第3-194章.
マルカンデーヤは続けた。ある日、ナフーシャの息子であるヤヤティ王が、市民たちに囲まれて玉座に座っていると、彼の戒律のために富を求めようとするブラーフマナが王のもとにやって来た。すると王は言った、『聖なる者よ、汝の契約とは何なのか教えてくれ』。そこでブラフマナは言った、『王よ、この世では人が施しを求められると、それを求める者を軽蔑します。それゆえ、王よ、あなたはどのようなお気持ちで、私の求めるものを私に与えてくださるのか、また私が心を定めたものを与えてくださるのか、お尋ねします』。王は答えて言った、『私は物を与えても、それを自慢することはありません。また、与えられないものを求める懇願にも耳を貸さない。しかし、与えられるものを求める祈りには耳を傾ける。私は汝に千頭の仔牛を与えよう。私に贈り物を求めるブラーフマナは、いつも私にとって大切な人である。私は、私に懇願する人に腹を立てることはないし、物をあげたことを後悔することもない!』。そして、バラモン人は王から千頭の仔牛を得て、去って行った」。