概要
「勇敢とは未来を守る一つの鍵と、人は云う。が、諸君らの命は決して捨石などではない。
必ずや皆で生還し、末永く続く我らが帝都の栄華を共に謳歌しよう。それこそがわしの悲願であるぞ」
Johannes Von Haenelstein。
エントリヒ帝国皇室親衛隊に創設以来より所属する、筋金入りの皇帝派軍閥貴族にして健康優良老人。口癖は「我らが帝都」。
徹底的な人事工作で
軍事正常化委員会(黒旗)への人員流出を最小限に留めた上、離反した元皇帝派軍人を数多く更生させた功績を持つ。
また宰相府の過度な干渉を防ぎ、かつ、国防三軍との連携を強めるべく1945年初頭に『
正統エントリヒ主義帝都統一会議』を発足。
他にも政治的意見を国民と交し合う『政治喫茶』の設立、匿名での投稿が可能な投書箱の実施によって軍部と国民の触れ合いの機会を作るなど、
多方面の分野にわたって帝都を影から支えるという正義感溢れる人柄で知られ、皇帝派官僚の中でも飛び抜けて人気が高い。
同年1月15日に
帝都栄光新聞社より発行された『帝都見聞録』に掲載されてからは数々の功績が国民にも広く知れ渡り、「天才執事」のあだ名で親しまれるようになった。
一方で宰相派、特に同じ国粋主義でありながらも政敵である
テオバルト・ベルクマンとは折り合いが悪く、水面下での衝突が絶えない。
また、皇帝派の兵を言葉巧みに奪い去った黒旗首領の
グスタフ・グライヒヴィッツを「愚かなる国賊」として軽蔑、嫌悪している。
( 斗国表記 : R.E.N.Verg. = Rechtmäßiger Endlichism Nibelungen vereinigung Versammlung )
皇室親衛隊、および国防三軍に所属する皇帝派軍人達によって構成される派閥団体。
宰相派や黒旗の台頭によって危ぶまれつつある軍部の連携を今一度再強化し、対G戦争に於いて共に手を取り合うべく設立された。
ハーネルシュタイン自身は、独立国からの領土回収を行わない『小エントリヒ主義』をとっている。
詳細は個別ページにて解説。
装備
拳銃『バハウザーC96 ハーネルシュタイン特注モデル』
豪華絢爛なエングレービングと象牙のグリップが目を引く、黄金の拳銃。
日頃から贔屓にしていた
バハウザー社に、特注品として二挺作らせた。
ファウガーP.08拳銃とどちらを特注すべきか迷ったが、若い頃に使っていたC96のほうが馴染むとして本銃を選んだというエピソードがある。
なお、持ち歩いているのは一挺のみであり、もう片方は自室の机の引き出しに保管されている。
種別 |
自動拳銃 |
製造 |
Bachauser-Werke AG |
口径 |
7.63mm |
銃身長 |
140mm |
使用弾薬 |
7.63mm×25mm(.30 Bachauser) |
装弾数 |
10/20+1発 |
作動方式 |
プロップアップ式ショートリコイル |
全長 |
288mm/630mm |
重量 |
1.44kg/1.90kg |
発射速度 |
毎分850発 |
初速 |
430m/s |
有効射程 |
200m |
サーベル
ルージア大陸戦争当時、帝都の一流鍛冶屋に造らせたサーベル。
現役時代にこれ一本で敵の包囲網から脱出したという逸話を残す。
己の闘争の証として、今でも肌身離さず持ち歩いている。
関連設定、およびハーネルシュタインの所見
好意
- エントリヒ皇帝 我らが皇帝陛下。「不肖ハーネルシュタイン、陛下の為に英知の限りを捧げまするぞ」
- ジークフリート 守護女神殿。「存分に励まれよ。守護女神殿と二代目軍神殿がおられる限り、我らが帝都は安泰だ」
敵意
- テオバルト・ベルクマン 奸臣。手腕は認めるが、彼が宰相府と共謀している軍事計画の数々を看過するつもりは毛頭無い。
「よもやその軍勢を率い、誇り高き皇室を食い物にしようとは思っておるまいな?」
- ヴォルフ・フォン・シュナイダー 小僧。「ジークの母君は他でもない、あの軍神ブリュンヒルデだ。貴公が守護女神殿の親代わりだった事実など、誰が認めようものか」
- グスタフ・グライヒヴィッツおよび軍事正常化委員会 我らが帝都に仇を為す、悪逆非道の度し難き国賊。
「陛下に弓引く悪逆の輩め。あまねく汚泥に飲み干され、早々に潰えるが良いわ」
登場作品
最終更新:2010年01月18日 01:27