ラノロワ・オルタレイション @ ウィキ
酔っ払いの話
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酔っ払いの話 ◆UcWYhusQhw
妙な声による生き残れというなんやらよくわからん事を言われたのもつかの間俺は落ちた。何か色々と。
気が付いたら目の前には見事な金のしゃちほこ、おお立派だ。
いや、何でだ。
兎も角、そんな事はどうでもいい。いやどうでもよくないが。
さて……まぁほぼハルヒの仕業だろう。
また、何かに影響されてそうなったに違いない。
その何かが思いつかないが難点だが。
気が付いたら目の前には見事な金のしゃちほこ、おお立派だ。
いや、何でだ。
兎も角、そんな事はどうでもいい。いやどうでもよくないが。
さて……まぁほぼハルヒの仕業だろう。
また、何かに影響されてそうなったに違いない。
その何かが思いつかないが難点だが。
しかしそれもまた取り敢えずはおいておこう。
先程見た名簿にはきっちりと俺の名前が書かれていた『キョン』と。
いや、キョンかよ。
そーなるのか、やっぱり。
はあ……まあいいか。
他にはSOS団の仲間、涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹と雁首揃えて全員集合だ。
消えたはずの朝倉の名前が何故かあったが……警戒だけしておこう。
他にも一人だけやたら長い名前やら輝かしいしゃちほこの似合う名前などがあった。
だが、それもいまはいい。
他にもなにやら、色々な道具があったがいまはそんなこったーどうでもいい。
先程見た名簿にはきっちりと俺の名前が書かれていた『キョン』と。
いや、キョンかよ。
そーなるのか、やっぱり。
はあ……まあいいか。
他にはSOS団の仲間、涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹と雁首揃えて全員集合だ。
消えたはずの朝倉の名前が何故かあったが……警戒だけしておこう。
他にも一人だけやたら長い名前やら輝かしいしゃちほこの似合う名前などがあった。
だが、それもいまはいい。
他にもなにやら、色々な道具があったがいまはそんなこったーどうでもいい。
今、疑問に思い解決すべき事はひとつ。
そこに居るのは真っ白い犬。
なんというか血統書がついてる金持ちがもってそうな犬。
まぁ変哲もない犬だ。
どうやら俺の支給された武器らしい。
いや、犬でどう戦うよ。
だが、その犬が行った行動に耳を疑ったね。
そこに居るのは真っ白い犬。
なんというか血統書がついてる金持ちがもってそうな犬。
まぁ変哲もない犬だ。
どうやら俺の支給された武器らしい。
いや、犬でどう戦うよ。
だが、その犬が行った行動に耳を疑ったね。
「どうしたんですか? キョンさん。黙りこくって」
何で犬が喋るんだ……?
いや普通は喋らん。
それが普遍だ。
なのに喋ってる。
よーわからん。
いや普通は喋らん。
それが普遍だ。
なのに喋ってる。
よーわからん。
どうして俺にばっかこんな奇怪なものが
はぁ……
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
私の名前は陸、犬だ。
白くて長い、ふさふさの毛を持っている。いつも楽しくて笑っているような顔をしているが、別にいつも楽しくて笑っているわけではない。生まれつきだ。
シズ様が、私のご主人様だ。いつも緑のセーターを着た青年で、複雑な経緯で故郷を失い、バギーで旅をしている。
そして今、私はシズ様と離れている。
変わりに今傍にいるのは
白くて長い、ふさふさの毛を持っている。いつも楽しくて笑っているような顔をしているが、別にいつも楽しくて笑っているわけではない。生まれつきだ。
シズ様が、私のご主人様だ。いつも緑のセーターを着た青年で、複雑な経緯で故郷を失い、バギーで旅をしている。
そして今、私はシズ様と離れている。
変わりに今傍にいるのは
「お前……犬なのか」
「犬です」
「そうか……いや、断定されても困るんだが、常識で考えると犬は喋らんぞ」
「そうなんですか?」
「……いや、何でもない、俺が悪かった……」
「犬です」
「そうか……いや、断定されても困るんだが、常識で考えると犬は喋らんぞ」
「そうなんですか?」
「……いや、何でもない、俺が悪かった……」
頭を抱える少年、キョン。
本来の名前ではないようですが、『そう呼んでくれ……』と嘆かわしく言ったのでそう呼ぶことにする。
私はこの茶髪の一見平凡な少年に武器として支給されたらしい。
武器とかいわれても困るのですが。
兎も角、彼の支給品扱いが私らしい。
彼に現状を聞くと生き残れと言われたらしい。
それに付随するルールも簡単に聞かせてもらった。
何やら良く解らなかったがとりあえずは生き残りのレースなのだろう。
この少年はまったく乗る気は無いらしく仲間との合流を果たしたいらしい。
少年にせかすようにシズ様の名前があるか聞くとあると答えた。
つまりはシズ様も巻き込まれているようだ。
本来の名前ではないようですが、『そう呼んでくれ……』と嘆かわしく言ったのでそう呼ぶことにする。
私はこの茶髪の一見平凡な少年に武器として支給されたらしい。
武器とかいわれても困るのですが。
兎も角、彼の支給品扱いが私らしい。
彼に現状を聞くと生き残れと言われたらしい。
それに付随するルールも簡単に聞かせてもらった。
何やら良く解らなかったがとりあえずは生き残りのレースなのだろう。
この少年はまったく乗る気は無いらしく仲間との合流を果たしたいらしい。
少年にせかすようにシズ様の名前があるか聞くとあると答えた。
つまりはシズ様も巻き込まれているようだ。
取り敢えずはシズ様との合流。そう私は結論付けた。
シズ様がこの場所からの脱出を狙っているのならそれに従い、優勝を狙っているのならそれ従うのみ。
参加者でない私はさっきから頭を抱えている少年に従おう。
最も武器として動きはさらさらないですが。
シズ様がこの場所からの脱出を狙っているのならそれに従い、優勝を狙っているのならそれ従うのみ。
参加者でない私はさっきから頭を抱えている少年に従おう。
最も武器として動きはさらさらないですが。
しかし当座の所はまず『アレ』に対応しければなりません。
先程から放置していましたがしつこいです。
害意はないようですが。
先程から放置していましたがしつこいです。
害意はないようですが。
キョンさんも対応を放棄していたようですが取りあえず対応しなければなりません。
『アレ』に。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
喋る犬、陸と会話して取り敢えずは納得する。
いや、納得できんしというかアレを犬と認めるのは犬の皆さんに失礼だと思うが。
しかし、世の中には妥協しなければならないといけない事が大いにあって多分これがひとつだ。
と言う事で大方ハルヒの仕業だろう、と言うかそれしか考えられないしそうする。
多分そのうち慣れるだろう。そして気が付けばああ、犬は喋る動物なんだって理解できるね。
……いや、それは勘弁したい。
帰ったら犬に挨拶など余りしたくは無い。真剣に。
兎も角はハルヒ、朝比奈さん、長門、古泉と合流すべきか。
長門、古泉辺りがもう動いてるだろうしな。
任せよう、俺が考えても無駄だ。
しかしまぁ見事なしゃちほこだ。全く先のことなど考えたくも無いね。
ああ、考えたく……
いや、納得できんしというかアレを犬と認めるのは犬の皆さんに失礼だと思うが。
しかし、世の中には妥協しなければならないといけない事が大いにあって多分これがひとつだ。
と言う事で大方ハルヒの仕業だろう、と言うかそれしか考えられないしそうする。
多分そのうち慣れるだろう。そして気が付けばああ、犬は喋る動物なんだって理解できるね。
……いや、それは勘弁したい。
帰ったら犬に挨拶など余りしたくは無い。真剣に。
兎も角はハルヒ、朝比奈さん、長門、古泉と合流すべきか。
長門、古泉辺りがもう動いてるだろうしな。
任せよう、俺が考えても無駄だ。
しかしまぁ見事なしゃちほこだ。全く先のことなど考えたくも無いね。
ああ、考えたく……
「いや~キョン君! あたーし無視して何犬と喋ってんの~?」
……はぁ。
馬鹿陽気な声で喋るおばさん、いや、お姉さん。もとい素晴らしいぐらいの酔っ払い。
素晴らしいしゃちほこを確認し真っ先に出会った酔っ払い。
取りあえず相手にするのも面倒なので、というか絡まれたくないので武器を確認したら喋る犬。
そして、更にかまって来るので尽くスルーして陸と色々話す。
だが、天命は俺にそろそろこの理不尽な酔っ払いの相手をしろというらしい。
いや、相手をしたくない。と言うか何故この人はそんなに酔っている。
というよりいい加減酔いを醒ませ。
馬鹿陽気な声で喋るおばさん、いや、お姉さん。もとい素晴らしいぐらいの酔っ払い。
素晴らしいしゃちほこを確認し真っ先に出会った酔っ払い。
取りあえず相手にするのも面倒なので、というか絡まれたくないので武器を確認したら喋る犬。
そして、更にかまって来るので尽くスルーして陸と色々話す。
だが、天命は俺にそろそろこの理不尽な酔っ払いの相手をしろというらしい。
いや、相手をしたくない。と言うか何故この人はそんなに酔っている。
というよりいい加減酔いを醒ませ。
「あ、キョン君、今、人の事おばさんと思ったでしょ?」
「いや、そんな事ありません、マオさん」
「いや、そんな事ありません、マオさん」
エスパーかこの人。いや、既にエスパーの前例はいた。憎たらしい笑みを浮かべている。
が、まぁちがうだろう。おばさん恐るべきという事だ。
しかしこのメリッサ・マオさんは酔っ払っている割にはしっかりしている。
タンクトップに下は迷彩のズボン。本人曰く軍人と似たようなもののだと。
いや、軍人が酔っ払っていいのかよ、この非常事態に。
こんな軍人が国を守れるのだろうか? 少なくとも俺は守って欲しくないね。
が、まぁちがうだろう。おばさん恐るべきという事だ。
しかしこのメリッサ・マオさんは酔っ払っている割にはしっかりしている。
タンクトップに下は迷彩のズボン。本人曰く軍人と似たようなもののだと。
いや、軍人が酔っ払っていいのかよ、この非常事態に。
こんな軍人が国を守れるのだろうか? 少なくとも俺は守って欲しくないね。
「だいじょ~~~ぶ。あたしが守ってやるからさ。坊や心配しなくてもいいんだよ」
「酔っ払って言われても困るんですが」
「心配するなって! そこの犬君も!」
「酔っ払って言われても困るんですが」
「心配するなって! そこの犬君も!」
マオさんはバシンバシンと俺の背をはたく。
いや、もろ酔っ払いがしている行動して何を言ってんだか。
顔も赤いしキョロキョロと。
しばらくこりゃ酔いは醒めないね……
はぁ……喋る犬と酔っ払い軍人か。
どうして俺の周りはこんなんばっかり……
いや、愚痴をいっても始まらんが。
いや、だがかな。
それでもそれが何故俺の所ばかり……
いや、もろ酔っ払いがしている行動して何を言ってんだか。
顔も赤いしキョロキョロと。
しばらくこりゃ酔いは醒めないね……
はぁ……喋る犬と酔っ払い軍人か。
どうして俺の周りはこんなんばっかり……
いや、愚痴をいっても始まらんが。
いや、だがかな。
それでもそれが何故俺の所ばかり……
……………………………………はぁ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
キョン君の盛大な溜め息の元、私はマオさんをみていた。
最初はただの酔っ払いかと思ったがなるほど軍人は伊達ではないらしい。
あれだけ騒ぎながらしっかり当たりを警戒している。
ただしそれでも酔っ払って居るようだが。
マオさんはキョン君を守るようだ。
それが軍人と言うものだろうか。
マオさんは、同僚である、『宗介』『テッサ』『クルツ』そして『かなめ』と言う人物を探しているらしい。
最もそれを冗談交じりでキョン君に聞いていたが。
ああ、キョン君が盛大に絡まれている。
あれはキョン君を不安にさせない為にマオさんがわざとやっているのだろう。
観察していてそう私は結論づけた。
軍人ゆえもしくは彼女の性格ゆえだろうか。
俗に言う姉御肌なのだろう。
しかしキョン君は本当に嫌そうだが。
私はそれをただ見守るだけだ。
最初はただの酔っ払いかと思ったがなるほど軍人は伊達ではないらしい。
あれだけ騒ぎながらしっかり当たりを警戒している。
ただしそれでも酔っ払って居るようだが。
マオさんはキョン君を守るようだ。
それが軍人と言うものだろうか。
マオさんは、同僚である、『宗介』『テッサ』『クルツ』そして『かなめ』と言う人物を探しているらしい。
最もそれを冗談交じりでキョン君に聞いていたが。
ああ、キョン君が盛大に絡まれている。
あれはキョン君を不安にさせない為にマオさんがわざとやっているのだろう。
観察していてそう私は結論づけた。
軍人ゆえもしくは彼女の性格ゆえだろうか。
俗に言う姉御肌なのだろう。
しかしキョン君は本当に嫌そうだが。
私はそれをただ見守るだけだ。
それにしても気になる事がある。
何故かマオさんの名前が配られた名簿に無いのだ。
マオさんは何故自分が書かれてないのか不思議に思っているらしい。
何か特別な意味があるのだろうか……と絡みながらそれとなくキョン君に聞いている。
果たしてどういう意味なのだろうか。
私にも分からない。
何故かマオさんの名前が配られた名簿に無いのだ。
マオさんは何故自分が書かれてないのか不思議に思っているらしい。
何か特別な意味があるのだろうか……と絡みながらそれとなくキョン君に聞いている。
果たしてどういう意味なのだろうか。
私にも分からない。
とりあえずはマオさんが平常になるのを待とう。
私は彼女たちを笑顔で見守った。
私は彼女たちを笑顔で見守った。
勿論、私は笑顔にしているつもりはないが。
【C-3/天守閣前/一日目・深夜】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:健康、やや 憂鬱
[装備]: 陸@キノの旅
[道具]:デイパック、支給品一式(確認済みランダム支給品1~2個所持)
[思考・状況]
1:マオの対処。
2:SOS団との合流。
[備考]
※陸の思考
1:キョンたちについていく。
2:シズとの合流
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:健康、やや 憂鬱
[装備]: 陸@キノの旅
[道具]:デイパック、支給品一式(確認済みランダム支給品1~2個所持)
[思考・状況]
1:マオの対処。
2:SOS団との合流。
[備考]
※陸の思考
1:キョンたちについていく。
2:シズとの合流
【メリッサ・マオ@フルメタルパニック!】
[状態]:健康、やや酒によっている
[装備]:なし
[道具]:デイパック、支給品一式(確認済みランダム支給品1~3個所持)
[思考・状況]
1:キョンを守る
2:仲間達と合流
3:自身の名前が無い事に疑問
[状態]:健康、やや酒によっている
[装備]:なし
[道具]:デイパック、支給品一式(確認済みランダム支給品1~3個所持)
[思考・状況]
1:キョンを守る
2:仲間達と合流
3:自身の名前が無い事に疑問
【陸@キノの旅】
シズの愛犬。真っ白で何時も笑っているようにみえる。
人語を喋り、人語を理解できる。
シズの愛犬。真っ白で何時も笑っているようにみえる。
人語を喋り、人語を理解できる。
| キョン | 次:CHALLENGER |
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