〈符術師〉

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名称:符術師
大分類:ロール系

*■解説
〈符術師〉は、様々な魔術を紙片に込めたマジックアイテム、霊符の扱いに長けたサブ職業である。
霊符はその多くが使用者やその仲間の能力を強化するものであり、〈大地人〉は幸運や加護を呼ぶお守りのようなものだと認識している。このことから、霊符を作り、駆使する〈符術師〉は〈大地人〉社会において聖職者のように扱われ、敬意をもって迎えられることが多い。ある程度名の知れた霊域や、一定規模以上の集落には、《シジレーション》を取得し、厄を払い幸いを呼ぶための符を作る〈符術師〉が一人はいるものだ。彼らは地元の民衆や参拝者の需要に応えて腕を振るうが、名の知れた〈符術師〉となれば、貴族や豪商が彼らの護りの霊符を受け取るため、あるいは届けるために、わざわざ遠方に使いを出すこともある。〈エルダーテイル〉がゲームであった頃には、世継ぎが生まれる貴族から安産の霊符の輸送を頼まれる、若き姫君から戦場の想い人に護りの霊符を届けるよう求められるといったクエストが存在していた。〈大災害〉後も、〈冒険者〉たちに対するこうした依頼は尽きない。
イースタルでは〈オソの霊山〉、ウェストランデでは〈霊峰イコマ〉が東西の〈符術師〉の集う地として知られており、〈オソの五流〉と〈イコマの六派〉と呼ばれる諸流派がその技を研鑽している。見る者が見れば、霊符に書かれた紋様やその形状から、使用者がどの流派で技を学んだかを看破することもできるという。〈オソの五流〉と〈イコマの六派〉ともに、どの流派でも学ぶことのできる技法にほぼ差はないが、政治との関係や各地の聖地の繋がりなどは、派閥によって様々だ。〈イコマの六派〉は六派一位の〈斎宮派〉を始め、多くが〈神聖皇国ウェストランデ〉の統治機構の一部に組み込まれている。これに対して〈オソの五流〉に所属する〈符術師〉は貴族とは距離を置く傾向がある。
こうした流派の有名な使い手であるNPCと接触することで、ゲーム時代の〈冒険者〉は〈符術師〉のサブ職業を獲得することができた。現在でも、彼らに師事することで、同様の効果を得ることができる。ただし、ゲーム時代のように決まった場所で出会うことができるわけではなくなったため、転職のために放浪癖のある〈大地人〉の師範を探して回る〈冒険者〉もいるようだ。
〈冒険者〉が使うアイテムとしての霊符のメリットは、様々な自己強化能力を得られることにある。そのためメイン職業を問わず、弱点を補ったり長所を伸ばすなどして活用されているが、中でも〈白のヒトカタ〉のような障壁を強化するアイテムが豊富な点から〈神祇官〉と〈符術師〉の組み合わせが多く見られるようだ。一方で、霊符は高価な使い捨てアイテムでもあるため、多用するほど資金繰りが苦しくなる難点もあり、〈冒険者〉たちの頭を悩ませている。
〈大災害〉直後は、戦闘の体感難易度が上昇したことにより、戦闘をサポートする霊符の価格が高騰した。〈円卓会議〉設立後の相場は一時期と比べて落ち着いたものの、未だ霊符は安い買い物ではない。まさに、霊符はいざというときに使うべき「切り札」なのである。
機を見極め、霊符を通じて幸運と加護を与える切り札の使い手。それが、〈符術師〉だ。

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