株式市場よ 安らかに眠れ



備考

【1枚目】
  • リビングデッドドールズによって将来ありとあらゆる死を遠ざけることが可能になると書かれた記事がある。
  • 同シリーズのJubileeの誕生日に関する記事がある。
  • Unearthly Posessionsという実在するホラーアイテムショップの広告がある。当時はコンピュータなど無く、未来にしか存在しないオンラインショップのURLが書かれている。ちなみに現在はリンク切れ。
【2枚目】
  • series5のVincent Vaudeの死を報じる記事がある。
  • 記事で書かれているVincentのトランクを購入していったレロイ・ロバート・リプリーはアメリカの漫画家、実業家である。
【3枚目】
  • 映画『サウンド・オブ・ミュージック』に登場する歌『私のお気に入り』の替え歌が掲載されている。1965年公開のこの映画は当然新聞の日付時点ではまだ公開されておらず、約35年後の映画の替え歌が書かれていることになる。
  • series3のSchitzoとseries7のGluttonyの交友関係について触れられた記事がある。ちなみに新聞の日付時点ではGluttonyは生きているがSchitzoは既に死んでいる。
  • リビングデッドドールズのボードゲームの広告が掲載されている。
  • ExclusivesGreat Zombini&Vivのショーの広告が掲載されている。ちなみに2人による残忍なショーが行われるのは新聞の日付から約45年後。
  • 1949年のミュージカル映画『水着の女王』の広告が掲載されているが、これも公開されるのは新聞の日付より約15年後。
【4枚目】
  • 「たし葬埋をルーポが俺」…「俺がポールを埋葬した」という記事、これはポール・マッカートニー死亡説でジョン・レノンが言った"cranberrysauce"「クランベリーソース」が"I buried Paul"「俺がポールを埋葬した」と聞こえるという空耳が広まったことから。ちなみにこの新聞の日付時点ではポール・マッカートニーは死ぬどころか生まれてすらいない。
  • Isaiahの没年月日は世界恐慌が始まった日だが、新聞には8ヶ月後に起こるアメリカ株の大暴落の日「暗黒の火曜日」を予言し、株式市場に追悼の意を表す記事が掲載されている。
最終更新:2021年07月29日 21:44