「大マジカル頭脳パワー!!」とは、個人戦で行われる1時間のレギュラー放送とは違い、6~8チームのチーム戦で放送枠を拡大して行われる特別番組のこと。略して「大マジカル」とも呼ばれます。
9年間の放送では24回行われ、新春(1月始め)・春(3月末~4月始め)・秋(9月末~10月)・年末(12月)に放送。このスペシャルではトップ頭脳賞・マジカルミステリーツアーのルールはなく、最も得点を稼いだチームに賞金が授与されていました。
「大マジカル」のタイトルではありませんが、レギュラー放送終了後の復活スペシャルはこの特番スタイルを踏襲しています。
初めての2時間スペシャルが放送されたのは、レギュラー放送が始まった1990年10月からおよそ5か月後の1991年3月30日放送の「大マジカル頭脳パワー!!スペシャル」。・・・
本命・対抗・大穴・・・とチーム名が競馬に関する言葉に固定されおなじみのスタイルになったのは1994年1月8日に放送された9回目の「大マジカル」から。・・・
これまで基本6チーム対抗戦で行われていましたが、・・・
| 大穴チーム | 要注意チーム | 一発逆転チーム | 絶好調チーム |
| お笑い芸人中心の構成 | 成績優秀な準レギュラーパネラー中心の構成 | 元スポーツ選手タレント中心の構成 | 若手女性タレント中心の構成 |
| 名門チーム | 一番人気チーム | 対抗チーム | 本命チーム |
| インテリ系タレント中心の構成 | 人気男性アイドルグループのメンバー | 成績優秀なレギュラーパネラー、準レギュラーパネラー中心の構成 | |
・・・
当時クイズ番組などで用意される高額賞金といえば「100万円」が一般的。『大マジカル』も基本、優勝チームへの賞金は100万円でしたが、スペシャル第1回では「100万2円」。これは1チーム3人構成だったので、3人で均等に分けられるようにと設定されたもの。
その後、スペシャルⅡは「100万5円」、スペシャルⅢは「100万8円」、スペシャルⅣは「100万11円」と回を重ねるごとに3円ずつアップ。
しっかりとした理由がありながらキリの悪いちょっと間抜けな賞金額でひと笑い作るのも『マジカル』らしいユーモアセンスで、初期の『大マジカル』は番組冒頭での「100万とんでとんでとんでとんでとんで○円」と賞金発表の仕方も印象的でした。
・・・
チーム名が競馬に関する言葉に固定された1994年以前に「本命チーム」というチーム名だけは1991年春に放送されたスペシャル第1回ですでに使われていました。
競馬用語に固定されてからの本命チームのメンバー構成は、1995年春の第13回の「大マジカル」まで所ジョージさんお一人。チームメンバーが所さんだけという形も1991年秋のスペシャルⅡで採用されています。この回では他の6チームがすべて3人1組の中、見事所さん1人だけで優勝。
この結果から1人だけの方が逆に有利とみて「次のスペシャルは寛平さんを(メンバーに)つけて・・・」とこの回のエンディングで板東さんがおっしゃったことで、1992年春のスペシャルⅣで実現しましたが、結果は優勝。
成績の悪いパネラーを同じチームのメンバーに入れるという1995年秋~1996年秋までの所さん・松村邦洋さんの2人体制の本命チームのハンデのやり方はおよそ3年前にできあがっていて、チーム名が競馬用語に固定されてから設けられたハンデ戦スタイルはそれ以前のスペシャルをもとにうまく作られたもののようです。
・・・
それは1998年10月22日放送の『あの有名人がこ~んなことまでしちゃうぞ! 超㊙㊙㊙スペシャル!!』で優勝した一番人気チームのTOKIO。
彼らが出演する1998年11月15日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!!』にて「ハーロー城島
1週間で100万円どれだけ増やせるか!?」という、リーダー・城島茂さんが外貨相場でお金を増やすという企画で、その元手としてこの回の優勝賞金100万円が使われました。
この日の放送では全額をドルに替えて1週間でおよそ2500円増やすことに成功。その後もこの企画は何回か続き、別の通貨で挑んだり、全額を金券に変えて金を購入して金相場で一攫千金を狙うも大損し、元手の100万円を下回る結果に。
参考:日テレ番組公式サイト『DASH WEB』(ザ!鉄腕!DASH!!)→:『放送内容』(1998年11月15日放送分)