『Curly Toes』(カーリー・トゥズ)は、無名の女性アーティストが歌った曲で、その歌詞は彼女の「経験」に基づいているとされる。 音楽歴史家のアーウィン・チュシド氏による『Songs In The Key Of Z』第2弾の9曲目として収録されており、その不規則な歌い方・未成年お断りの内容から一部でカルト的人気を誇っている。
捜索の歴史
2000年、アーウィン・チュシド氏はいわゆる「アウトサイダー・ミュージック」と呼ばれる曲群(*1)を収録したコンピレーションアルバムシリーズ『Songs In The Key Of Z』をリリースした。その中にアーティスト不明と題された『Curly Toes』の音源も入っている。
2010年2月19日、Thetruerockというユーザーが当該アルバムから曲を引き出し、これにベティ・ペイジの画像を付けた動画がYouTubeに投稿された。おそらく『Curly Toes』がYouTubeにアップロードされた最古の事例である。
Thetruerockの投稿から4年が経ち、2014年9月23日、YouTube上のVarious Artists - Topic ページに当該アルバムの他の曲とまとめてアップロードされた。
2024年5月頃、あるRedditユーザーがチュシド氏に連絡を取り、氏はバックストーリーが作り話であることを断言したという。そのバックストーリーとは、かつて、「当曲はゴミ捨て場を漁って見つかったテープに録音されていたものだ」という内容で、ゴミ漁りの下りすらも存在しなかったとのこと。このことから、この曲はアルバムを成長させるために特別に作られたのではないかという憶測が飛び交った。
推測・手がかり
エリザベス・ロマックス(Elizabeth Lomax)という女性アーティストの作という説が有力視されているようだ。この説は彼女の曲と『Curly Toes』の特徴に共通点が多いことに由来しているが、検証が困難となっている。
メディアギャラリー
『Songs In The Key Of Z Vol. 2』のアルバムカバー。現在において当曲がこのカバーの代名詞的存在となっている。

関連項目
〈『Songs In The Key Of Z』収録曲〉