概要
深海の王国に住まう種族。総じて美しい容姿をしている。
人魚の鱗は竜に比べて丸みがあり、浜辺に落ちていたり、潮の流れで海の中に溜まり場のような場所ができており、そこでも採れる。旅行などで気軽に拾っても検問所で没収されて持ち込めないが、貴重なものというわけではなく、セレイナの輸出管理からは何に使うのかと尋ねられた。
人魚の鱗は竜に比べて丸みがあり、浜辺に落ちていたり、潮の流れで海の中に溜まり場のような場所ができており、そこでも採れる。旅行などで気軽に拾っても検問所で没収されて持ち込めないが、貴重なものというわけではなく、セレイナの輸出管理からは何に使うのかと尋ねられた。
生態
稚魚のときは魚顔に人間の上半身、足の部分は魚のひれであるが、番ができると一般的な人魚となる。
言語
「シー」という、一つの音でしか構成されない独特の言語を操る。
深海の王国特有の丸みをおびた古代文字がある。勤勉なネフェルティアには読めたが、マイティアには読めない。
セレイナ王国では「旧古代文字」と呼ばれている。
深海の王国特有の丸みをおびた古代文字がある。勤勉なネフェルティアには読めたが、マイティアには読めない。
セレイナ王国では「旧古代文字」と呼ばれている。
魔法
一つの音でしか構成されない言葉ゆえ、相手に理解され伝えようとしているうちに、いつからか言葉自体に魔力が宿るようになっていった。
本編七十話より引用) 「人魚の言葉はお前も最初聞いた通り、一つの音でしか構成されない独特の言語だ。それゆえ相手に理解され伝えようとしているうちに、いつからか言葉自体に魔力が宿るようになっていった。もちろん意思を持って魔力を言葉にのせなければ魔法は発動されず、海王のお陰で他人に仇なす魔法をこの海で使うことは出来ないが、僕達の魔法は特に自分自身へは効きやすい。暗示をしてしまうからな」 「暗示?」 「たとえばだが、お腹が空いているのに空いてないと強く言葉に出して否定すれば、たちまち空腹感は満たされる。良からぬことをしたのに、していないと強く自分に言い聞かせれば、記憶は消え去り本当にしていないと思い込む。だから危険なんだ。嘘をつき続ければ自分が無くなり、空腹をまぎらわせていたらいつか餓死もする」
意思を持って魔力を言葉にのせなければ魔法は発動されず、海王のお陰で他人に仇なす魔法をこの海で使うことは出来ないが、彼らの魔法は特に自分自身へは効きやすい。