遥かなるワイミーズハウス(中編) ◆sUD0pkyYlo
「――おい、メロ! おいメロ、お前も手伝ってくれって!」
「……あ、ああ。すまないな。ちょっとボーッとしてた」
「ダイジョウブカ? 疲レテンノカ? 夢デモ見テタンジャネーカ? ケケケッ!」
「……あ、ああ。すまないな。ちょっとボーッとしてた」
「ダイジョウブカ? 疲レテンノカ? 夢デモ見テタンジャネーカ? ケケケッ!」
沈み行く夕陽に照らされたプールサイドで、強く呼びかけられたメロは軽く頭を振って顔を上げた。
少しの間、空想に耽ってしまっていたようだった。
時計を見れば、ボーッとしていた時間は数分足らず。
しかしその短い間に、この12時間ぼんやりとまとまらなかった思考が一気に集束した、そんな感触がある。
Lの幻に感謝だ。それに、悔しいけれどもニアの幻にも。
そういえば現実のニアは大丈夫だろうか。まあ、そう簡単に死ぬとは思えないのだが。
少しの間、空想に耽ってしまっていたようだった。
時計を見れば、ボーッとしていた時間は数分足らず。
しかしその短い間に、この12時間ぼんやりとまとまらなかった思考が一気に集束した、そんな感触がある。
Lの幻に感謝だ。それに、悔しいけれどもニアの幻にも。
そういえば現実のニアは大丈夫だろうか。まあ、そう簡単に死ぬとは思えないのだが。
「ちょっと……聞いてるの? はやく……イヴも、助けてあげて……!
あの子は、私の、大事な……大事な、仲間なんだから……!」
「分かってる。だがな、俺の身体のことも考えてくれ。
左腕なんて、怪我のせいでロクに動かないんだ。まともに力仕事のできるコンディションじゃない」
あの子は、私の、大事な……大事な、仲間なんだから……!」
「分かってる。だがな、俺の身体のことも考えてくれ。
左腕なんて、怪我のせいでロクに動かないんだ。まともに力仕事のできるコンディションじゃない」
ブルーの非難の声に、メロは軽く吐き捨てる。
実のところ、左肩の傷は既に手当てがしてある。無理をすれば多少の力仕事くらいできるだろう。
だがその「無理」をしてやる義理がない。
怪我の具合を少々誇張してみせたメロは、改めて目の前の瓦礫の山に溜息をつく。
実のところ、左肩の傷は既に手当てがしてある。無理をすれば多少の力仕事くらいできるだろう。
だがその「無理」をしてやる義理がない。
怪我の具合を少々誇張してみせたメロは、改めて目の前の瓦礫の山に溜息をつく。
助け起こされたブルーが、やや混乱のしながらメロとニケに語った話によると――
恐怖と混乱の中、それでも互いに支えあう仲になったブルーとイヴは、森で高町なのはに遭遇。
その時の『ちょっとした誤解から』激しい戦闘になってしまったという。
そして『なのはを傷つけたくないと思った』ブルーたちは、使い捨ての支給品の力を使ってその場を離脱。
『ランダムに移動した』その先が、このプール傍の更衣室の建物だった。
しかし到着して早々に『危険人物に襲われて』、咄嗟にイヴが応戦。
戦う2人が奥の方に飛び込んで見えなくなった所で、この爆発が起こった、という。
恐怖と混乱の中、それでも互いに支えあう仲になったブルーとイヴは、森で高町なのはに遭遇。
その時の『ちょっとした誤解から』激しい戦闘になってしまったという。
そして『なのはを傷つけたくないと思った』ブルーたちは、使い捨ての支給品の力を使ってその場を離脱。
『ランダムに移動した』その先が、このプール傍の更衣室の建物だった。
しかし到着して早々に『危険人物に襲われて』、咄嗟にイヴが応戦。
戦う2人が奥の方に飛び込んで見えなくなった所で、この爆発が起こった、という。
その『危険人物』が何者なのか、ブルーは『知らない』という。
どんな人物だったのか尋ねても、『混乱してよく覚えていない』と。
ただブルーによれば、イヴにはこんな爆発を起こす能力はない。
だからこの爆発は、その敵の手によるものと推理するのが自然。
そして自分で起こした爆発なら、更衣室の倒壊に巻き込まれるような愚は犯さないだろう。
きっとその『危険人物』は、イヴとブルーを仕留めたと勘違いして、既に遠くに逃げ去っているに違いない。
どんな人物だったのか尋ねても、『混乱してよく覚えていない』と。
ただブルーによれば、イヴにはこんな爆発を起こす能力はない。
だからこの爆発は、その敵の手によるものと推理するのが自然。
そして自分で起こした爆発なら、更衣室の倒壊に巻き込まれるような愚は犯さないだろう。
きっとその『危険人物』は、イヴとブルーを仕留めたと勘違いして、既に遠くに逃げ去っているに違いない。
実のところ、メロは既に諦めている。
こんな瓦礫に押し潰されて、そのイヴという少女が無事なはずがない。
いや、よほどの幸運に恵まれれば、瓦礫と瓦礫の隙間にはまり込んでいるかもしれないが……。
仮にそうだとしても、爆発の中心に近い所にいたのだ。そのダメージだけでも、普通に命に関わる。
これで五体満足の状態で埋まっていたなら、そいつは神だか仏かだかによっぽど愛されているに違いない。
こんな瓦礫に押し潰されて、そのイヴという少女が無事なはずがない。
いや、よほどの幸運に恵まれれば、瓦礫と瓦礫の隙間にはまり込んでいるかもしれないが……。
仮にそうだとしても、爆発の中心に近い所にいたのだ。そのダメージだけでも、普通に命に関わる。
これで五体満足の状態で埋まっていたなら、そいつは神だか仏かだかによっぽど愛されているに違いない。
「ま、俺自身もあの爆発から生き延びたわけだから、ありえないことでも無いんだがな……」
絶望的だろう、という見通しは、既にニケにもブルーにも伝えてある。にも拘らず、2人とも諦める様子はない。
ニケは「女の子を見捨てたくないから」。ブルーは「イヴという大事な仲間を見捨てたくないから」。
3人の仲で唯一元気なニケが、片っ端からコンクリートの塊を持ち上げ、撤去していく。
しかし山はなかなか小さくならない。女の子が出てくる気配もない。
これは死体が出てくるまで時間がかかるな、と踏んだメロは、密かに策を検討する。
ニケは「女の子を見捨てたくないから」。ブルーは「イヴという大事な仲間を見捨てたくないから」。
3人の仲で唯一元気なニケが、片っ端からコンクリートの塊を持ち上げ、撤去していく。
しかし山はなかなか小さくならない。女の子が出てくる気配もない。
これは死体が出てくるまで時間がかかるな、と踏んだメロは、密かに策を検討する。
「……いつまでもここでこうしていても仕方がない。おい、ブルー。立てるか?」
「え……?」
「もうすぐ日も落ちる。いつ敵に襲われるか分からない暗い屋外に、怪我人を放り出しておくわけにもいくまい。
ニケ、埋まっているイヴのことは、任せたぞ。俺たちはあっちに見える体育館に、先に行っている。
あそこなら救急箱くらいあるかもしれない。なにせ運動のための施設だ。もしあれば手当てもできる」
「ケケケッ。ソリャ、『イイ考エ』ダナ! ケケケッ!」
「え……?」
「もうすぐ日も落ちる。いつ敵に襲われるか分からない暗い屋外に、怪我人を放り出しておくわけにもいくまい。
ニケ、埋まっているイヴのことは、任せたぞ。俺たちはあっちに見える体育館に、先に行っている。
あそこなら救急箱くらいあるかもしれない。なにせ運動のための施設だ。もしあれば手当てもできる」
「ケケケッ。ソリャ、『イイ考エ』ダナ! ケケケッ!」
メロの頭上で、彼の提案を『深読み』したらしいチャチャゼロが楽しそうに笑う。メロはそれを黙殺する。
確かにこの場所では落ち着かない。このあたりで屋根があって灯りもつくのは体育館くらいのものだ。
校舎では未だに火が燻りっているが、既に火勢は落ちてきている。体育館の方に延焼することもなさそうである。
片手の利かないメロがここに居ても、瓦礫撤去の役には立たないわけだし……。
もっともな言葉に、ニケは不承不承ながらも頷いた。
確かにこの場所では落ち着かない。このあたりで屋根があって灯りもつくのは体育館くらいのものだ。
校舎では未だに火が燻りっているが、既に火勢は落ちてきている。体育館の方に延焼することもなさそうである。
片手の利かないメロがここに居ても、瓦礫撤去の役には立たないわけだし……。
もっともな言葉に、ニケは不承不承ながらも頷いた。
「俺だけ肉体労働かよ……ま、じゃあ、ブルーの手当ては頼んでいいのか?」
「ああ。イヴとかいう子が掘り出せたら、連れてきてくれ」
「お願い……イヴを……本当に、お願いよ……!」
「ああ。イヴとかいう子が掘り出せたら、連れてきてくれ」
「お願い……イヴを……本当に、お願いよ……!」
メロはブルーに右肩を貸し、半ば無理やりに立ち上がらせる。
怪我の具合はまだ詳しく見ていないが、こうして支えてやれば歩くことはできるようだった。
そのままメロは、半ば強引に歩き出す。
煙を吐く校舎を横目に、後ろ髪引かれるブルーを引き摺るようにして、広い校庭を歩きだした。
怪我の具合はまだ詳しく見ていないが、こうして支えてやれば歩くことはできるようだった。
そのままメロは、半ば強引に歩き出す。
煙を吐く校舎を横目に、後ろ髪引かれるブルーを引き摺るようにして、広い校庭を歩きだした。
* * *
2人の後姿を眺めていたニケは、そして再び瓦礫の撤去作業に戻る。
抱えるほどの大きなコンクリート塊を渾身の力で持ち上げて、横に落とす。
1つどけては、また1つ。地味で疲ればかりが溜まってくる仕事。
それでも全ては女の子のため、と頑張っていたニケは、ふと、あることを思い出す。
抱えるほどの大きなコンクリート塊を渾身の力で持ち上げて、横に落とす。
1つどけては、また1つ。地味で疲ればかりが溜まってくる仕事。
それでも全ては女の子のため、と頑張っていたニケは、ふと、あることを思い出す。
「……いけね、イヴって子の特徴、聞いておくの忘れてた。ま、いっか」
どうせこの瓦礫に埋まっているのはイヴという子だけのはず。爆発を起こした敵は既に残っていないはず。
瓦礫をどけて、出てきた女の子がきっとイヴだ。そうに決まってる。
余計なこと考えてるヒマがあったら、さっさと掘り出してやるべきだ。きっとブルーも不安がっている。
誤解からとはいえ、あの高町なのはと戦いになり、『悪魔』と呼んで恐怖に怯えるような目に会ったのだ。
なのはと会えたらニケが誤解を解いてやるのは当然として、まずはイヴを救出して安心させてやらなくては。
ニケはそして、作業の手を早める。一刻も早くイヴを助け出して、一刻も早くブルーの笑顔を見るために。
瓦礫をどけて、出てきた女の子がきっとイヴだ。そうに決まってる。
余計なこと考えてるヒマがあったら、さっさと掘り出してやるべきだ。きっとブルーも不安がっている。
誤解からとはいえ、あの高町なのはと戦いになり、『悪魔』と呼んで恐怖に怯えるような目に会ったのだ。
なのはと会えたらニケが誤解を解いてやるのは当然として、まずはイヴを救出して安心させてやらなくては。
ニケはそして、作業の手を早める。一刻も早くイヴを助け出して、一刻も早くブルーの笑顔を見るために。
* * *
ニケは、もちろん知らない。
ブルーの吐いた嘘を知らない。高町なのはと戦闘になった本当の経緯を知らない。
瓦礫の下にはイヴはなく、代わりに一休が埋まっていることを知らない。
一休が女児用の水着を身につけ、そこにいることを知らない。
いかなる御仏の加護なのか、この惨事の中で手足の1本も欠けずにいることを知らない。
労ばかり多い作業の果てに何が待っているのかも知らず、彼は瓦礫をどかし続ける――。
ブルーの吐いた嘘を知らない。高町なのはと戦闘になった本当の経緯を知らない。
瓦礫の下にはイヴはなく、代わりに一休が埋まっていることを知らない。
一休が女児用の水着を身につけ、そこにいることを知らない。
いかなる御仏の加護なのか、この惨事の中で手足の1本も欠けずにいることを知らない。
労ばかり多い作業の果てに何が待っているのかも知らず、彼は瓦礫をどかし続ける――。
【D-4/学校プール傍・更衣室小屋の残骸跡/1日目/夕方(放送直前)】
【ニケ@魔法陣グルグル】
[状態]:すけべ大魔神LV.7、魔力大消費、中程度の疲労、左肩に切り傷あり
[装備]:スペクタルズ×8@テイルズオブシンフォニア
[道具]:基本支給品、クロウカード『光』、 コエカタマリン(残3回分)@ドラえもん、
メタルイーターMX(弾切れ)@とある魔術の禁書目録
[思考]:待ってろよ、イヴとかいう子!
第一行動方針:瓦礫の山を片付け、中にいると思われるイヴを助ける
第二行動方針:イヴを助けたら体育館でメロと合流し、怪我の手当てをしてあげる
第三行動方針: 神社に戻ってインデックスらと再会し、学校についての情報等を伝える
第四行動方針:自分の仲間となのは&エヴァの友人(八神はやてを優先)を探すため、情報を集める
第五行動方針:もし、なのはに会ったらなのはにちゃんと謝る
基本行動方針:とりあえずラスボスを倒す。その過程で女の子の仲間が増えればいいッスねぐへへ
[状態]:すけべ大魔神LV.7、魔力大消費、中程度の疲労、左肩に切り傷あり
[装備]:スペクタルズ×8@テイルズオブシンフォニア
[道具]:基本支給品、クロウカード『光』、 コエカタマリン(残3回分)@ドラえもん、
メタルイーターMX(弾切れ)@とある魔術の禁書目録
[思考]:待ってろよ、イヴとかいう子!
第一行動方針:瓦礫の山を片付け、中にいると思われるイヴを助ける
第二行動方針:イヴを助けたら体育館でメロと合流し、怪我の手当てをしてあげる
第三行動方針: 神社に戻ってインデックスらと再会し、学校についての情報等を伝える
第四行動方針:自分の仲間となのは&エヴァの友人(八神はやてを優先)を探すため、情報を集める
第五行動方針:もし、なのはに会ったらなのはにちゃんと謝る
基本行動方針:とりあえずラスボスを倒す。その過程で女の子の仲間が増えればいいッスねぐへへ
【一休さん@一休さん】
[状態]:全身に相当数の負傷。(ただし、少なくとも手足の欠損はなし)
(具体的なダメージの程は後の書き手さんにお任せします)
[装備]:女児用スクール水着、ピンクのバスタオル
[道具]:エルルゥの薬箱の中身(カプマゥの煎薬(残数3)、 ネコンの香煙(残数1)、紅皇バチの蜜蝋(残数2)) @うたわれるもの
シャインセイバー(サモナイト石・無)@サモンナイト3
モンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL クロウカード「剣」@CCさくら(カード状態)、
体操着袋、教科書数冊、チョーク数本、100円ライター 、濡れた着物と体操服
[思考]: ………………。
第一行動方針:???(気絶中)。
第二行動方針:ブルー達から逃れる?
第三行動方針:これまでに遭遇した人々の誤解を、どうにかして解きたい。
第四行動方針:どこかで食料を確保したい。
第五行動方針:余裕があれば、森にでも骨格標本を埋葬し供養したい。
基本行動方針:ゲームをうまく脱出する。
[備考]:
体操着袋に細かい荷物を入れています。
ブルーを不思議な力(スタンガン)を持った神仙または学術者の類と思っています。
[状態]:全身に相当数の負傷。(ただし、少なくとも手足の欠損はなし)
(具体的なダメージの程は後の書き手さんにお任せします)
[装備]:女児用スクール水着、ピンクのバスタオル
[道具]:エルルゥの薬箱の中身(カプマゥの煎薬(残数3)、 ネコンの香煙(残数1)、紅皇バチの蜜蝋(残数2)) @うたわれるもの
シャインセイバー(サモナイト石・無)@サモンナイト3
モンスターボール@ポケットモンスターSPECIAL クロウカード「剣」@CCさくら(カード状態)、
体操着袋、教科書数冊、チョーク数本、100円ライター 、濡れた着物と体操服
[思考]: ………………。
第一行動方針:???(気絶中)。
第二行動方針:ブルー達から逃れる?
第三行動方針:これまでに遭遇した人々の誤解を、どうにかして解きたい。
第四行動方針:どこかで食料を確保したい。
第五行動方針:余裕があれば、森にでも骨格標本を埋葬し供養したい。
基本行動方針:ゲームをうまく脱出する。
[備考]:
体操着袋に細かい荷物を入れています。
ブルーを不思議な力(スタンガン)を持った神仙または学術者の類と思っています。
[備考]:ニケと一休は、まだ放送直前の段階です。
* * *
――唐突に放送が始まり、そして終わった。
体育館の冷たい板張りの床の上、不気味な人形を抱えて座り込むブルーは、1人その内容を反芻する。
体育館の冷たい板張りの床の上、不気味な人形を抱えて座り込むブルーは、1人その内容を反芻する。
(レッド……死んじゃったんだ……)
ずいぶんあっけないものだな、と思う。そして、涙も出ない自分の薄情さに半ば呆れる。
ライバルであり、対立したこともあり、そして共にいくつかの修羅場を潜ったこともある仲間。
半ば覚悟していたこととはいえ、もう少し感情も乱れるのではないか、と思っていたのだが。
ライバルであり、対立したこともあり、そして共にいくつかの修羅場を潜ったこともある仲間。
半ば覚悟していたこととはいえ、もう少し感情も乱れるのではないか、と思っていたのだが。
「ケケケッ。ドウシタ? 知人デモ死ンダカ? ケケケッ!」
「……そういうあんたはどうなのよ」
「1人、居タナ。アノボーヤガ殺サレテ、サテ御主人ハドウ動クカナ。俺ニモ全然読メネェ」
「……そういうあんたはどうなのよ」
「1人、居タナ。アノボーヤガ殺サレテ、サテ御主人ハドウ動クカナ。俺ニモ全然読メネェ」
ブルーに抱えられた人形が、それしか感情表現を知らないとでも言うように、小さく笑う。
メロの初期支給品の1つにして、参加者の1人・エヴァンジェリンの従者であるという、生きた人形――。
最初は『あく』ポケモンの一種かとも思ったが、どうやら違うらしい。
不気味な存在だが、しかしこんなものまで「支給品」として配られているとは驚きである。
なら、もしかして、彼女が手塩にかけて育て上げたポケモンたちも誰かに支給されているのかも……?!
カメックスの『カメちゃん』がどこかに居るなら、合流できれば立派な戦力になる。
プリンの『ぷりり』や、メタモンの『メタちゃん』が居るなら、戻ってくれば様々な奇策が可能になる。
いや、自分が育てたポケモンでなくてもいい。何か使えるポケモンがあれば、きっと……
メロの初期支給品の1つにして、参加者の1人・エヴァンジェリンの従者であるという、生きた人形――。
最初は『あく』ポケモンの一種かとも思ったが、どうやら違うらしい。
不気味な存在だが、しかしこんなものまで「支給品」として配られているとは驚きである。
なら、もしかして、彼女が手塩にかけて育て上げたポケモンたちも誰かに支給されているのかも……?!
カメックスの『カメちゃん』がどこかに居るなら、合流できれば立派な戦力になる。
プリンの『ぷりり』や、メタモンの『メタちゃん』が居るなら、戻ってくれば様々な奇策が可能になる。
いや、自分が育てたポケモンでなくてもいい。何か使えるポケモンがあれば、きっと……
(……って、なに私は「イヴの次」のことなんて考えてるのよ! まだ死んでないっていうのに……!)
ブルーは首を振る。
あの爆発と倒壊に巻き込まれてしまったら、いくらナノマシンを使えるイヴでもタダでは済むまい。
放送で名前が呼ばれなかった以上、まだ生きてはいるのだろうが……今までのような戦力として使えるかどうか。
残念ながら、かなり怪しいと見るしかない。
いずれイヴのことは使い捨てるつもりではあったが、それにしても早すぎる。
あの爆発と倒壊に巻き込まれてしまったら、いくらナノマシンを使えるイヴでもタダでは済むまい。
放送で名前が呼ばれなかった以上、まだ生きてはいるのだろうが……今までのような戦力として使えるかどうか。
残念ながら、かなり怪しいと見るしかない。
いずれイヴのことは使い捨てるつもりではあったが、それにしても早すぎる。
「……それにしても、遅いわね」
頭上のバスケットゴールを見上げながら、ブルーはボヤく。
ここまで彼女を連れてきたメロは、チャチャゼロを押し付けると、1人さっさと探し物に出かけてしまった。
体育館の建物の端の方。トイレや倉庫、教官準備室などがある一角。
きっと救急箱でも探しているのだろうが、にしては時間がかかるな、とブルーが思った、その矢先。
ようやく戻ってきた足音に振り返ったブルーは、思わず絶句する。
ここまで彼女を連れてきたメロは、チャチャゼロを押し付けると、1人さっさと探し物に出かけてしまった。
体育館の建物の端の方。トイレや倉庫、教官準備室などがある一角。
きっと救急箱でも探しているのだろうが、にしては時間がかかるな、とブルーが思った、その矢先。
ようやく戻ってきた足音に振り返ったブルーは、思わず絶句する。
「な……なによ、それ」
「なんだ、バットも知らないのか? ま、この島には色んな奴がいるようだから、知らなくてもおかしくないか。
野球という球技で使う道具でな、本来は小さな球を打つための物だが、鈍器として使うこともできる。
そこの倉庫に転がってたんでな、ちょっと拝借してきた」
「そ、そういう意味じゃないわよ! なんでバットなんて持ってるのよ! 救急箱はどうしたの!?」
「なんだ、バットも知らないのか? ま、この島には色んな奴がいるようだから、知らなくてもおかしくないか。
野球という球技で使う道具でな、本来は小さな球を打つための物だが、鈍器として使うこともできる。
そこの倉庫に転がってたんでな、ちょっと拝借してきた」
「そ、そういう意味じゃないわよ! なんでバットなんて持ってるのよ! 救急箱はどうしたの!?」
面白くもなさそうな表情を浮かべたまま、メロは淡々と答える。1人ではロクに動けないブルーに歩み寄る。
嫌な予感がする。ブルーの額に滲む汗は、骨折の痛みのせいばかりではあるまい。
そんな彼女に、メロはまるでなんでもないことのように言い放つ。
嫌な予感がする。ブルーの額に滲む汗は、骨折の痛みのせいばかりではあるまい。
そんな彼女に、メロはまるでなんでもないことのように言い放つ。
「なに、これはちょっとした用心だ」
「ど、どういうことよ!?」
「どうもこうも、お前、この殺し合いに『乗って』いるんだろう? ならこの程度、当然の用心さ」
「ど、どういうことよ!?」
「どうもこうも、お前、この殺し合いに『乗って』いるんだろう? ならこの程度、当然の用心さ」
* * *
そう、メロはブルーの吐いた苦し紛れの嘘など、全て見通してしまっていたのだ。
ニケはすっかり信じてしまったようだが、メロにはそんな陳腐な手は通用しない。
ニケはすっかり信じてしまったようだが、メロにはそんな陳腐な手は通用しない。
最初の違和感は、高町なのはと「誤解から」戦闘になってしまった、という部分。
この説明からしてまずおかしい。
一番大事な、いったい何がどうなってどういう誤解が生まれたのか、という最重要部分が欠落している。
高町なのははニケの仲良しごっこの一員だった人物だ。基本は「善人」であるはずだ。
そんな彼女に敵だと見なされ襲われたなら、それに見合う「何か」があったはず。
それこそ、そう――他の参加者を殺した決定的な証拠があった、などの理由が。
この説明からしてまずおかしい。
一番大事な、いったい何がどうなってどういう誤解が生まれたのか、という最重要部分が欠落している。
高町なのははニケの仲良しごっこの一員だった人物だ。基本は「善人」であるはずだ。
そんな彼女に敵だと見なされ襲われたなら、それに見合う「何か」があったはず。
それこそ、そう――他の参加者を殺した決定的な証拠があった、などの理由が。
そして次に、支給品による移動の件。
仮にこれが、転移した後たまたま近くに学校が見えて、近づいてみたら危険人物に襲われた、なら分かる。
炎上する学校は目立つし、それに惹かれて近づく者もいるだろう。
けれどもブルーの説明によれば、「転移した直後に息つく間もなく」誰かに襲われた、というのだ。
普通に考えて、完全にランダムな移動で、ちょうど他の人がいる場所に到着する確率がどれだけあるのか。
支給品の効能の説明に偽りがあった、と考えた方が遥かに自然だ。
仮にこれが、転移した後たまたま近くに学校が見えて、近づいてみたら危険人物に襲われた、なら分かる。
炎上する学校は目立つし、それに惹かれて近づく者もいるだろう。
けれどもブルーの説明によれば、「転移した直後に息つく間もなく」誰かに襲われた、というのだ。
普通に考えて、完全にランダムな移動で、ちょうど他の人がいる場所に到着する確率がどれだけあるのか。
支給品の効能の説明に偽りがあった、と考えた方が遥かに自然だ。
またいかに殺人狂であっても、唐突に誰かが飛んでくれば、普通はその経緯に興味を持つ。
問答無用で襲い掛かるような奴はまずいない。
いるとしたら、相手が危険人物であると既に分かっている場合のみだ。
交戦までしておいて、その相手のことを「よく覚えていない」、というのはあまりに不自然だ。
それはつまり、ブルーの側に説明したくない理由があるということ。
問答無用で襲い掛かるような奴はまずいない。
いるとしたら、相手が危険人物であると既に分かっている場合のみだ。
交戦までしておいて、その相手のことを「よく覚えていない」、というのはあまりに不自然だ。
それはつまり、ブルーの側に説明したくない理由があるということ。
つまり、真相は――
「お前たちは、自分の撒いた種のせいで高町なのはに襲われた。
そして高町なのはを傷つけたくないからではなく、劣勢になって危険を感じたから、逃げ出した。
支給品の機能は『ランダムに移動』ではなく、『誰か他の参加者の所に移動』。
もちろん、この学校に飛んできて、襲い掛かったのはお前たちの方だ。
移動の標的にしたのは既に知っていた相手……それも、一度何かでトラブルを起こした相手。
最後の、戦闘が始まってから爆発で終わる所だけが本当だろう?」
「な……なんで、そんな……そんなことまで……!」
「図星か。やれやれ、分かりやすい奴だな」
そして高町なのはを傷つけたくないからではなく、劣勢になって危険を感じたから、逃げ出した。
支給品の機能は『ランダムに移動』ではなく、『誰か他の参加者の所に移動』。
もちろん、この学校に飛んできて、襲い掛かったのはお前たちの方だ。
移動の標的にしたのは既に知っていた相手……それも、一度何かでトラブルを起こした相手。
最後の、戦闘が始まってから爆発で終わる所だけが本当だろう?」
「な……なんで、そんな……そんなことまで……!」
「図星か。やれやれ、分かりやすい奴だな」
メロは呆れたように溜息をつく。
実のところ、この推理は半分あてずっぽうだ。語りながら相手の反応を見て修正するつもりだった。
けれどもその必要すらなかったわけで。あまりに一方的な結果に終わった知恵比べに、チャチャゼロが笑う。
実のところ、この推理は半分あてずっぽうだ。語りながら相手の反応を見て修正するつもりだった。
けれどもその必要すらなかったわけで。あまりに一方的な結果に終わった知恵比べに、チャチャゼロが笑う。
「ケケケッ。ソレヨリ、メロ。サッサト殺ッチマオウゼ? 最初ッカラ、ソノツモリナンダロ?
コイツデ2人目、イヤ3人目カ? ドッチニシロ、『ご褒美』ハ近イゼ?!」
「殺るって……ご褒美って、まさかあんた……!」
コイツデ2人目、イヤ3人目カ? ドッチニシロ、『ご褒美』ハ近イゼ?!」
「殺るって……ご褒美って、まさかあんた……!」
ブルーは己の迂闊さを呪った。メロと2人きりになってしまった自分を呪った。
ニケとメロが一緒に行動していたから、すっかり油断してしまっていた。けれど、少し考えれば分かること。
自分だって廃病院や工場では集団の中に隠れていたのだ。
徒党を組んでいることは、殺し合いに乗っていないと判断する理由にはならない!
ニケとメロが一緒に行動していたから、すっかり油断してしまっていた。けれど、少し考えれば分かること。
自分だって廃病院や工場では集団の中に隠れていたのだ。
徒党を組んでいることは、殺し合いに乗っていないと判断する理由にはならない!
咄嗟に彼女は現状を再確認する。
手元にある武器は、マフラー状態の風の剣のみ。
身体中ボロボロで、手当ても受けていない状態でどうにかなるものだろうか。不意をつけばなんとか……!?
考えを巡らせるブルーの前で、しかしメロは意外なことを言い出した。
手元にある武器は、マフラー状態の風の剣のみ。
身体中ボロボロで、手当ても受けていない状態でどうにかなるものだろうか。不意をつけばなんとか……!?
考えを巡らせるブルーの前で、しかしメロは意外なことを言い出した。
「いや、チャチャゼロ、殺すつもりならいつでも出来た。だが、話によっては生かしておいてもいいかと思ってる」
「え……?」
「ブルー、お前は何が出来る? イヴとは別に、お前自身にはいったい何が出来る?」
「え……?」
「ブルー、お前は何が出来る? イヴとは別に、お前自身にはいったい何が出来る?」
* * *
確かにブルーは怪我をしている。見たところ、武器らしい武器も持っていない。
今なら殺すことも容易い……はず。
けれどこれは、メロにとっては同時に好機でもあるのだ。
今なら殺すことも容易い……はず。
けれどこれは、メロにとっては同時に好機でもあるのだ。
つまり、夢の中でのLたちと話で思いついた、「マットのような仲間」を獲得する絶好のチャンス。
既に殺し合いに乗っているなら、殺人や悪事に対する反発も少ないのだろう。
神社で会ったニケ一行のような、ヌルい連中とは一味違うということだ。
それでいて、今ならメロに襲い掛かる力も無い。精神的な意味でも、メロに散々に叩きのめされた後である。
こんなチャンス、めったにあるものではない。
神社で会ったニケ一行のような、ヌルい連中とは一味違うということだ。
それでいて、今ならメロに襲い掛かる力も無い。精神的な意味でも、メロに散々に叩きのめされた後である。
こんなチャンス、めったにあるものではない。
先ほどの放送でも、37人もの人間が呼ばれていた。厄介に思っていた江戸川コナンの名も含まれている。
それはいいのだが、それにしても予想以上に進行が早い。
こちらの頭数が減ったことで、ジェダの側の監視も厳しくなる。簡単に殺せるような弱者も、残り少ないことだろう。
ならば多少迂遠になっても、当初の計画を変更する潮時なのかもしれない。
それはいいのだが、それにしても予想以上に進行が早い。
こちらの頭数が減ったことで、ジェダの側の監視も厳しくなる。簡単に殺せるような弱者も、残り少ないことだろう。
ならば多少迂遠になっても、当初の計画を変更する潮時なのかもしれない。
もしもブルーに、何らかの優れた能力があって、本人にもその意志があるなら、メロの片腕にしてやってもいい。
彼女の負った怪我は確かに軽くないが、それを言うならメロだって左手が自由にならないのだ。
しかし、もしもブルーに大した能力が無いのなら。もしもブルーにその気が無いのなら。
彼女の負った怪我は確かに軽くないが、それを言うならメロだって左手が自由にならないのだ。
しかし、もしもブルーに大した能力が無いのなら。もしもブルーにその気が無いのなら。
どうせここでブルーを殴り殺したところで、ニケやイヴはいくらでも言いくるめられるのだ。
上手くチャチャゼロが口裏を合わせてくれれば、直接その犯行を目撃されない限り、なんとでもなる。
余裕たっぷりなメロに、ブルーが噛み付くように問い掛ける。
上手くチャチャゼロが口裏を合わせてくれれば、直接その犯行を目撃されない限り、なんとでもなる。
余裕たっぷりなメロに、ブルーが噛み付くように問い掛ける。
「あなたは……何を考えてるの!? いったい何をするつもりなの?」
「メロ、俺モ聞キタイナ。イッタイ、何時ノ間ニ考エヲ変エタンダ?」
「さっきの放送で状況が変わった。ただでさえ部下に乏しいジェダが、リリスという手駒まで放出してしまった。
となれば……俺たちが『ご褒美』を届けに来たQBをブチ殺してしまえば、ジェダは相当『困る』はずだろう?」
「メロ、俺モ聞キタイナ。イッタイ、何時ノ間ニ考エヲ変エタンダ?」
「さっきの放送で状況が変わった。ただでさえ部下に乏しいジェダが、リリスという手駒まで放出してしまった。
となれば……俺たちが『ご褒美』を届けに来たQBをブチ殺してしまえば、ジェダは相当『困る』はずだろう?」
ニヤリ。メロの顔に不敵な笑みが浮かぶ。
ジェダの弱みは『組織力』。貧弱極まりない部下たちの存在。
ならば、『ご褒美』を届けにノコノコと出てきたQBを締め上げ、情報を搾り取った上で殺してしまえばどうなるか。
ただでさえ少ない手下を減らされたジェダは、途端に困るだろう。大いに動揺するだろう。
そうなれば、その動揺につけこんで、さらなる攻勢に出ることが出来るかもしれない。
ジェダへの反抗を大きく進めることが出来るかもしれない……!
例えてみれば、キラを困らせるために、信奉者の高田清美アナを誘拐する計画と同じような発想。
とはいえ残念ながら、今のメロ1人ではQBを倒すことなど到底不可能。
その意味でも、手を血で汚す覚悟を持つ協力者が必要になってくる。
ジェダの弱みは『組織力』。貧弱極まりない部下たちの存在。
ならば、『ご褒美』を届けにノコノコと出てきたQBを締め上げ、情報を搾り取った上で殺してしまえばどうなるか。
ただでさえ少ない手下を減らされたジェダは、途端に困るだろう。大いに動揺するだろう。
そうなれば、その動揺につけこんで、さらなる攻勢に出ることが出来るかもしれない。
ジェダへの反抗を大きく進めることが出来るかもしれない……!
例えてみれば、キラを困らせるために、信奉者の高田清美アナを誘拐する計画と同じような発想。
とはいえ残念ながら、今のメロ1人ではQBを倒すことなど到底不可能。
その意味でも、手を血で汚す覚悟を持つ協力者が必要になってくる。
「……さぁ、俺からの説明はここまでだ。
俺の質問に答えろ。お前の価値を示してみろ。示せるモノが何も無ければ、お前はここで殺すことになる」
俺の質問に答えろ。お前の価値を示してみろ。示せるモノが何も無ければ、お前はここで殺すことになる」
(さあブルー、お前はどう答える? この場で何も言えないようなら、どのみち使い物にはならないぞ?)
メロはそして、ブルーの鼻先にバットを突きつけたまま、彼女の回答を待った。
【D-4/学校・体育館/1日目/夜】
【メロ@DEATH NOTE】
[状態]:軽い打ち身と掠り傷。顔に無数の殴打傷。左手の小指と薬指欠損。
左肩に刺傷(殆ど感覚がないが無茶をすれば何とか動く程度)(以上は全て応急処置済)
[装備]:賢者のローブ@ドラクエⅤ(上半身裸)、バット
[道具]:基本支給品*2(ランドセルは青・食料少し減)、ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナン(やや不調)
バカルディ@ブラックラグーン、銀の銃弾14発、シルフスコープ@ポケットモンスターSPECIAL、
蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン、リリスの食料と飲み掛けの飲料水
[思考]:さあ、どう答える?
第一行動方針:ブルーが役に立つ仲間になるかどうか見極める。ならないようなら殺害数の1つにしてしまう。
第ニ行動方針:『マットのような仲間』を得る。
第三行動方針:『ご褒美』の権利を獲得し、QBを呼び出し、情報を得た上で殺してジェダを困らせる。
第四行動方針:どうでもいいが板チョコが食べたい。どこかで手に入れたい。
基本行動方針:ニアよりも先にジェダを倒す。あるいはジェダを出し抜く。
[備考]:ターボエンジン付きスケボーは、どこか壊れたのか、たまに調子が悪くなることがあります。
バカルディと飲み掛けの飲料水は、リリスが口をつけたため弱い催淫効果を持っています。
[状態]:軽い打ち身と掠り傷。顔に無数の殴打傷。左手の小指と薬指欠損。
左肩に刺傷(殆ど感覚がないが無茶をすれば何とか動く程度)(以上は全て応急処置済)
[装備]:賢者のローブ@ドラクエⅤ(上半身裸)、バット
[道具]:基本支給品*2(ランドセルは青・食料少し減)、ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナン(やや不調)
バカルディ@ブラックラグーン、銀の銃弾14発、シルフスコープ@ポケットモンスターSPECIAL、
蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン、リリスの食料と飲み掛けの飲料水
[思考]:さあ、どう答える?
第一行動方針:ブルーが役に立つ仲間になるかどうか見極める。ならないようなら殺害数の1つにしてしまう。
第ニ行動方針:『マットのような仲間』を得る。
第三行動方針:『ご褒美』の権利を獲得し、QBを呼び出し、情報を得た上で殺してジェダを困らせる。
第四行動方針:どうでもいいが板チョコが食べたい。どこかで手に入れたい。
基本行動方針:ニアよりも先にジェダを倒す。あるいはジェダを出し抜く。
[備考]:ターボエンジン付きスケボーは、どこか壊れたのか、たまに調子が悪くなることがあります。
バカルディと飲み掛けの飲料水は、リリスが口をつけたため弱い催淫効果を持っています。
【ブルー@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]:全身に骨折、打撲、擦過傷等多数。ワブアブの効果で筋力低下中
14歳モード、イヴを完全に支配したと思い込み慢心気味
[服装]:フェイトの普段着(微妙にサイズ合ってなくてヘソが見えてる&胸がキツキツ)
[装備]:風の剣(マフラー状態)@魔法陣グルグル、チャチャゼロ@魔法先生ネギま!
[道具]:支給品一式(食料少し減)、支給品一式×2[フェイト][光子郎]、
チョークぎっしりの薬箱、年齢詐称薬(赤×3、青×3)、G・Iカード(『聖水』)@H×H、
Lのお面@DEATH NOTE、マジックバタフライ@MOTHER2
[思考]:私の、価値……!?
第一行動方針:メロをなんとかする。自己アピールして取り入る? ニケに助けを求める? 風の剣で戦う?
第二行動方針:とにかく、怪我を手当てしたい
第三行動方針:一休の生死が気になる。生きているなら、出来れば殺しておきたい
第四行動方針:イヴが生きていてまだ利用価値があるようなら、今後も上手く利用
第五行動方針:フェイトの知り合いと遭遇してしまう前に、どこかで適当な服を手に入れておく。
第六行動方針:グリーン、イエローのことが(第四行動方針に矛盾しない程度に)心配
基本行動方針:生き残るためには手段を選ばない。元の世界へ生きて帰還する(手段は問わない)
[備考]:
イヴの心変わりに気付いていません。イヴが学校から離れてしまったことにも気付いていません。
今でもイヴは自分に心酔し、命を投げ出してでも守ってくれるものとばかり思っています。
[状態]:全身に骨折、打撲、擦過傷等多数。ワブアブの効果で筋力低下中
14歳モード、イヴを完全に支配したと思い込み慢心気味
[服装]:フェイトの普段着(微妙にサイズ合ってなくてヘソが見えてる&胸がキツキツ)
[装備]:風の剣(マフラー状態)@魔法陣グルグル、チャチャゼロ@魔法先生ネギま!
[道具]:支給品一式(食料少し減)、支給品一式×2[フェイト][光子郎]、
チョークぎっしりの薬箱、年齢詐称薬(赤×3、青×3)、G・Iカード(『聖水』)@H×H、
Lのお面@DEATH NOTE、マジックバタフライ@MOTHER2
[思考]:私の、価値……!?
第一行動方針:メロをなんとかする。自己アピールして取り入る? ニケに助けを求める? 風の剣で戦う?
第二行動方針:とにかく、怪我を手当てしたい
第三行動方針:一休の生死が気になる。生きているなら、出来れば殺しておきたい
第四行動方針:イヴが生きていてまだ利用価値があるようなら、今後も上手く利用
第五行動方針:フェイトの知り合いと遭遇してしまう前に、どこかで適当な服を手に入れておく。
第六行動方針:グリーン、イエローのことが(第四行動方針に矛盾しない程度に)心配
基本行動方針:生き残るためには手段を選ばない。元の世界へ生きて帰還する(手段は問わない)
[備考]:
イヴの心変わりに気付いていません。イヴが学校から離れてしまったことにも気付いていません。
今でもイヴは自分に心酔し、命を投げ出してでも守ってくれるものとばかり思っています。
[備考]:
現在、チャチャゼロはブルーが抱えています。
現在、チャチャゼロはブルーが抱えています。