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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • 三尸の蟲は罪を見つめて

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

三尸の蟲は罪を見つめて

最終更新:2009年02月27日 02:02

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だれでも歓迎! 編集

三尸の蟲は罪を見つめて ◆sUD0pkyYlo



「なぁ――『コレ』、何に見える?」
「何って――何でしょう。……『人間』?」
「人間……だよな。
 いや、人間っていうより『昆虫』、それも『蜂』に見えないか? ほら、この尻の膨らんでるところとか」
「言われてみれば、最初の部屋にいた『QB』とかいう人に似てますね。色は白黒ですけど」
「いや、形だけ読み取ってるから実際の色は分からないんだけどな。『3D-CT』の説明はしただろ?」
「あ、そこは分かってますよ。
 要するにさっき撮った『レントゲン』――『単純X線写真』と根っこの原理は同じなんですよね。
 『X線』、つまり『目には見えず物体を通過する光』を、直接紙に映し出すかどうかの違いだけで。
 その『コンピューター』、『複雑な計算を一瞬でしてくれる精霊のような機械』で情報を処理して……
 この板状の『モニター』という所に、こうして絵の形で映し出してくれる、と。実に凄い技術です」
「…………。
 トマ、おまえってほんと、『道具』には強いんだな。正直、感心した」
「いやぁ、それほどでも。
 ところで――ベッキーさん。この『QBみたいな子』、何してるんでしょう?」
「何って、そりゃぁ……見ての通り、『寝てる』んじゃないのか。ベッドっぽい台の上で、丸くなって」
「ですよね……。『寝てる』、んですよね」
「……拡大の比率からいって……身長は数ミリってとこか。指の上に乗れるサイズだな」
「親指ほどの太さの『首輪』の中の『部屋』で、すごくちっちゃな『QBみたいな子』が、『寝てる』んですよね」
「……そう、だな。『野上葵』の首輪の中で、寝てるんだよな。」
「……そりゃ……着けてる参加者が死んだなら、お仕事もないでしょうし、寝るのも当然ですよね」
「…………」
「…………」

「「……ちょっと待てぇぇぇぇぇ!」」


【まめちしき:CT(しーてぃー)】

Computed Tomography、略してCT。日本語に直訳すれば「コンピューター断層撮影」。
放射線などを利用して物体の内部を探り、コンピューターで処理することで断面の画像を得る技術のこと。
広義の意味ではPETやSPECT、MRIなども含まれるが、一般的にはX線CTのことを指す。
特に医療分野で活用され、様々な疾患の診断に役立っている。
近年では技術面での進歩も進み、ヘリカルCTやマルチスライスCTなどの技術も発達。
単純なスライス像のみならず、細かいスライスを重ねることで3次元的な映像を得ることも可能になった。
コンピューター上に再現された3D画像は、回転・縮小・一部省略など、自在に操作することが出来る。
一方それらの技術は、医療分野以外の非破壊検査などにも利用されている――。


「お……落ち着けトマ。ちょっと、落ち着いて状況を整理しよう」
「は、はいベッキーさん。落ち着いて状況を整理しましょう」
「まず、私とお前があそこで出会って、色々あったけど互いのこれまでのことを話したわけだ」
「でもって、ひとまず“青”さん――『野上葵』さんの『残り』を集めて、病院に戻ってきたんですよね」
「とりあえず霊安室に安置してから、改めて謝って首を切って、『首輪』を使わせてもらうことになった」
「僕が”青”さんの本当の名前を知ったのも、その時でした。首輪についてたネームプレートで」
「それから、血や泥で汚れた私たちの身体を洗ったり、服を着替えたりして――」
「まず最初に、『レントゲン』という機械で『首輪』を調べたんですよね」
「ああ。単純X線写真な。もしも外装がX線を遮るようなら、また別の方法を考えるつもりだったけど……」
「一応、中身の構造が分かる程度には映ってくれたんですよね。なんか中にいくつか部屋が分かれてて」
「いくつか『あるだろう』と思ってた機械が『なかった』のが気になったけど……それより問題だったのは」
「ネームプレートの下、首輪の正面近くの『部屋』に、『よく分からない丸っこいモノ』が『いた』んですよね」
「で、こりゃもっと詳しく知りたいな、と思って、病院にあった最新式のヘリカルCTを使うことにして……」
「本当はそういう目的のためのモノじゃなかったのを、ベッキーさんが改造したんですよね」
「私は天才だからな! 医療用のを解析用に作りかえるくらい簡単だったぞ」
「それで、映ったのが、コレですか……」
「…………」
「…………」



【まめちしき:首輪の外見について】

首輪はかなり頑丈かつしなやかな作りで、無理やり引き千切るにも数秒の時間がかかる。
(首輪が正常に機能していれば、つまり『中の人』が『起きて』いれば、それは『自爆』に十分な時間となる)
首輪は魔法的な防護が施されており、首輪自体と『中の人』を守っている。

首輪の正面には、その参加者の名前を刻んだネームプレートがついている。
とはいえ、首輪をもぎ取って詳しく調べないと気付かないかもしれないような、実にさりげないものだ。
外からは鍵穴らしきものは見当たらない。
ネームプレートは6箇所のネジで首輪に留められているように見えるが、実はそのうち1つは偽装。
パッと見て気付くのは困難だが、ごくごく小さな透明素材を使った、直径1ミリほどの『窓』のようになっている。
位置的に、首輪の正面。
つまり、もしもその内側から外を見てる者がいたとしたら、参加者とほぼ同じモノが見れることになる――。


「これ、どうみてもジェダに『QB』って呼ばれてた奴だよな。すんごく小さいこと以外は」
「ええ。あるいは『QB』にそっくりな、あの場に何人もいた人たちかもしれません。すごく小さいですが」
「……トマの知る『魔法』で、人を小さくすることって出来るか?」
「いいえ。流石にここまで小さくなる『魔法』は、僕も聞いたことがありません。無いとも断言できませんが」
「そっか……」
「……ベッキーさんの知る『科学』で、人を小さくすることは出来ますか?」
「いや。少なくとも私の知る限りじゃ、基礎理論すら思いつかん。絶対不可能とも言い切れねーけど」
「そうですか……」
「ただまぁ、どうやらここには私の知らない『超科学』や、トマも知らない『未知の魔法』もあるみたいだからな」
「何が起こっても、不思議ではありませんよね」
「進みすぎた『科学』は『魔法』みたいなモンだって言うしなァ……知らない以上、考えるだけ無駄か……。
 それこそ、『UFOに乗って地球に来た宇宙人の技術』とか使われても文句言えねーし」


【まめちしき:ガリバートンネル】

ドラえもんの未来のひみつ道具の1つ。
一方の口が大きく、一方の口が小さなトンネル状の道具。
大きい口から入って小さい方から出ると、人間の身体や服などが小さくなる。逆方向に通れば元に戻る。
スモールライトに似た道具ではあるが、効果の時間制限はない。
また、小さくなった状態でもう1度大きな口の方から潜り抜けると、さらに小さくなる(縮小効果が重なる)。

なお、ガリバートンネルで小さくなった人が暮らすための、「ミニハウス」と呼ばれる小型の家なども存在する。
となれば当然、そのサイズの家具や生活用品やその他もろもろが既に存在しているわけで――。
それらを上手く流用すれば、容易に「小さくなった人のための生活空間」が作れるわけで――。


「小さくなってる理屈はともかく……首輪の中には『誰か』が入ってる。これは間違いないだろうな」
「僕たちの首輪の中にもいるんでしょうか? この『中の人』は?」
「わざわざ『野上葵』にだけ普通と違う首輪をつける意味がねーよ。全員のに『いる』と思った方がいいな」
「しかし……首輪の中にいたら、危険ですよね。禁止区域とかで爆発したりしたら……」
「危険っていうか、確実に死ぬな。首輪の構造見ると、爆発の直前に逃げられるようにはなってないし」
「首輪の付け外しは、『首輪の内側から』この『中の人』が操作するようになってるんですよね」
「そうだな。ココにある鍵を、内側にいる人が捻って……外す。それ以外ではまず外れない構造になってるな」
「他に、首輪の中にあるものと言えば……首輪の中をぐるりと一周している、整備用っぽい通路」
「首輪の内側に並んだ、爆弾が詰まっていると思われる部屋」
「『中の人』が押すことの出来る爆破スイッチ」
「ネームプレートの留め金の1つに偽装された覗き穴と、そのすぐ後にある『中の人』のための部屋」
「ついでに『中の人』が使うらしい、ベッドにトイレに台所にお風呂場」
「コッチの倉庫っぽいのは、食料庫かな? 水のタンクもあるな」
「配置と大きさから言って、その可能性は高いですね。何日分用意してるのか、よく分かりませんけど」


【まめちしき:首輪内部の『部屋』について】

薄いが頑丈な外装に包まれた首輪の中は、細く長いドーナッツ状の空間になっている。
中にはぐるりと一周する整備用らしき通路と、その通路に面したいくつかの部屋に分かれている。
体積の多くを占めているのは、やはり首輪爆破用の爆薬。どれも内側に向いた指向性爆薬である。
爆弾以外で最も重要な部屋は、ネームプレートの裏側にある監視部屋(覗き穴の裏側)。
監視部屋には、爆破用スイッチ(誤作動防止のカバーつき)、首輪開錠のための複雑な錠、
外を監視できる座席、仮眠用ベッド、がある。
他にも、便所や台所などが揃った生活空間(『ミニハウス』の一部を『ガリバートンネル』でさらに縮小し移植)。
必要となる僅かな電気を供給する電池、やや余裕を持たせた水と食料の備蓄庫、などがある。
他にも、2人が見落としている設備や施設があるかもしれない。

ぶっちゃけた話、自爆用の爆弾がある他は、『中の人』の『乗り物』あるいは『家』に近い構造をしている。
唯一の出入り口は、内部の鍵のノブを操作し、首輪を正しい方法で開けた時にのみ出現する。
つまり、一度入って鍵をかけてしまうと、『ゲーム』が全て終了するまで出ることは出来ない。


「で、中の構造はこれでほぼ全部なわけだが……大事なものが、いくつか抜けてる」
「と、言いますと?」
「通信機がない。位置確認用のGPSがない。生死の判定をするのに必要なセンサーの類もない。
 そういった複雑な機器を動かすための、演算装置の類もない。
 私が『きっとあるだろうな』と予想してた機械が、かなり欠けてるんだ」
「……それはつまり、首輪にあるはずの機能のいくつかが、『科学』では説明できないってことですね?」
「そういうこと。
 まぁ、全部『科学』でやろうとするときっと電波を使うことになるから、マズいだろうとは思ってたけどな」
「マズイって言うと?」
「詳しい理屈を説明するのは難しいんだが……深い水の中に入ると、使えなくなっちゃうんだよ。
 直接濡れて回路がショートとかしなくても、肝心の電波が届かなくなっちゃうから」
「その『電波』というのも、奥が深そうですけど……
 そういえば、昼間に湖の底を探検したって言ってましたもんね。
 そのための道具を用意していた以上、ジェダも誰かが水の中に潜ることは予想できたでしょうし」
「だからたぶん、『中の人』が『魔法』か何かで補ってると思うんだが……トマはどう思う?」
「僕自身が直接そういった『魔法』を知ってるわけじゃありませんが、『魔法』で可能なことだとは思います」
「ふむ……。そうなると、『爆弾』関係以外は魔法に頼ってるってことなのかな……」
「ただ、そうなると余計に分かりません。
 なんでそんな優れた能力を持った魔法使いを、首輪に入れちゃうのか。
 人命軽視はもういまさらだとしても、ジェダにとっても貴重な人材のはずなんです」
「だよな……。『中の人』も死ぬかもしれないんだよな……。いくら『QBそっくりの奴ら』が沢山いたってな……」


【まめちしき:電波は水中を伝わらない?】

実際には、全く伝わらないわけではない。ただ、空気中に比べて減衰率が上昇するのは確かである。
特に海水中では、溶け込んだ電解質の影響もあって急速に減衰してしまう。
ゆえに、水中の潜水艦などは電磁波を用いる「レーダー」ではなく、音波を用いる「ソナー」を用いる。
(水中では音波の減衰率が低く速度も速い、という事情もあるが)
21世紀初頭の「常識的な技術の範囲」では、深い水中までカバーする通信システムを作るのは困難だろう。
ましてや、首輪に入るサイズに小型化するとなると、非常に厳しいものがある。
22世紀の「ひみつ道具」を持ち出していいなら、深海でも使える無線機があるのだが――。



「だけどそうか、『QB』……『クィーン・ビー』……『女王蜂』、か。なら……ありえるかもしれない」
「何がです?」
「トマ。ちょっと記憶を確認したいんだが……ジェダが『QB』って直接呼んでたのは、1人だけだよな?」
「ええ。微妙に髪型の違う、リーダーっぽい1人に向けて、だったと思います。
 それ以外はみんな怖いほどそっくりで、見分けもつきませんでした」
「そうか……。あいつらを『ヒト』と考えずに『ハチ』だと考えれば、このアイデアは『アリ』かもしれない」
「蟻? 蜂じゃないんですか?」
「そーゆー意味じゃない!
 ……いや、でも蜂でも蟻でも同じようなモンか。あいつら『社会性昆虫』だから」
「『社会性昆虫』、ですか?」
「ほら、蜂や蟻の中には、群れ作って暮らす種類がいるだろ。数千匹数万匹で1つの巣作ったりして」
「ありますね。まるで人間がお城とか作るのと同じような感じで」
「で、そういうのって、『女王蜂』と『働き蜂』で役割分担してるんだ。
 女王蜂が子を産んで、働き蜂が働く。この関係は、産まれてから死ぬまでずっと固定されたままなんだ」
「なるほど……」
「女王は産み続ける。働き蜂や働き蟻は女王や群れを守るために、必要とあらば平気で命を投げ出す。
 蜂の中には、1回針を刺したら刺した方が死んじゃう種類の奴もいる。でも、群れを守るためなら戦うんだ」
「女王さえ残せるなら、働き蜂はいくらでも替えが効くってことですね」
「ああ。で、『QBの一族』も、似たようなものじゃないかと思ったんだ。それなら『首輪』に入ってるのも納得だ」


【まめちしき:社会性昆虫】

ハチやシロアリの仲間のように、集団を作って生活し、女王と働き蜂(蟻)のような「階級」を作る昆虫のこと。
働き蜂階級には生殖能力が無く、唯一卵を産み続ける女王のサポートに専念する。
一説では、これは「自分の子」を残すよりも「自分の兄弟」を増やした方が遺伝的に優位であるかららしい。
(ここにはある種の昆虫における男女の産み分けの問題も絡んでくるのだが、難しい話なので割愛する)



「『首輪の中』にいたら、『首輪を爆破する時』に確実に死ぬんですもんね……」
「1人や2人ならともかく、参加者の人数分だからな。志願者募ってもそんなに集まるもんじゃないだろ」
「種族的に絶対逆らえないような命令なら、その部分はクリアできますもんね」
「ついでに言えば……。
 こいつらを『ヒト』でなく『蜂』と見るなら、さっき言った『いくつかの機能』は簡単に説明できるんだ」
「と、言うと?」
「例えば、ミツバチの仲間は凄い精密な空間感覚を持ってることで有名だ。
 巣から飛び出して山を1つ2つ飛び越えて蜜を集めて、迷うことなく自分の巣に戻ってきたりな。
 ああいう『感覚』を持ってる奴が『中』にいるなら、GPSも何も必要ないかもしれない」
「参加者の現在地を『虫としての超感覚』で正確に把握して、禁止区域での爆破などを実行できる、と」
「通信機能も……実は、あの手の昆虫がどうやって仲間と意思疎通してるか、完全には分かってないんだ。
 フェロモン、つまり匂いを出してるとか、ダンスで方向を示してるとか、断片的な話はあるんだけどな。
 ましてや、普通の『蜂』ではないとなると――」
「同じ群れの仲間間限定なら、遠距離で会話するような魔法も難しくないかもしれませんしね」
「そう考えると……『QBとその働き蜂たち』の存在は、『首輪システムそのもの』なのかもしれない。
 『魔法とか不思議な力とか使えそうで』『女王のためなら死ぬことも厭わなくて』『何十匹もいる』。
 どうにかして『小さくなる方法』さえ確保すれば、マンツーマンで見張り役を配置できるしな」
「逆転の発想ではありますけど、参加者のいるまさにその位置に監視者がいれば、色々簡単ですもんね」
「QBが『ご褒美』の配達役、ってのも少し疑問だったんだが……そう考えれば、納得も行く。
 これなら『ご褒美』を欲しがってる参加者の場所も分かるし、声もすぐに伝わる。
 『ご褒美』の権利の1つ、『情報』――他の参加者の場所も分かるだろう。
 あれはきっと、『QBにしか出来ない仕事』だったんだ――」


【まめちしき:魔界蟲ソウルビー】

魔界に生息する虫の一族。まるでハチのコスプレをした少女のような姿をしている。
50匹~150匹で群れを作り、そのリーダー格が「キュービィ(Q-Bee)」である。
人間のような顔はあくまで擬態であり、真に感覚器官として機能しているのは頭についた複眼と触角である。
知能は4~5歳の人間並み。簡単な人語を解するが、知能は低く本能に忠実で常に飢えている。
新陳代謝が非常に激しく、36時間の絶食で餓死するという。そのため、常に食べ物を探している。
ソウルビーの一族のうち、Q-Beeを除く他の者たちを『P-Bee』、または単純に『ビィ』と呼ぶ。


「と、なると……『この首輪』を外す方法も見えてきたな」
「……と、言いますと?」
「テレパシーだか念話だか知らないけど、そういう『魔法』なり『超能力』なりを使える奴を、まず探す」
「ふむふむ」
「で、通信機の周波数をチューニングするみたいにして、『中の人』との無線回線を繋げてだな」
「まあ、出来ないことはないでしょうね。近ければ近いほどやりやすいかな?」
「で……声色を偽る要領で、『女王蜂であるQBのフリして』命令する」
「難しそうですけど……これも、出来ないことはないでしょうね」
「『首輪を外せ』『首輪を爆破しろ』『もうそいつ死んだから寝ていいぞ』……何をどう言うべきか、悩むがな」
「あんま不自然なこと言っても、『中の人』に疑われるかもしれませんしね」
「あと問題は、そーゆーことに長けた奴がいるかどうかだけどな。
 私の知ってる限りだと、『魔法』とか使えるって言ったらアルルゥやレックス、レミリアだけど……
 あいつら、ジーニアスと違ってそういう小器用な真似は苦手そうだし。……トマは、心当たりないか?」
「……『出来たかもしれない人』なら、すぐに2人思い当たりますけど……今は、もう……」
「ん? それって、どういう……」
「……ジュジュさんと、はやてさんです」
「…………あ」
「まあ、他にもアリサさんや、アリサさんが探しにいったなのはさんがいます。
 なのはさんはかなり腕の立つ魔法使いだという話ですし……
 それに、他にも可能な人はいるかもしれません。諦めるのは早いですよ」
「そう、だな……。支給品とかにも希望はあるかもしれないしな……」
「ところで……今、ふと思ったんですけど」
「何だ?」
「こんな話、普通に口に出してて大丈夫なんでしょうか?
 今も僕たちの首輪の中で『中の人』が監視してるんですよね?
 この話だって、耳をそばだてて聞いているかも……」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」

「「……しまったぁぁぁぁぁぁぁ!」」


【まめちしき:時系列上の問題】

実は、この時間帯……ちょうど、北東の街でQ-Beeがレミリアと激戦の末に死亡した辺りに相当する。
ベッキーとトマは知る由もないが、監視側の態勢に重大な乱れが生じていた頃なのだ。
仮説が正しければ、首輪のP-Beeには「通信途絶時の一時記録装置」としての役割もあるはずだが……
なにせ、元々の知能がかなり低い。
2人の複雑な話をどこまで詳しく認識でき、記録でき、報告できるのか、疑問である。


「と、とりあえず落ち着こうトマ。いまさら慌てても仕方ない」
「は、はい、落ち着きましょうベッキーさん。いまさら慌てても仕方ないですし」
「こう言っちゃ言い訳っぽく聞こえるかもしれないけど、ジェダの奴もある程度予想してると思うんだ」
「それは……確かにそうですね。反抗する人が出ることとか、首輪の構造を見破られることとか」
「首輪外す相談することとか。だから大丈夫、きっとここまでは向こうの想定の範囲内だ」
「この程度の相談で僕らが爆破処分を受ける心配はないでしょうし……」
「この程度で新しく対策取られたりすることもないはずだ。もう『対策済み』の部分だろうしな」
「でも……次からは、この『首輪の留め金に偽装されてる覗き穴』を塞いだ上で筆談でもしましょう」
「ああ……そうだな」
「しかし、『想定できる異常事態』で思い付きましたけど……そのQBに『何かがあった』らどうするんでしょう?」
「何か、って?」
「例えば、『ご褒美』を届けにいって参加者に捕まるとか。殺されちゃう……とか」
「……ありそうな話だな。でもそれだけに、対策はあるんじゃないか?
 一時的な混乱くらいは起こせても、きっと何かあるだろ」
「あるかもしれませんけど……ね」
「とは言うものの……実は結構、ジェダも考えてないのかもな。
 行き当たりばったりって言うか、かなりテキトーな性格だぞ、アレ。『ご褒美』のルール決める時の様子とか」
「僕もなんだか、そんな気がしてきました……」


【まめちしき:冥王ジェダ・ドーマ】

魔界三大貴族の1つ、ドーマ家の当主。『冥王』の異名を持つ。
齢六千年を越えるS級魔族だが、三大貴族の中では最も若い。

能力という点では凄まじい彼だが、策略面ではややぬけている部分も見られる。
100年前には、当時彼の腹心であったオゾムに嵌められ、身の程を越えた量の魔力を吸収しようとして自滅。
長い時を経て復活し、オゾムへの復讐は果たしたものの、どこかツメの甘い印象は拭いきれない。
流石に1度失敗したことについては、同じ失敗を繰り返さない知恵はあるようだが……。

なお、一般に冥王と言えば冥府の神であるギリシャ神話のハーデス、ローマ神話のプルートを指す。
言ってみれば、ギリシャ/ローマ神話における『閻魔大王』のような存在である……。
これら人間界に伝わる神話と、冥王ジェダの関係は明らかではない。


「私の首輪の問題も……たぶんジェダは、こんなケースは想定してなかったんじゃないかな。
 一旦死んで、吸血鬼として復活するなんてことはさ。
 たぶん、私の首輪の『中の人』も、一度は『自分の仕事は終わり』とばかりに『寝た』と思うんだ」
「この、CTの画像に映っていた“青”さんの首輪の『中の人』みたいに、ですね」
「でも、今はもう『起きている』と思う。少なくともこうしてトマと詳しく話してる間に、『起こされた』と思う
 トマたちの首輪の『中の人』が、『死んだはず』の私のことをQBに連絡して……きっと、『叩き起こした』」
「きっとベッキーさんの首輪の『中の人』も驚いたでしょうね」
「トマとか、死んだはずのアイツとかに出会っちゃったからな。
 もっと早く気付いてりゃ、何か出来たかもしれないけど」
「死んだはずの人……。”青”さんが言っていた、『薫さん』のこと、ですね……。彼女のことも、気になります。
 “青”さんの言っていたことの意味も、僕が口にしてしまった言葉の意味も……変わってきてしまいますし」
「アイツも死んでから復活したのか、それとも別のカラクリか……。
 私みたいな吸血鬼じゃないようだったけど、それ以上はよく分かんねーしな。
 ま、この島は、何が起こってもおかしくない所だから。あんま常識に捕らわれない方がいいぞ」



【まめちしき:首輪の中のP-Beeの仕事】

トマとレベッカ宮本が『中の人』と呼んでいる首輪担当のP-Beeの仕事は、多岐に渡る。
まず、参加者の生死の判定。首輪の内側から、呼吸や頚動脈の拍動を触覚で感じ取り、判断する。
(リルルなど一部の参加者に関しては、また特別な判定方法が用意されているかもしれない)
参加者の現在地の把握。『蜂』としての空間把握能力を活かし、現在地を正確に直感的に把握する。
参加者の爆破。禁止区域への侵入や首輪破壊の際、内側にある爆破ボタンを押して爆破する。
首輪の開錠。優勝者が確定した時など、ジェダが必要と判断した場合、Q-Beeを介して開錠命令が出る。
監視と報告。覗き穴から外を監視し耳をそばだて、定期報告を送り、必要に応じてQ-Beeの判断を仰ぐ。
特に、誰が誰を殺したかの判定は、現場のP-Beeの報告や位置情報を元に、Q-Beeが判断を下している。
『ご褒美』の請求の際にも、P-BeeがQ-Beeに念話で連絡を取っている。
他にも何か、P-Beeが担っている仕事があるかもしれない。

仕事の数は多いが、1つ1つは(根気があって死を厭わなければ)子供にもできる内容だ。
ゆえに知能の低いP-Beeにも十分実行できる。ただし頭は良くないので、判断ミスを犯す可能性はある。
担当する参加者に特に動きがない時は、P-Beeは自由に休息を取る。
食事をしたり、トイレに行ったり、仮眠をとったり……。ただし、異常があればすぐに監視任務に戻る。

参加者が死んで、かつ首輪が爆破されず残っていた場合、そのP-Beeの当面の任務は終了となる。
ただし、だからといってすぐに外に出られるわけでもないので、そのP-Beeは冬眠のような深い眠りにつく。
こうなってしまうと、もう多少のことでは起きない。事実上、首輪はその機能を停止する。
ただ、仮に後から『死んでいなかった』ことが明らかになれば、、Q-Beeに再度叩き起こされることもある。

首輪のシステムがこのようにP-Bee任せであるため、「首輪探知機」もそれに近いシステムが取られている。
つまり、探知機の中にも小さくなったP-Beeが入っていて「仲間の気配」を探って外に表示しているのだ。
P-Beeが入っている部分は、探知機の「ブラックボックス」になっている。

なお、Q-Beeよりもさらに下位に位置するP-Beeは、その『魂』の重みすら微かなものだ。
この島で死亡し『神体』に取り込まれても、その重みは誤差の範囲に留まり『死者』としてはカウントされない。
もちろん、Q-Beeが健在ならば、その『死』はすぐに察知されることになるのだが――。


「僕らがこれからやるべきは――首輪を外すこと。そして、能力制限を何とかすること」
「首輪の方は……『テレパシー』または『念話』を使えるヒト、または使えるようになるモノを探すのが第一か」
「ええ。能力制限の方は……ベッキーさんたちが昼間に潜った『湖の底』を調べなおしたいところです」
「ただ、そのためにはジーニアスが持ってた『深海探検セット』を探して回収しないとな。
 私の『宇宙服』も、空気も補充したし潜水服代わりになるはずだけど……」
「それはまだとっておきましょう。朝日が昇ってから、ベッキーさんが必要とするかもしれないんでしょう?」
「ああ。吸血鬼が日光を苦手とする理由――もしそれが『紫外線』とかなら、この『宇宙服』で防げるはずだ。
 昼間は重くてかさ張って陸上じゃロクに動けなかったけど、今の吸血鬼の怪力なら何とかなりそうだし。
 でも、今の私は、流れる水に片足を突っ込むこともできない……」
「なら、それを借りて僕とかが使うのは最後の手段ですね。
 湖が禁止区域にでも指定されたら、その時にまた検討しましょう」
「そう……だな」
「あとは……ベッキーさんを吸血鬼にした、レミリアさん、という人を止めないといけませんね」
「それも、考えたんだけどな。結局は『首輪』や『能力制限』の方をなんとかすれば、そっちも解決すると思う」
「と、言いますと?」
「レックスはあれだけ強かったのに、レミリアには敵わなかった。
 きっと人数だけ掻き集めても、対抗しきれないと思う。力で押さえ込むのは、かなり難しい」
「では、どうするんです?」
「悔しいけど、発想の転換だ。首輪を外してやって、レミリアの奴を、ジェダにぶつけてやる。
 あいつの目的は『自分の強さを証明すること』――ジェダと戦えるなら、きっと『それ以外』は後回しにする。
 ジェダがすごい力を持っているのは、間違いないんだから」
「そうやってジェダと戦って、レミリアさん……勝てますか?」
「正直、分からん。
 レミリアはメチャクチャ強いけど、ジェダの奴も相当強いだろうし。
 でも、もしも勝ってくれれば、それで全て解決するだろうからな。
 私にできることって言ったら、この輸血用のパックをレミリアにも渡して、回復させてやることくらいか。
 ま、それもレミリアの首輪を外せてから、のことだが――」




【まめちしき:輸血用パック】

医療用に調整された、輸血のための血液のパック。
現在では成分輸血の技術の発展により、全血輸血(全ての成分が入った輸血)は使用頻度が減っている。
それでも、大量出血の時などに備え、常時ある程度は備蓄されている。
日本では200mlで1単位とされ、保険の点数などもその単位で計算される。


「ともかく……ヒトとモノを探して集めなきゃ、話にならないな」
「そうですね。もっと多くの人と接触しないといけませんね。
 今のところ連絡が取れる相手というと、ファクトリアルタウンの“白”さんですけど……」
「電話で話したっていう相手か」
「ただ”白”さんとは、『また明日』と言って電話を切ったんですよ。今連絡しても、寝てるかもしれません」
「電話はシェルターにもあるんだろ? だったら、シェルターに引き返すのが先かな。
 アリサって奴がなのはって奴を連れて戻ってるかもしれないし、まずはそこを確認してからだ」
「まだ戻ってないようなら、まずはジュジュさんからも予備の首輪を貰って、置手紙を書き換えて……。
 『深海探検セット』を探しに行くべきか、また電話をかけまくるか、他の参加者を探しに外に出るか。
 どれから手を着けるべきか、悩みますけど……」
「ま、その辺はシェルターについてから考えよう。
 とりあえず私は、病院で貰うべきものは貰ったから、もうここを出れるぞ。
 輸血用血液のパックは大量に見つけたし、臓器移植とかで使うクーラーボックスと保冷剤も確保した。
 宇宙服で切れかけてた空気のタンクも、人工呼吸とかで使うのを流用して補充できた。
 血で汚れてた白衣も捨てて、新しく綺麗なのを見つけることもできた。もう、大丈夫だ。
 で……トマは? お前はもう何か必要なモンとか無いのか?」
「僕も大丈夫です。さっきベッキーさんがCTを弄ってた時間を使って、夷腕坊の応急修理も済みましたし」
「ああ、あのでっかい肉襦袢か」
「ここにはいろんな道具が揃っていたので、助かりましたよ。これでもし戦いになっても、なんとかなりそうです。
 では出発しましょう、ベッキーさん!」


【まめちしき:三尸(さんし)】

三尸(さんし)とは、人間の体内で人間を監視しているとされる虫のこと。中国の道教の信仰に由来する。
2寸ほどの大きさで、上尸・中尸・下尸の3匹がそれぞれ頭と腹と足にいるという。
人間が生れたときから体内に潜んでおり、その人間の犯す罪や悪を内側から詳細に監視。
庚申の夜にこっそり抜け出し、その人間の罪を報告に行き、罪に見合う分だけ寿命を縮めるという。
そのため民間信仰として、庚申の夜に三尸が抜け出さないよう、皆で集まって徹夜する行事なども行われた。
これを庚申待(こうしんまち)と言う。その歴史は古く、平安時代の『枕草子』にもその記述が見られる。
ちなみに、三尸が罪を報告する相手は、天帝または閻魔大王……『冥王』、である。


「さあ、行きましょう! 残していく“青”さんには悪いですけど、これで病院とはしばらくサヨナラですね」
「…………」
「あれ? ベッキーさん、どうかしましたか?」
「…………」
「忘れ物ですか? 何か病院にやり残したことでもありましたか? まだ出発はマズいですか?」
「…………」
「何か……言って下さいよ。そんな、俯いてないで」
「…………」
「…………」
「…………なあ、トマ」
「はい」
「お前……もっと、怒れよ」
「…………」
「もっと、怒ってくれよ! 変な我慢とかやめてくれ! なんで平気で私なんかと一緒に歩いてるんだよ!」
「…………」
「私は、『野上葵』を食べちゃったんだぞ! お前の大事な“青”って子を、喰い散らかしちゃったんだぞ!
 グチャグチャに、しちゃったんだぞ!」
「でも、それは……ベッキーさんも、望んで吸血鬼になったわけでもないですし……」
「それでもだ! 私がお前の立場なら、笑ってなんてられないぞ! なんで平気なんだよ! お前はっ!
 それともお前、電話でちょっと話しただけのヤツなんてどーでもいいって思って……」
「……平気じゃ、ないですよ。
 どうでもいいなんて、思って、ないです。
 “青”さんを追い詰めてしまったことも、彼女の遺体を置いていったことも……後悔で、いっぱいです」
「…………」
「だけど……僕は、やっぱりイヤですから」
「……何が、イヤなんだ?」
「怒り続けるのも。泣き続けるのも。悲しみ続けるのも。落ち込み続けるのも。
 僕は、イヤです」
「…………」
「僕は……勇者さんたちみたいに、笑っていたいです。
 できれば、笑っていたいです。
 悲しいことや辛いことを忘れたいとは、思いませんけど……罪は、消えませんけど……
 それでもやっぱり、笑っていたいんです」
「…………」
「僕は、もうちゃんと怒りました。怒って、ベッキーさんを殴ってしまいました。
 だから、もう怒るのはオシマイです。
 泣くだけ泣いたし、悲しむだけ悲しんだし、落ち込むだけ落ち込みました。
 これ以上引き摺ったりしても、死んだ人は喜ばないと思います。だから、頑張って笑いましょう」
「…………」
「い、いや、実際にはそこまで綺麗に割り切れてるわけでもないんですけど。
 でもきっと勇者さんなら、いつまでも引き摺ったりしないでしょうし。だから僕も……」
「……トマ」
「はい、ベッキーさん」
「……お前が作ったこの魔導ボードな、お前が乗れ。
 血液の補充も済んだ今の私なら、きっと走ったり飛んだりした方が速いから」
「……え?」
「ごめんな。そんで、ありがと。
 そういうことなら、もう私はこれ以上重ねて謝ったりしない。
 『野上葵』の知り合いとかに出会ったら、そいつにも謝りたいけど、もうグダグダと引き摺ったりしない。
 約束する」
「…………」
「頑張って、とっとと全部終わらせて――みんなで思いっきり笑うぞ!
 笑えなかったみんなの分までな!」
「…………はいっ!」



【G-7/病院の前/1日目/真夜中】

【トマ@魔法陣グルグル】
[状態]:健康
[装備]:麻酔銃(残弾6)@サモンナイト3、アズュール@灼眼のシャナ、魔導ボード@魔法陣グルグル! 
[道具]:基本支給品、ハズレセット(アビシオン人形、割り箸鉄砲、便座カバーなど)、
    参號夷腕坊@るろうに剣心(口のあたりが少し焼けている・修理済み)
    はやて特製チキンカレー入りタッパー、手術道具の一部(のこぎり・メス・のみ等)、野上葵の首輪
[思考]:行きましょう、ベッキーさん!
第一行動方針:ジュジュの死体からも首輪を回収し、シェルターの置手紙を書き直す。
第二行動方針:『テレパシー』『念話』の類を使える参加者/使えるようになる支給品、を探す。
        また、『湖の底』を調べ直すために必要な道具も探す(ジーニアスの『海底探検セット』など)。
第三行動方針:他の参加者と情報と物の交換を進める。必要ならその場で道具の作成も行う。
第四行動方針:『首輪の解除』『島からの脱出』『能力制限の解除』を考える。そのための情報と物を集める。
第五行動方針:できればトリエラと再び会いたい。それまでは死ぬわけには行かない。
第六行動方針:できればレベッカ宮本が会った「明石薫」(実はベルカナの変身)について詳しく知りたい
基本行動方針:アリサとニケたちとの合流。及び、全員が脱出できる方法を探す。
[備考]:「工場」にいる自称“白”の正体は「白レン」だと誤解しています。“青”の名前の誤解は解けました。
    レベッカ宮本と時間をかけて情報交換しました。詳しい内容は後続の書き手にお任せします。


【レベッカ宮本@ぱにぽに】
[状態]:吸血鬼化(肉体強化、弱点他)、十分に血を吸って完全回復。
[服装]:普段通りの服と白衣姿(服は少し血などで汚れているが、白衣は新品)
[装備]:木刀@銀魂、ヒラリマント@ドラえもん(ボロボロだが一応使える)
[道具]:支給品一式×2、15歳のシャツ@よつばと!を裂いた布、宇宙服(最小サイズ)@からくりサーカス
     輸血用パック×20、クーラーボックス、保冷剤
[思考]:行くぞ、トマ!
第一行動方針:トマと共に行動する。とりあえず当面のトマの用事(ジュジュの遺体とシェルター)に付き合う。
第二行動方針:『テレパシー』『念話』の類を使える参加者/使えるようになる支給品、を探す。
        また、『湖の底』を調べ直すために必要な道具も探す(ジーニアスの『海底探検セット』など)。
第三行動方針:レミリアを止め、ジェダにぶつける。そのために首輪を外す方法などを模索する。
第四行動方針:もし野上葵の知り合いに会ったら、野上葵の死体を辱めたことを改めて謝る。
基本行動方針:主催者を打倒して元の世界に帰る。
参加時期:小学校事件が終わった後
[備考]:吸血鬼化したレベッカの特殊能力として、魔力の存在と飛行能力を確認しました。
   トマと時間をかけて情報交換しました。詳しい内容は後続の書き手にお任せします。
[備考]:宇宙服を着れば日中の行動が可能になる可能性に思い至りました。まだ真偽の程は分かりません。

[備考]:首輪の中に、極小サイズのP-Beeの存在が確認されました。
    未来のひみつ道具「ガリバートンネル」を複数回使用して小さくなっています。
    各参加者の首輪の中にいるPBは、首輪の機能のかなりの部分に関わっているようです。
    (通信・盗聴・位置確認・生死の判定・誰が誰を殺したかの判断・首輪の爆発・首輪の解除など)

[備考]:野上葵の遺体は、首を切断され内臓の一部が欠損した状態で、病院の霊安室に安置されています。


≪233:楽園の再来 時系列順に読む 236:みかけハこハゐがとんだいゝ人だ≫
≪233:楽園の再来 投下順に読む 235:分岐≫
≪213:Sweets Time レベッカ宮本の登場SSを読む 245:臨時放送、あるいはイレギュラー≫
249:拭えぬ過去を振り返り(前編)≫
≪213:Sweets Time トマの登場SSを読む 245:臨時放送、あるいはイレギュラー≫
249:拭えぬ過去を振り返り(前編)≫

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