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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • 混沌の学び舎にて(3)

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

混沌の学び舎にて(3)

最終更新:2010年10月19日 23:29

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混沌の学び舎にて(3) ◆3k3x1UI5IA

【3:『魔法使い』】



全てを物陰から観察し、機会を窺っていたメロは、そしてようやく動き出した。
標的をとの距離を十分に開けておいて、階段を駆け上がる。

「オイ、ナンデコッチノガキナンダ? 保健室ニ居ル小坊主ノ方ガ簡単ジャネーカ?」
「殺すだけでいいならな。だが、今あっちを襲えば、保健室の中は一体どうなる?」

頭上のチャチャゼロの問いに、メロは手にした杖をチラリと見る。
現時点でのメロの唯一の攻撃手段、『天罰の杖』。
遠距離から『バギ』を当てて倒し、接近して殴りつける――それが現時点のメロの持つ、ほぼ唯一の戦術だ。
しかし、保健室という閉鎖空間で天罰の杖を使ったりしたら、一体どうなる?
結果は考えるまでもない。
巻き起こる竜巻は薬瓶を棚から叩き落し、真空の刃は包帯や絆創膏を切り刻んでしまう。
つまり、メロ自身にとっても利用価値の高い医薬品や治療道具を、根こそぎ破壊してしまうのだ。

「先に上に向かったガキを倒す。それから引き返して、あのスキンヘッドが部屋から出たところで襲う」
「ソウ上手ク行クカナ~。ソレニ上ニハ、ヤバイ奴ラモ居ルンダロ?」
「そこは賭けだな。上に向かった『自称・探偵』が、自分で言うだけの慎重さを持っていることに賭ける」

メロにとって真に『探偵』と呼べる存在は、ただ1人。今は亡き稀代の名探偵、『 L 』だけだ。
あの『江戸川コナン』という少年が仲間との会話の中、堂々と『探偵』と名乗ったのが許せなかった――
のかどうか、メロ自身にもよく分からなかったのだが。
ともかく凡百の探偵なら、慎重と臆病を取り違え、現場の手前で足踏みする可能性は十分にある。
メロは階段を駆け上げる。
標的に勘付かれないよう、足音を殺し速度を落とし、距離を開けての追撃だが、彼には勝算があった。

         *         *         *

――コナンが4階の教室に辿り着いた時、そこには誰も居なかった。
破壊された窓、破壊された扉。
教室の中も、机や椅子が吹き飛んでメチャクチャになっている。

「な……何をしたらこんな風になるんだよ……!」

いくら江戸川コナンが経験豊富な探偵だとはいえ、こんな「現場」は見たことがない。
爆弾で爆破したにしては、焦げ跡もないし破壊の方向が一方向に整い過ぎている。
保健室で会った小坊主は「女の子に襲われた」と言っていたが、一体どんな攻撃を受けたのか?
もう少し詳しい話を聞きだしておくんだった、とコナンは舌打ちする。

「それより……灰原と『古手梨花』は、どこに行った?」

一休の言葉を信じるなら、つい先ほどまで2人はここにいたはずだ。
コナンは考える。灰原哀を拘束していたという『古手梨花』という少女。
わざわざ拘束していたということは、『梨花』には哀を逃がしたくない理由があったはず。
だからすぐに思いつくのは、「哀が隙を見て逃げ出し、『梨花』も哀を追って飛び出した」というシナリオだが。

「いや、それはありえねーな。必死の追いかけっこしてたなら、流石に俺も気付いてる」

校舎の外は何やらうるさかったが、それでも少女2人が校内を走っていれば気付かぬ訳がない。
コナンは改めて教室を見回す。素早く冷静に現場を観察して、1つの事実に気付く。
――乱雑に転がった机のあちこちに、微量だが、血がついていた。
そっと触ってみれば、まだ全く乾いていない。つい先ほど流されたばかりの血だ。
ここから吹き飛ばされてきた一休には派手な出血は無かったし、そうなると考えられる可能性は1つ。

「何が起きたのかはやっぱり分からねーけど、どっちかがここで怪我したってことか?
 となると、次に取る行動は……くそッ! 入れ違いってことかッ!」

殺すつもりもなかった捕虜が、何らかの事情で傷ついてしまったらどうするか?
捕虜をキープした状態で、自分が怪我を負ったらどうするか?
……当然、捕虜の傷を治療しようとするだろう。当然、捕虜を連れたまま、傷の治療を行おうとするだろう。
この血が哀のものか『梨花』のものかは分からないが、どちらのものだとしても、取る行動は1つ。
学校の中で傷の治療ができる場所――保健室への移動、だ。

学校という建物は、通常防災上の理由から複数の階段が用意されている。
きっと、コナンが駆け上がってきた階段とは別の階段を使い、2人は階下に降りてしまったのだ!
江戸川コナンは、名探偵である。その鋭い推理力には、真実を見抜く力がある。

「バーロ、余計な手間かけさせやがって……!」

そうと分かれば、ここにはもう用は無い。
身を翻し、校舎の反対側の階段に向けて駆け出そうとした彼は――
そしてふと、「ありえぬモノ」を見つけて凍りつく。

 教室の窓の外、4階の高さの空中に、美しい顔立ちの少年が、微笑みを浮かべて『立っていた』。

「な――!?」
「こんにちは、お兄さん。この『楽しそうな破壊』、お兄さんがやったの? お兄さんも『魔法使い』?」
「え……な、なんでおまえ……!」
「違うのかな? まあでも、そんなことはどうでもいいよね。やることは1つなんだから」

江戸川コナンがいくら優れた名探偵だとしても、こんな状況、咄嗟に理解しろというのが酷な話だ。
そしてその少年は、凄惨な笑みを浮かべて、言い放つ。

「ちょうど僕、せっかくの『ご馳走』を食べ損ねちゃったところでさ――
 腹ペコで哀れな僕の命を増やすために、死んでくれない? 臓物と脳漿をぶち撒けてさァ!!」

         *         *         *

「戦闘狂」と呼んでも過言ではない、壊れた感覚を備えた少年・ヘンゼルであるが。
それでも、これは誤解されやすいのだが……彼の中には、「破滅願望」のようなものはない。

彼は「永遠に生きるため」に戦っているのだ。
世の中の人間は、ただ2つだけに分類できる。殺す者と、殺される者。
そして殺す側に回って人を殺せば、それだけ自分の命を増やすことができる。
だから、これまでに沢山の人を殺してきた「彼ら2人」は、「ネバー・ダイ(永遠に死なない)」。
――それが、ヘンゼルとグレーテルが胸に抱く、たった2人だけの「宗教」だった。

自分の力と才能と、「これまでに集めた命の量」に自信があるから、多少の危ない橋も平気で渡る。
けれど、正面からの戦いに拘っているわけではない。死んでまで戦い抜きたいと思っているわけでもない。
それが必要なら、策も練るし他人だって利用する。不利を悟れば、あっさりと退く。

実はこの『ゲーム』が始まって以来、ヘンゼルは既に2回ほど、一見不自然な形での撤退を選択している。
一度目は、廃墟でレンと交戦した時。二度目はつい先ほどの戦いで、ネギが乱入してきた時。
最初の部屋で殺された女性を見て以来、ヘンゼルが密かに気に掛けていたもの。
それは、『魔法』だった。

もっとも、全ての『魔法』を警戒しているわけではない。それが目で見て分かるものなら、何の心配もない。
武装練金や『剣のカード』のように虚空から出現する特殊な武器も、使う分にはただの武器だ。
目で見て防御なり回避なりすれば、それで十分対応できる。
けれど、手の平から放たれるビームや、身体の周りに浮かぶ氷の塊、渦巻く風の弾などといったものは。
ヘンゼルからしてみれば、スペックの分からない「見えない銃」を向けられているようなものだった。
弾数も、威力も、機能も分からない。持っている「銃」の種類も数も分からない。
軽機関銃を「手に持っている」かもしれない相手に真正面から突っ込むほど、ヘンゼルは無謀ではない。
銃のように、「拳銃」や「ショットガン」といった大まかな特性だけでも掴めれば、対応策もあるのだが。

ヘンゼルはだから、『魔法使い』が乱入してきた時点でそれらの戦いを諦めた。
援護をしてくれる最愛の姉が居れば、それでも戦いようがあったろう。
何らかの策を用意できていれば、それでも戦っていただろう。
けれど、あの場に『姉様』は居らず、『魔女を焼く釜』の準備も出来ていない。

ちょっとカマをかけてみた感じでは、あそこに居た面々は『姉様』とは接触していないようだった。
『グレーテル』という名前にも反応が無かったことを考えれば、間接的な繋がりもないだろう。
これでは、無理して戦いを続ける価値は薄い。
撤退するには、いい頃合でもあったのだ。

――とはいえ、逃げるとしてもタダでは逃げないのが彼らしい所かもしれない。
元々、逃げるのはヘンゼルの好みではない。目の前の相手が危険なら、別の獲物を探すまでだ。
そうしてレンから逃げた時には丈を襲い、ネギから逃げた時には明らかに「誰かが居る」4階を目指して――

バルキリースカートを壁に刺し、手っ取り早く壁面を駆け上がったのだ。


スタングレネードで奪った時間は、十分にあった。
脇目も振らずに学校の壁面を一気に「走り抜け」、一旦屋上に上がって下の人々の視界から隠れる。
小狼やリンクにもう少し余裕があれば、彼が「登った」跡に気付いたかもしれないが……
ヘンゼルにとって幸運なことに、彼らがそれに気付くより早く、金糸雀が新たな騒ぎを起こしてしまった。
そしてそれらの騒ぎを確認後、再び壁を「降りて」悠々と4階に入ろうとして――
1人の少年と、目が合ったのだ。
ヘンゼルは笑う。軽くカマをかけて反応を見てみれば、どうやらこの少年、『魔法使い』ではないらしい。
これ幸いと戦闘態勢に入る。3本のアームを動かし、窓から教室の中の標的目掛けて襲い掛かる。

「ちょうど僕、せっかくの『ご馳走』を食べ損ねちゃったところでさ――
 腹ペコで哀れな僕の命を増やすために、死んでくれない? 臓物と脳漿をぶち撒けてさァ!!」

         *         *         *

メロが4階で追いついた時、標的の『自称・探偵』は、ちょうど廊下に出てきた所だった。
少年はそのままメロが居る階段の方に走り出しかけて、動きが止まる。互いの目が合う。

「な……え!?」
「ちッ。仕方ないか」

必ずしも想定していたようなシチュエーションでは無かったが、このチャンスを逃す手はない。
メロは素早く『天罰の杖』を振り上げる。微弱な真空の刃を含む突風が、少年の小柄な身体を吹き飛ばす。
標的が立ち上がるよりも早く、一気に距離を詰め杖を振り下ろそうとして――

メロは、教室から出てきた「もう1人の少年」の姿を、見てしまった。

整った顔。白銀の髪。喪服のような真っ黒い服。
でも何よりも彼の正体を雄弁に語っているのは、太腿から伸びた3本のアーム。
恐るべき少年は、喉を押さえて軽く咳き込む。

「やれやれ、僕としたことが『目潰し』なんかに引っ掛かるなんてね――
 まあそれでも、目を閉じる方が早かったみたいだね。目よりむしろ、臭いのがたまんないや」

黒い服の少年は感心したような口調で笑う。口元は笑っているが、目は全く笑っていない。
2人の殺人者に挟まれ尻餅をついた『自称・探偵』の少年の手元には、殺虫剤のスプレー。
なるほどこの『探偵』、出くわしてしまった『厄種』に、アレを吹きかけて逃げようとしていたわけか。
なるほどこの『厄種』、下での戦闘に不利な点でも見つけて、校舎の方に逃げ出してきたわけか。
メロは素早く真相を推理し見抜いていたが、しかしそんなことが分かってもどうしようもない。

「キャハハッ、色々ト裏目ニ出チマッタヨウダナ?!」
「まったく最悪だな。なんで俺が貴様と向き合わなきゃならん」
「……あれ? お兄さん、僕のことを知っているの?
 ひょっとしてお兄さん、『魔法使い』か何か? 『魔法』でも使えるのかな?」

ヘンゼルが、メロとチャチャゼロの呟きに首を傾げる。
その声に僅かに含まれた『不安』の気配を嗅ぎ付けて、メロの頭脳が素早く回転する。
今のメロの格好は、いかにもそれっぽい『賢者のローブ』に、いかにもそれっぽい『天罰の杖』。
そして頭上に乗せた怪しげな人形と平然と会話し、杖の一振りで小さな竜巻を起こせるとなれば……
これはもう、どこから誰がどう見ても『魔法使い』の装束だ。
この姿を見て、現代社会でマフィアたちを手玉に取る知能犯罪者、だと見抜ける者はまず居ないだろう。
考えたのは一瞬。相手のかけてきたカマに、メロは全くの動揺を見せることなくこう応えた。

「ああ。俺自身それなりに『使える』つもりだが、お前の戦い、少し見させてもらったぞ。
 悔しいが、この距離・この状況では勝てる気がしないな。
 こういう形で出くわした時点で、俺の負けだ」

厚顔にも『魔法使い』だと詐称した上で、あっさりと白旗を挙げてみせる。
そして「へぇ、諦めちゃうんだ?」とばかりにヘンゼルの顔が緩んだ瞬間を狙い、次の言葉の矢を放つ。

「だが、提案がある。
 1対1ならお前に勝ち目の見えない俺でも、お前を援護することはできる。知恵を授けることもできる。
 ここで会ったのも何かの運命だ。手を組まないか?
 俺はお前の持ってない知識を持っている。お前は俺にない戦闘力がある。
 期限付きの同盟という形なら、互いにとって損は無いと思うが」
「ケケケッ!」

――全てハッタリである。
そのハッタリ、そしてそこに込められた意図に勘付いたチャチャゼロが、メロの頭上で奇怪に笑う。
実際に『魔法』の知識を持っているのはメロではなく、支給品に過ぎないチャチャゼロの方。
使える『魔法』らしきものも『天罰の杖』による『バギ』だけで、それだってアイテムの力に過ぎない。
つまり、さっさとヘンゼルが刃を振るい、メロを殺せば簡単に奪い取れるものなのだ。
嘘ではないのは、「今戦ったらメロは勝てないだろう」という見通しくらいのもの。
それに、本当は協力なんぞする気はなく、ただこの場を切り抜ける方便でしかないのだ。

けれども――今、ヘンゼルに瞬殺されたくなければ、このハッタリを貫き通すしかない。
さっき垣間見えた、『魔法』という単語に込められた『不安』、あるいは『躊躇』の色。
そこを突くことができれば、この同盟、成立させる余地がある。
上手く行けば、単にこの場を切り抜けるだけでなく、強力な手駒として支配できるかもしれない。
気紛れ極まりない『厄種』は扱う者にとっても猛毒だが、しかしそれさえも計算に入れておけば……!

あともう一押し、するべきかどうか。
メロは考える。マフィアたちを自在に操った経験を総動員し、考える。
首を傾げて思案する『厄種』を操縦してみせんと、必死に知恵を絞る……。

         *         *         *

(じょ……冗談じゃねーぞ、バーロ!)

前門の虎、後門の狼。
頭越しに物騒な「同盟」の相談をする2人に挟まれたまま、尻餅をついたコナンは頭をフル回転させる。

コナンは、ヘンゼルの技を見ていない。見る前に殺虫剤を吹きかけて逃げ出している。
メロの技も、さっき『バギ』を一発喰らっただけだ。
何発も喰らえばキツいのかもしれないが、コナンも数々の修羅場を潜ってきた人間。
カミソリを当てられたような裂傷があちこちに出来ていたが、すぐに動けなくなるような傷ではなかった。

2人の意識が自分から逸れているのは幸いだが、こんな状態、そう長く続くものではない。
ヘンゼルのバルキリースカートは見るからに凶悪で、まともに戦っても勝てる気がしない。
メロの『魔法』も、出せるのはさっきの『バギ』一発のみ、と知らないコナンには、恐ろしくて仕方ない。

けれど、何より脅威なのは、2人の持つ武器や魔法ではない。
コナンも何度も遭遇してきた、犯罪者独特の雰囲気。
優れた才能を持ちながら、邪悪な行為に対する罪悪感をどこかに置き忘れてきてしまったような雰囲気。
そんな2人が本気で手を結ぶかもしれない――その事実の方が、『探偵』江戸川コナンには恐ろしい。

今すぐ走って逃げるか? でも、廊下はどちらも殺人者たちに塞がれている。
窓は? すぐそこから飛び降りれば、下は一休が落下した植え込みだ。
4階から落ちたとしても、助かるかもしれない。けれど、普通に考えれば大怪我は免れまい。
大声で助けを呼ぶ? ネギや小狼が来れば助かるかもしれないが、さて、間に合うものかどうか。
リリスの時のように、殺人者たちを言いくるめる? いやしかし、何をどう言えばいいのか。
それとも、手持ちの道具を上手く使って、このピンチを脱する? もう殺虫剤の目潰しは効くまいが。

(どうする? どうすればいい!?)

これまでだって危機に陥ったことは何度もあったし、その度にこの頭脳で切り抜けてきたのだ。
コナンは必死に知恵を絞る。
『探偵』としての経験と知識を総動員して、この窮地を脱する策を考える――



【4階で向き合う3人。】
【D-4/学校・4F廊下/1日目/昼】

【ヘンゼル@BLACK LAGOON】
[状態]:中度の疲労。殺虫剤の目潰しを喰らいかけ、目と喉に軽い痛み。
[装備]:バルキリースカート(使用可能なアームは3本)@武装錬金
[道具]:支給品一式、スタングレネード×8 
[思考]:うーん、どうするかなぁ
第一行動方針:メロへの対処を考える。申し出を受ける? それとも、まとめて一緒に倒す?
第二行動方針:4階の破壊を起こした人物を探し、仕留めたい。
第三行動方針:手に持って使える鈍器や刃物が欲しい(銃でも構わない。その時は姉様になる)
第四行動方針:『魔法使い』に関する情報を集める。
基本行動方針:いろんな人と遊びつつ、適当に殺す。

【江戸川コナン@名探偵コナン】
[状態]:右腕骨折(応急処置済み) 。天罰の杖のバギを喰らってあちこちに小さな裂傷。
[装備]:はやぶさの剣@ドラクエ、殺虫剤@現実、
[道具]:支給品一式、バカルディ@ブラックラグーン、銀の銃弾14発、
   シルフスコープ@ポケットモンスターSPECIAL、蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン
   リリスの食料と飲み掛けの飲料水
[思考]:……どうする!?
第一行動方針:ヘンゼルとメロに挟まれたこの窮地をなんとかして脱する。
第ニ行動方針:四階教室に居るはずの古手梨花と灰原哀を探す。
第三行動方針:ネギ、小狼の仲間を早めに見つけたい。
第四行動方針:リリスを倒す為に協力してくれそうな人物を探す。
最終行動方針:ロワから脱出する。
[備考]:リリスと殺害数を競う約束をしています。待ち合わせは18時にB-7のタワーです。
 バカルディと飲み掛けの飲料水は、リリスが口をつけたため弱い催淫効果を持っています。
 一休さんの情報は部分的にのみ信じています(灰原哀が手錠を掛けられ囚われているなど)。

【メロ@DEATH NOTE】
[状態]:軽い打ち身と掠り傷。
[装備]:天罰の杖@ドラゴンクエストⅤ、賢者のローブ@ドラゴンクエストⅤ
[道具]:基本支給品(ランドセルは青)、チャチャゼロ@魔法先生ネギま!
   ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナン(ちょっと不調)
[思考]:参ったな、最悪の展開だ。だが、なんとかして切り抜ける。
第一行動方針:ヘンゼルを上手くハッタリと話術で丸め込み、一時的にでも同盟を成立させる。
第二行動方針:ヘンゼルとの会話を聞いてしまっているコナンを、確実に始末する。
第三行動方針:保健室に戻って物資を調達する。
第四行動方針:『3人抜き』を達成し、『ご褒美』を貰い、その過程で主催側の情報を手に入れる。
第五行動方針:どうでもいいが、ドラ焼きでなく板チョコが食べたい。どこかで手に入れたい。
基本行動方針:ニアよりも先にジェダを倒す。あるいはジェダを出し抜く。
[備考]:ターボエンジン付きスケボーは、どこか壊れたのか、たまに調子が悪くなることがあります。


≪119:混沌の学び舎にて(2) 時系列順に読む 119:混沌の学び舎にて(4)≫
≪119:混沌の学び舎にて(2) 投下順に読む 119:混沌の学び舎にて(4)≫
≪119:混沌の学び舎にて(1) ヘンゼルの登場SSを読む 136:嘘とブラフは言葉、意識させれば力≫
≪112:でにをは、そして正しすぎる拳(前編) 江戸川コナンの登場SSを読む
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