ゴン×制限×血の臭い ◆JI0DYaB8oI
まず、ゴンが思ったことは、この『殺し合い』は絶対に許せないということだった。
これはグリードアイランドとは違う。
グリードアイランドでも殺し合いは起こっていたけど、あれは少なくとも自分の意志で参加するゲームだった。
でも今行われているこの『殺し合い』は、ゴンもあの広間にいた多くの人たちも、望んで参加したわけではない。
それに自分のように戦えるものはともかく、戦う力のない人たちも明らかにいた。
そういう人たちを巻き込むのは許せない。
「だから、こんな殺し合いは止めさせないと…」
そのためには主催者であるジェダとかいう奴をなんとかするのが一番早い。
でも、そのジェダがどこにいるのか分からない。
そもそもあの時いた広間はどこなのか?
そう言えばこの首輪は…
――ボン
考えるのが苦手なゴンにとって、ジェダがどこにいるか、首輪について、禁止エリアについて…
これらを同時に考えるのは不可能だった。
これはグリードアイランドとは違う。
グリードアイランドでも殺し合いは起こっていたけど、あれは少なくとも自分の意志で参加するゲームだった。
でも今行われているこの『殺し合い』は、ゴンもあの広間にいた多くの人たちも、望んで参加したわけではない。
それに自分のように戦えるものはともかく、戦う力のない人たちも明らかにいた。
そういう人たちを巻き込むのは許せない。
「だから、こんな殺し合いは止めさせないと…」
そのためには主催者であるジェダとかいう奴をなんとかするのが一番早い。
でも、そのジェダがどこにいるのか分からない。
そもそもあの時いた広間はどこなのか?
そう言えばこの首輪は…
――ボン
考えるのが苦手なゴンにとって、ジェダがどこにいるか、首輪について、禁止エリアについて…
これらを同時に考えるのは不可能だった。
「…やっぱり、キルアを探そう!」
キルアならなにか考えつくはずだと、ゴンは単純に思った。
そして…
(それに、もしかしたらキルアは何かのはずみで人を殺してしまうかもしれない)
それだけは絶対に止めたかった。
キルアならなにか考えつくはずだと、ゴンは単純に思った。
そして…
(それに、もしかしたらキルアは何かのはずみで人を殺してしまうかもしれない)
それだけは絶対に止めたかった。
島の北東の町を目指しながら、ゴンは念の調子がおかしいことに頭を悩ませていた。
身体を覆うオーラの量がいつもよりずっと少ないのだ。
常に『纏』を行っているとは言え、これでは防御力が低くなっているに違いない。
また、『練』をしてもオーラが思うように出てこない。
『絶』は一応問題なくできているが…
――ボン
身体を覆うオーラの量がいつもよりずっと少ないのだ。
常に『纏』を行っているとは言え、これでは防御力が低くなっているに違いない。
また、『練』をしてもオーラが思うように出てこない。
『絶』は一応問題なくできているが…
――ボン
「……あ、そう言えば」
ゴンはようやくジェダとリリスの説明を思い出した。
(…超能力は弱くするとか言ってなかったっけ)
長い話が苦手なゴンはあの説明はよく覚えていなかったのだが、辛うじてそれだけ思い出したのだ。
念もそれに含まれるのかもしれないな、となんとなく思う。
(これ、もしかしたら役に立つかな?)
ゴンはランドセルから取り出した布を手に取る。
攻撃をはね返す『ひらりマント』。
普段なら攻撃は避けるなり耐えるなりすれば済む話だが、現状では万が一ということがあるかもしれない。
そんなの時のためにと、ゴンはひらりマントをポケットに入れておいた。
ゴンはようやくジェダとリリスの説明を思い出した。
(…超能力は弱くするとか言ってなかったっけ)
長い話が苦手なゴンはあの説明はよく覚えていなかったのだが、辛うじてそれだけ思い出したのだ。
念もそれに含まれるのかもしれないな、となんとなく思う。
(これ、もしかしたら役に立つかな?)
ゴンはランドセルから取り出した布を手に取る。
攻撃をはね返す『ひらりマント』。
普段なら攻撃は避けるなり耐えるなりすれば済む話だが、現状では万が一ということがあるかもしれない。
そんなの時のためにと、ゴンはひらりマントをポケットに入れておいた。
それからしばらく歩いて、橋が見えてきたところで…
(……! 血の臭い!?)
ゴンの鋭敏な鼻が、風に乗ってきた血の臭いを捕らえた。
今向かっている橋の方からだ。
(誰かが死んだ? …いや、怪我をしているだけかもしれない。だとしたら、助けないと!)
ゴンは急いで(しかし『絶』を使いながら)臭いの元へと走る。
敵がいる可能性を考え、すぐに戦えるよう警戒しながら。
(……! 血の臭い!?)
ゴンの鋭敏な鼻が、風に乗ってきた血の臭いを捕らえた。
今向かっている橋の方からだ。
(誰かが死んだ? …いや、怪我をしているだけかもしれない。だとしたら、助けないと!)
ゴンは急いで(しかし『絶』を使いながら)臭いの元へと走る。
敵がいる可能性を考え、すぐに戦えるよう警戒しながら。
【E-1/橋の西/1日目/朝】
【ゴン@HUNTER×HUNTER】
[状態]:健康 『絶』状態
[装備]:ひらりマント@ドラえもん(ポケットに入ってます)
[道具]:基本支給品 未使用の支給品×1
[思考]
第一行動方針:血の臭いの元へ!(血の臭いの元はF-1にあるサトシの死体です)
第二行動方針:キルアを探す
基本行動方針:ゲームを止める
※…リルルがまだ近くにいるかは不明ですが、いたとしてもゴンはその存在に気づいていません。
【ゴン@HUNTER×HUNTER】
[状態]:健康 『絶』状態
[装備]:ひらりマント@ドラえもん(ポケットに入ってます)
[道具]:基本支給品 未使用の支給品×1
[思考]
第一行動方針:血の臭いの元へ!(血の臭いの元はF-1にあるサトシの死体です)
第二行動方針:キルアを探す
基本行動方針:ゲームを止める
※…リルルがまだ近くにいるかは不明ですが、いたとしてもゴンはその存在に気づいていません。
念の簡単な解説
『纏』…体から発せられているオーラを、体の周囲に留めること。防御力が飛躍的に上がる。慣れれば寝てても使える。
『絶』…オーラを全く出さない状態にすること。周りからは、その人間の気配が感じられなくなる。疲労を癒す時にも使う。
『練』…通常より多くオーラを発生させること。
『纏』…体から発せられているオーラを、体の周囲に留めること。防御力が飛躍的に上がる。慣れれば寝てても使える。
『絶』…オーラを全く出さない状態にすること。周りからは、その人間の気配が感じられなくなる。疲労を癒す時にも使う。
『練』…通常より多くオーラを発生させること。
アイテム解説
【ひらりマント@ドラえもん】
闘牛士の持つような赤いマント。
振りかざすことで物理攻撃やエネルギー攻撃などをはね返す効果がある。
※ただし、攻撃を連続で受け続けると破れてしまうことがある。
【ひらりマント@ドラえもん】
闘牛士の持つような赤いマント。
振りかざすことで物理攻撃やエネルギー攻撃などをはね返す効果がある。
※ただし、攻撃を連続で受け続けると破れてしまうことがある。
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