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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • ここはG-1、海鳴温泉なの!

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

ここはG-1、海鳴温泉なの!

最終更新:2008年02月06日 02:19

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だれでも歓迎! 編集

ここはG-1、海鳴温泉なの!◆o.lVkW7N.A


ベルフラウを見つけるため森林内を探索しようとしたみかは、完全に迷子になっていた。
理由は単純、自分自身によって周囲に生み出された霧によるものである。
アリス・イン・ワンダーランドで作られたそれは、確かに他者から自身の姿を隠し通してくれた。
しかし同時に、深く立ち込めたそれはみか自身の視界をも激しく妨害していたのだ。
周りの景色がまったく見渡せないため、知らず知らずのうちに目指している場所から逸れた方角へと向かってしまう。
彼女が漸くそのことに気付いた頃には、既に目の前へと巨大な城が聳え立っていた。
「な、なんでこんなところに着いちゃうのよぅ……」
涙混じりにそう言って、みかは元来た道をもう一度戻ろうと方向転換しかける。
だが疲れきった身体はそれを良しとせず、城内での休息を強く自身の心に訴えた。
一日中歩き続けて棒のようになった足が辛い。顔の火傷も、またじくじく痛み出したような気がする。
おまけに、タイミングを見計らったように緊張感なくお腹まで「ぐぅ~」と鳴り響いたとあっては、もうどうしようもない。
腕に嵌めた時計を見て放送まで一時間程度であるのを確かめ、それまでの短い間だけ休憩を取ろうと決める。
がらんとした人気のない城内へ足を踏み入れ、見晴らしのいい二階中央に作られた扉を開く。
その先に広がっていた、王様が使ってもおかしくないほど豪華な室内に、思わず溜息が漏れた。
「凄い……。これ、お給料何か月分だろ」
真っ赤な色をしたふかふかのソファに深く腰掛け、そのままポンポンと飛び跳ねてみる。
柔らかい手触りのそれは非常に座り心地がよく、疲弊したみかの眠気を誘った。
気付かぬうちに、ふわぁと大きなあくびが漏れる。
それを噛み殺し、目に浮かんだ涙を指先で拭ってどうにか耐えようとするものの、もう遅い。
腕の中にある人形の首を、まるで抱き枕のように抱え込んだみかの身体が、ごろりとソファの上で横になった。
「駄目よ、こんな時間に寝た、ら……、ぁ……」
あくび混じりの声でそう呟きながら、半分眠り込んだ状態のみかが何とかして眠気を撃退しようとする。
しかし、深い眠りへいざなわれそうになった彼女が、すーすーと寝息を立てかけた、まさに直前。
ソファの目の前に設置されている執務机の上で、リリリリと音を立てて何かが鳴り出した。
はっとして身体を起こすと、大急ぎで腕を伸ばし、その音を上げている物体へと手をかける。

「……ふぁい、もひもひ。こひら、興津高校教員室ですぅ~」

旧型の黒電話に向かって、完全に寝ぼけながら、けれど手馴れた手つきでいつも通りの挨拶を告げた。
しかし返ってきたのは、病欠の連絡でもテスト範囲の質問でもなく――――。
「え?」という、戸惑ったような女の子の声だけだった。

     *     *     *

ククリはひまわりを抱きかかえたまま、市街地一体の捜索を続けていた。
数時間前に離れたばかりのその街が、今の彼女には不思議と懐かしい場所に感じられる。

たくさんの弾幕をお空にばら撒きながら、突然襲い掛かってきたフランドールちゃん。
怯える自分を庇って、ククリ自身の代わりに彼女の相手をしてくれたゴン君。

彼らはおそらく、自分が気を失った後も戦闘を続けていたに違いない。
勿論、あれから何時間もたった今では、もう決着がついている可能性のほうが高いだろう。
そうだとするなら、この街にはもう、誰も残っていないかもしれない――――。
そうどこかで思ってはいても、ククリは彼らの姿を探さずにはいられなかった。
自分の弱さのせいで起こってしまった戦闘の帰結。
恐怖に固まっていた己に代わって戦ってくれた少年の結果。
それらがどうなったのか、きちんと見ておく事が自分の最低限の義務だと思った。
そこから目を逸らしていては、知らんぷりをして逃げ出したままでいては、いけないと感じた。
だから、この場所へ戻ってきた。
なのに――――。

彼女が半日ぶりに戻ったその場所に、二人の姿は一切残っていなかった。
フランドールが撒き散らしたのであろう弾幕による破壊の跡は、勿論そこかしこに見られる。
だがそれ以上の戦闘を予感させる血痕等の痕跡は、どこにも見つけることが出来なかった。
それはククリにとって完全に予想外の光景で、どうしたものかと対応に困る。
仕方無しに、林立した商店を一軒一軒覗き、細い裏道や袋小路まで入り込んでみるも、二人の影も形も見当たらない。
しかし発見したものといえば、精々が灰の山の横に放置されていた、フランドールの日傘と支給品くらいのものだ。
再会できたときのことを考え、念のため、それらは拾って自分のランドセルに入れておいた。
とは言え、支給品の持ち主本人がどこへ行ったのかは、結局分からないままだ。
正直に言って彼女は、二人のうち片方の死体が転がっていることですら覚悟していた。
あの戦いは、きっとそう簡単に止まるものではないから。
だから、もしかしたらフランドールちゃんとゴン君のどちらかは、既に死んでしまっているかもしれない、と。
そう思い、恐怖に精神を犯されそうになりながらも、必死にその想いを押し殺してここへやって来たというのに。
「……二人とも、どこへ行っちゃったのかな」
呟いて、腕の中のひまわりに問いかけるようにこくりと首を傾けてみせる。
「たう」と返しながらこちらの肩をぽんぽんと叩いてくる赤ん坊に、少しだけ励まされた気になった。
ふわふわした茶色い髪を撫でながら、自分自身に言い聞かせるようにしてククリは思考する。

……きっとあの二人は、戦っているうちに仲良くなれたんだ。
だってそうじゃなかったら、ここにどっちの姿もないのはおかしいもの。
だからお友達になって、二人一緒にどこか別の場所へ行ったんだよね。

本当にそんなことがありえるのかは分からない。けれど、そう思わなければ納得のしようがなかった。
夕日が傾き西の空が赤々と染まる時間まで丹念に街中を見回したククリは、最終的にそう結論付ける。
全身に溜まった疲労を吐き出すように、大きく一つ溜息をついた。
小柄な身体の双肩が、巨大な石でも括り付けられたかのようにずっしりと重苦しい。
一日中、森や町の中を一心不乱に歩き回っていただけあって、服の内側に掻いた汗や纏わり付く埃もすごかった。
おまけに、そろそろ夜へと向けて暗くなってくる時間帯だ。
ひまわりを連れたまま、これ以上この辺りをうろついているのは危険が大きすぎる。
どこか休めるところを見つけようと考えたククリが、道の脇に立てられた周辺の案内板に目をやった。
『海鳴温泉街へようこそ!』と流麗な文字で記されたその立て看板には、周囲一体の地図が載せられている。
それを見上げていた彼女は、探していた文字をすぐさま発見して声を上げる。
「旅館かぁ。そこならお風呂にも入れるし、今晩泊まれるよね」
「た~うっ!!」
温泉という言葉に反応したのか、腕の中のひまわりが嬉しそうに手足をばたつかせる。
よく見れば、確かにひまわりも全身埃まみれで、このままにしておいては可哀想だ。
ククリはその旅館へと行き先を定めると、確かな足取りをもって再び歩き始めた。

だが海岸沿いに建てられた温泉旅館へ近づくにつれ、ククリはそこが自分の予想と余りにかけ離れているのに気付く。
エリアで言えばG‐1にあるそれは、とにもかくにも敷地面積が広く、建物自体の大きさも相当のものだった。
きっちりとアイロン掛けされた寝具は何十組と用意されているようだし、着替えやアメニティグッズも使い放題。
客室など、今夜過ごす場所に迷ってしまいそうなほどたくさん存在している。
旅の途中で寄っていた小さな宿屋とは大違いのそこに、ククリは驚き喜ばざるを得なかった。
だがそれ以上に彼女を嬉しがらせたのは、自分達以外に誰もいない露天浴場だ。
身体中汗と泥にまみれた今のククリ達にとって、大きな湯船にたっぷりとお湯が張られた浴場は天国のように思えた。
置いてあった石鹸で自分とひまわりの身体の汚れを隅々まで洗い落とすと、少し熱めの湯船に首まで浸かる。
冷たく強張っていた手足が、お湯の熱さで徐々にじんわりと体温を取り戻していく。
全身にこびり付いた疲労が溶け出していくような心地よさに、思わず今の状況も忘れて息を吐いた。
「……気持ちいいねぇ、ひまわりちゃん」
「たぁー」
ぱしゃぱしゃと湯を跳ね上げて、ひまわりも嬉しそうに嬌声を上げる。
それを見て、今まで恐怖と疲弊でいっぱいいっぱいだったククリにも、笑みを浮かべる余裕が生まれた。

この殺し合いが始まって、やっと半日が経った。
それが『まだ』なのか『もう』なのか、ククリには分からない。
けれどどちらにしても、こんなことは一刻も早く終わって欲しかった。いや、終わらせなければいけなかった。
そしてそのためには、出来るだけ急いで勇者さまやトマ君、ジュジュちゃん達を見つけて、合流しなければ。
仲間たちの顔を思い浮かべると、心の奥底に少しだけ勇気が沸いて出てくる気がした。
ククリは知っていた。あの三人が他の人を殺して最後の一人になろうとするなんて、絶対にあり得ないと。
誰を怖がっても、ずっと一緒に旅をしてきた仲間の皆だけは何の問題もなく信じられると。
確かにこの島には、怖い人や自分勝手な人や乱暴な人がたくさんいる。
けれど、彼らがいる限り大丈夫。皆で集まって協力すれば、どんな相手だって絶対に倒せるはず!

そう思いながら、ククリは湯に浸かってふやけた指先を小さく握り締める。
「そういえば、ここなら勇者さまが来てもおかしくないかも……」
脳裏をよぎった彼のエッチな性格を思い出し、ククリはふふっと笑みながら、ふとそんなことを考える。
あの勇者さまなら、温泉という言葉に誘われてふらふらやって来る可能性はあるかもしれない。
尤も、初めに支給された地図にこの街は『港町』としか書かれておらず、温泉については明記されていなかった。
だから、実際に来てみないことには、ここが温泉街だとは分からないだろうけれど……。
そう冷静に考えつつも、勇者さまが現れるかもしれないという予想は、ククリの心を奮い立たせるのに十分だった。
ぎゅっと結んだ拳を高く掲げ、空へ向かって大きく宣言する。

「そうよ。絶対絶対、勇者さまやみんなを見つけて、ジェダをやっつけてやるんだから!!」
「た~うー!!」

叫んだ言葉に、同じく声を上げたひまわりのそれが重なる。
再び決意を固めると、ククリはちゃぷんと大きく水音を立てて振り上げた腕を沈め直した。
ひとしきり入浴を楽しみ、ほかほかに温まった身体で脱衣所へ戻る。
入浴ついでに洗っておいた衣服はまだ乾いていなかったので、二人は大量に重ねてあった『ユカタ』なる薄い服へ着替えた。
今ひとつきちんとした着方が分からなかったものの、とりあえずは紐で結んでおけばオーケーだろう。
長い裾をずるずると引き摺らせながら館内を歩き、出入り口に近く外を見渡しやすい客室で休息をとることに決める。
部屋の片隅に用意されていた茶具を使って、こぽこぽと二人分のお茶を淹れた。
「はぁー、美味しい」
ほっと一息を付いてそれを飲み干すと、ククリは隣に座っているひまわりへ視線をやった。
さっきあげたおもちゃがよほど気に入ったのか、相変わらず、それを手のなかで捏ね繰り回している。
「それ、面白い?」
「たうあーっ!」
ククリの言葉に大きく頷いて、ひまわりは両手で高らかにおもちゃを掲げてみせる。
おもちゃの表面にある突起を無作為に指で押したひまわりが、それによって流れる電子音に声を上げて喜んだ。
それを微笑ましく眺めていたククリは、しかし次の瞬間そこから聞こえてきた音に、目を見開いて驚いた。

「……ふぁい、もひもひ。こひら、興津高校教員室ですぅ~」
「えっ?」

突然放たれたその言葉に驚愕し、ククリはじっと声の流れる玩具を見つめる。
けれど視線の先のそれは、どう見たってただのおもちゃにしか思えないものだった。
やっぱり、何の意味もないのかな?
そう思いかけたククリが、しかし今しがたそのおもちゃらしき物から聞こえた言葉を思い出す。
最初に流れた『もひもひ』。これってもしかして、『もしもし』ってことじゃないのかなぁ。
そこからククリが思いついたのは、故郷の世界にある『ミカカ草』という植物だ。
『ミカカ草』とは、受話器の形をした花で、地中深く遥か遠くにまで伸ばされた根を持っている。
花に話しかけることで声が伝わり、根を通してミカカ草の生えている場所同士で互いに会話することができるのだ。
あの花を使うときは、皆、初めに「もしもし」という挨拶をつけて会話を開始する。
目の前のこれはどう見たってミカカ草とは全然違うし、根も生えていない。
けれど、もしかしたらこれは、あの花と同じような使い方の出来る道具なのではないだろうか。
トマ君達のような魔技師であれば、こんな不思議な道具だって作れるかもしれないし。
そう納得したククリが、ひまわりの持っていた携帯電話を床へ置き、意を決して話しかけてみる。
「あの、私、ククリって言います。あなたは誰ですか?」
「……えっ?」
「私、勇者さま……、あ、ニケって言う人と、ジュジュちゃんとトマ君を探してるんです。逢ってませ」
「――――ト、マ……?」
問いかけたククリの台詞が、途中で遮られる。
相手から返ってきた言葉に、この道具が確かに離れた相手と会話できるものらしいと確信した。
そしてその反応から、もしかすれば道具の向こうの彼女がトマ君に出会っているかもしれないということも。
「知ってるんですか!? どこで逢ったのか教えてくれませんか?」
勢い込んで尋ねたククリの声は、けれど予想もし得ない一言に切って捨てられた。
暗く深い恨みに満ちた亡霊のように恐ろしい声音が、道具の先から返される。
「私を、襲った人……。火をつけて、私を燃やして殺そうとした……」
「嘘!? トマ君が、そんな……っ」
「――――ツーツーツー」
無常にも唐突にそう電子音が響き、それ以上、道具はうんともすんとも言わなくなる。
慌てて床に置かれたそれを手にとり、めったやたらにボタンを押すも、最前の相手には繋がらない。
当然だ。ククリは携帯電話の明確な使用方法など、今もって分かっていないのだから。
辛うじて理解できたのは、これが遠く離れた相手と会話できるアイテムだという本質的な情報だけ。
どのような手順で電話をかけるのかなど、少しも把握できていない。
結局、先ほど話した相手への再接続はできないまま、ククリは呆然と畳へ座り込んだ。
ぺたんと腰を下ろした彼女の瞳に、ほんの少し前までの明るい色は最早ない。

相手が嘘を言っているのだと、そう思い込もうとした。
だって、当たり前だろう。あんなに穏やかな性格のトマ君が、女の子を襲おうとするなんてわけがない。
確かにトマ君は、アイテムのことになると、時々人が変わったみたいにおかしくなることがある。
勇者さまと一緒に、私の着替えを覗こうとしたりする不届きな行いも、たまーにする。
でも、人を燃やそうとするなんて、そんなこと絶対の絶対にある筈がないじゃない!!

――――そう無理やりにでも言い聞かせなければ、心が壊れてしまいそうだった。
たくさんの人がいるこの島の中で、何があっても信じられると言える数少ない自分の仲間。
その一人を疑うなんて、ククリには出来なかった。したくなかった。してはいけないと思った。
「きっと、あの子の嘘だよね」
無理に作ったせいで強張っている笑顔で、傍らのひまわりに話しかける。
意味など、分かっていないだろう。そう思いつつも、首を縦に振ってくれるひまわりの存在が嬉しかった。
今ここに自分一人でなくてよかった。
だって、もしそうだったら、必ず泣き出してしまっていただろうから――――。

     *     *     *

受話器をがちゃりと置いた後、みかは恐怖に打ち震えていた。
「どうして? どうして、あの子の仲間が私の場所を知ってるのよぅ!!」
実際のところ、電話がこの執務室へ繋がったのは完全なる偶然である。
しかし、みかにとって、今かかってきた電話が偶々などとはどうしても考え付かぬ事柄だった。
彼女は思ったのだ。『あの子達の仲間が私に止めを差すために、場所を確かめる電話を掛けて来たんだ』と。
少し冷静になって考えれば、おかしいことだらけだとすぐに気付くことが出来ただろう。
だが、寝ぼけ半分だったうえ、トマ達に激しい恐れを抱いてみかに、理性的な思考を求めるのは不可能だった。
「とにかく早くここから逃げないと。だって、あの子達、私の場所を知ってるんだもの」
がくがくと震える肩を抱き、今しがた横になっていたソファから急いで飛び降りる。
辺りを見渡し誰もいないことを確認しながら、出口めがけ一目散に走り出した。


【G-1/1日目/夕方】
【ククリ@魔法陣グルグル】
[状態]:魔力消費(少)、軽い精神疲労。
[装備]:ベホイミの杖@ぱにぽに
[道具]:基本支給品、目覚まし時計@せんせいのお時間 、インデックスの0円ケータイ@とある魔術の禁書目録 、生乾きの服
レミリアの日傘@東方Project、フランドールの共通支給品一式
[服装]:海鳴温泉の浴衣
[思考]:嘘、だよね……?
第一行動方針:旅館で休息をとる
第二行動方針:ひまわりの保護とお世話
第三行動方針:勇者さまとジュジュちゃんとトマくんを探す。
第四行動方針:ゴンくんやフランドールちゃん、リルル、イエローらが気になる
基本行動方針:勇者さまと合流してジェダを倒す

[備考]:ゴンに対する誤解は解けた。ゴンとフランドールの戦いを自分のせいだと思っている。
ネスとのび太の姿をはっきりとは見ていません。
携帯電話の機能を最低限把握しましたが、 細かい使用方法は分かっていません。
また携帯電話には、島内の主要施設の番号がある程度登録されているようです。

【野原ひまわり@クレヨンしんちゃん】
[状態]:健康
[装備]:ガードグラブ@SW
[道具]:ピンクの貝がら、基本支給品、生乾きの服
[服装]:海鳴温泉の浴衣(お子様用サイズ)
[思考]:……おねえさん、どうしたのかな
第一行動方針:(おねえさんといっしょに、おにいさん(グリーン)を探したい)
第二行動方針:(しんのすけに会いたい)
第三行動方針:(おねえさんの探している人を見つけてあげたい)
基本行動方針:(おうちに帰る)


【F-3/城の入り口/1日目/夕方】

【鈴木みか@せんせいのお時間】
[状態]:顔面左側に大火傷(性別が判別できないほど)。精神不安定状態にあり、自分の服装について客観的に見れていない。
[装備]:エスパーぼうし@ドラえもん、FNブローニングM1910(1発発砲済み)、核鉄LXX70(アリス・イン・ワンダーランド)@武装練金
    赤いボロボロの覆面(真紅の服製)、パピヨンマスク@武装練金、首の無い真紅の残骸
[道具]:支給品一式
[服装]:『怪人パピヨンレッド』(赤色の覆面と蝶々覆面で顔を隠し、エスパー帽子を被っている)、真紅の残骸を抱き締めており、服は少ししめっている。
[思考]:……ぜえはあ。運動不足の脚がもう……
基本行動方針:ベルフラウ以外の他参加者を見つけたら基本逃げる。
第一行動方針:この場から離れる。トマたちに対する恐怖倍増
第二行動方針:ベルフラウを探す。
第三行動方針:銃を持った少年(永沢)、刀を持った少女(アリサ)、火炎瓶の少年(トマ)を危険人物と認識。警戒。
※みかは、ベルフラウの説明によりここが「リィンバウム」だと思っています。
※リィンバウムについての簡単な知識を、ベルフラウから得ました。
 同時に、ベルフラウの考察を教えてもらっています。

≪168:そして誰も東に行かなかった 時系列順に読む 170:あの日あの時あの場所で(前編)≫
≪168:そして誰も東に行かなかった 投下順に読む 170:あの日あの時あの場所で(前編)≫
≪153:ゆとり教育の弊害? ひまわりの登場SSを読む 175:第一回定時放送≫
203:いのち の ぬくもり(前編)≫
≪153:ゆとり教育の弊害? ククリの登場SSを読む 175:第一回定時放送≫
203:いのち の ぬくもり(前編)≫
≪154:歪みの国のアリス 鈴木みかの登場SSを読む 175:第一回定時放送≫
206:天国『不思議の国の霧のしろ』≫

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