第1-176章.
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(チャイトララタ・パルヴァのつづき)
これを聞いたアルジュナは言った、『ガンダルヴァよ、天空の庵に住むヴィスワミトラとヴァシシュタの敵対関係はいつから生じたのですか?ガンダルヴァは答えた。
「パルタよ、ヴァシシュタの物語は三界すべてでプラーナ(伝説)とみなされている。私がそれを十分に朗読するので聞いてください。バーラタの種族の雄牛よ、カンニャクヴャにクシカの息子ガディという世界的に有名な偉大な王がいた。高潔なガディにはヴィスワミトラという名の息子がいた。そして、ヴィスワミトラは大臣たちを従えて、鹿を求めて深い森を歩き回り、ヴァシシュタの(修行力)の助けによって、予言者ヴィヴァスワト卿の絵のような修行をした。そして、人間の中の雄牛であるサムヴァラナは、正当な儀式をもって、天人とガンダルヴァが頼るその山の乳房でタパティの手を取った。王家の賢者はヴァシシュタの許可を得て、その山で妻と遊びたいと願った。王はヴァシシュタを王都と王国の森と庭園で摂政として宣言させた。ヴァシシュタ王は君主に別れを告げ、彼のもとを去って行った。その山の上で天人のように遊んでいたサムヴァラナは、その山の上の森と地下の森で、妻と一緒に丸12年間遊んでいた。そして、バラタ族最高の神よ、千の目の神はその君主の都と王国に12年間雨を降らせませんでした。そして、敵の懲らしめ主よ、干ばつの季節が到来すると、その王国の人々はもちろん、木々や下等動物も急速に死に始めた。その恐ろしい干ばつが続く間、空からは一滴の露も降らず、トウモロコシも育たなかった。住民は絶望し、飢えの恐怖に苦しみ、家を出て四方八方に逃げ去った。都や国の飢えた民は妻子を捨て、互いに無謀になった。人々は飢えに苦しみ、一切口の食べ物もなく、骸骨のようになり、都はまるで死者の王の都のようで、幽霊のようなものだけで溢れていた。都がそのような状態になっているのを見て、リシスの中で最も優れた高潔なヴァシシュタが救済策を講じることを決意し、王の中の虎であるサムヴァラーナをその妻とともに都に連れ戻した。王が都に入った後、事態は以前のようになった。王の中の虎が自分の都に戻ったとき、千の目の神、阿修羅の退治者が雨をふんだんに降らせ、トウモロコシを成長させたからである。徳の高い魂の最たるものによってよみがえった都と国は、非常な喜びに沸き立った。君主は、妻のタパティとともに、再び12年間犠牲を捧げ、インドラ(雨の神)が妻のサチとともに犠牲を捧げるようになった」。
ガンダルヴァは続けた、『パルタよ、これが昔のタパティ、ヴィヴァスワットの娘の歴史である。汝がタパティヤと呼ばれるのは彼女のためである。サムヴァラナ王はタパティにクルという名の息子をもうけた。クルの種族に生まれたあなたは、アルジュナよ、タパティヤと呼ばれるであろう。