『タイムマシンでお正月』は、1980年1月1日にテレビスペシャル『'80お正月だよ! ドラえもん』の枠内で放送された『ドラえもん』(テレビ朝日版第1期)のエピソード[1]。『ドラえもん』初の年末年始特番かつ、初のアニメオリジナル回でもある。
ストーリー
新年早々、ドラえもんとのび太はタイムマシンを使って過去へタイムトラベルすることに。のび太の父親=のび助が仕事を辞めてしまったという情報を得たからだ。しかし、2人はタイムパトロールに追われ、のび助が会社で働いていた時間より遥か前――江戸時代に不時着してしまう。
ドラえもんとのび太はそこで、のび助と同じく殿様に解雇されかけている侍に出会う。同情した2人は腰元に変装して城に潜入、殿様に会おうとする。しかし、ドラえもんのかつらが取れてしまい、2人は隠密と間違えられて大騒ぎ。そこでドラえもんは、殿様にひみつ道具「オトコンナ」(訳注:男は女らしく、女は男らしくなる薬)を使い、危機を脱する。オトコンナの効果で優しくなった殿様は心を改め、解雇になりかけた侍を許す。
その隙にドラえもんとのび太は現代に帰還。2人の努力のおかげで、のび助は実際には仕事をクビになっていなかったことが判明する。のび助がお年玉をくれなかったのは、銀行からお金を引き出すのを忘れていただけだった。ようやく2人は平和なお正月を過ごすことができそうである[2]。
発見状況
本放送以来、このエピソードは家庭用メディアや動画配信等いかなる形でも再リリースされておらず、事実上視聴が不可能となっている。
このスペシャル番組『'80お正月だよ! ドラえもん』では1月1日~3日にかけて3作品を放送。2日に放送された『ドラえもんのびっくり全百科』と3日に放送された『ゾウとおじさん』はコレクションDVDに収録されている[3]。アニメ『ドラえもん』は映像ソフト未収録作品が多いものの、1979年4月2日~1980年3月31日の放送回はほぼDVD化されており、本作だけが未ソフト化となっている。
現状で確認できるのは、書籍『コロコロコミックデラックス4:テレビ版ドラえもん2』に掲載された数枚のスチール写真のみである。
このスペシャル番組『'80お正月だよ! ドラえもん』では1月1日~3日にかけて3作品を放送。2日に放送された『ドラえもんのびっくり全百科』と3日に放送された『ゾウとおじさん』はコレクションDVDに収録されている[3]。アニメ『ドラえもん』は映像ソフト未収録作品が多いものの、1979年4月2日~1980年3月31日の放送回はほぼDVD化されており、本作だけが未ソフト化となっている。
現状で確認できるのは、書籍『コロコロコミックデラックス4:テレビ版ドラえもん2』に掲載された数枚のスチール写真のみである。
訳注:補足情報
- 本作でタイムパトロールが初登場した。2ヶ月後に公開された映画『のび太の恐竜』とは制服や巡視船のデザインが異なっている。
- のび助の履歴書(書初め)を映すシーンがある。フルネームは「野比 野比助」で生年月日は「昭和15年1月24日」、現住所は「東京都中練馬区 3-14-(以下不明)」と記されていた[4]。原作や後のアニメと矛盾するため、恐らくここだけの設定。
- 放送当時である1980年のVTR普及率は僅か2.4%(参考:「社会情報学」基本資料-ビデオ)に過ぎず、録画映像の発掘は難しいと考えられている。しかし、1月3日放送回の最後で流れたプレゼント企画の映像は発掘されている[5]ため、本作が見つかる可能性も0ではない。
メディアギャラリー

不詳倶楽部氏の解説動画
参考文献・外部リンク
- The Lost Media Wiki:80 Oshōgatsu Dayo! Doraemon "Time Mashine de Oshōgatsu" (lost anime TV special; 1980) 元記事
- [1]はなバルーン倶楽部:ドラちゃんのおへや-特番放映リスト(1980年)
- [2]『コロコロコミックデラックス4:テレビ版ドラえもん2』 ,小学館 ,1980 ,p42-43
- [3]ドラえもん 映像ソフト収録作品まとめwiki:大山ドラ VHS、DVD収録状況リスト
- [4]Wikipedia:野比のび助-アニメで書き初めした履歴
- [5]もとおみ數史氏のツイート プレゼント企画の映像
- [6]昭和こどモン氏のツイート 紹介記事の画像
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