概要
エントリヒ帝国における主要な新聞社の一つで、1911年に国営企業として設立された。
本社は設立以来から首都ニーベルンゲにおかれ、専属の印刷所も隣接しているため建物の規模は非常に大きい。
代表紙『帝都栄光新聞』は民間人も購読する一般紙であり、通常の新聞が取り扱っている分野の他、国内を中心としたMAID事情の報道も行っている。
その紙面は創設当初から皇室および
エントリヒ皇帝を贔屓する姿勢を貫き通し、MAIDが社会的に認知された後も
ブリュンヒルデや
ジークフリートを賞賛する論調が大多数を占めるためか、
エントリヒ帝国皇室親衛隊の宰相派を初めとする一部の購読者からは「三流タブロイド誌のようだ」「品が無い」などと酷評されている。
1944年7月の
軍事正常化委員会(黒旗)による武装蜂起事件以降は、社説で黒旗を徹底批判するなどしてかなりの過熱報道ぶりを見せ、ジークフリートの活躍を褒め称える記事と並行してさながら敵国を扱き下ろす戦中新聞の様相を見せ付けた。1945年現在は多少の落ち着きを見せているものの、相変わらずジークフリート賛美と黒旗叩きとが毎日のように紙面を飾っている。
主な出版物
帝都の歴史
(著:フリッツ・ルーメンハイム 初版1913年5月8日)
エントリヒ帝国の成り立ちに迫った、いわゆる歴史書。
この地方の古代神話との密接な関わりにも詳しく触れられている。
皇帝陛下に学べ!(入門編)
(著:トマス・テューゲル 初版1926年3月1日)
かのファンキー変態紳士ことエントリヒ皇帝の語録、生活、種々の工夫などに触れた指南書。
1940年に改訂版が発行され、初版から20年近く経ってもなお根強く愛読されるロングセラー。
他にも政治編、経済編、衣装編などが存在する。
稀代の奸臣『テオバルト・ベルクマン』
(著:トマス・テューゲル 初版1938年10月17日)
帝国皇室親衛隊長官として新たに就任した
テオバルト・ベルクマン上級大将を徹底的に糾弾した本。
数々の陰謀の可能性について詳細に渡って記述され、彼をそのまま長官の座に置くことがどれほどに危険であるかを指摘している。
MAIDの可能性
(著:ライヒアルト・グレマー 初版1941年8月22日)
MAIDの可能性について詳細に渡って記述。
特にジークフリートに関する内容は全体の半数を占めており、ジークが今後のグローバルスタンダードとなる事を示唆した。
帝都見聞録
(著:フリッツ・ルーメンハイム 初版1945年1月15日)
帝国の繁栄にかかわってきた人物、企業などを紹介する本。
今まで有名ではなかった人物にも焦点が当てられ、国民の皇室親衛隊に対する関心を高めるきっかけの一つとなった。
ブリュンヒルデ殉職五周年記念『軍神の辿りし軌跡』
(著:ライヒアルト・グレマー 初版1945年7月7日)
ブリュンヒルデの誕生から機能停止までの活躍ぶりを綿密に記したドキュメンタリー本。
アースラウグの誕生に合わせて出版し、爆発的な売れ行きを記録し続けたという逸話がある。
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最終更新:2009年12月21日 03:57