- 角Cが直角である三角形ABCを考えます。辺BCの長さは3以上の素数,辺CA,ABの長さは自然数とします。tanAもtanBも整数にならないことを示してください。(10,千葉)
三角形ABCの角A,B,Cの対辺をそれぞれa,b,cとする。

である。
(1)
これが整数のとき、aはbの倍数である。しかしaは素数であるから、そのようなときa=b。
このとき三平方の定理より
であり、cの長さは自然数という条件に反する。
これで、背理法により示された。
(2)
これが整数のとき、aはbの素因数であるからb=kaと書けることが必要十分条件。(kは自然数 ∵bは自然数)
このとき、三平方の定理より
であるから、cが整数となるとなるための必要十分条件は

が平方数であること。
このとき、

と置け、(n≠0,nは自然数)

であるが、このような(n+k,n-k)は(1,1)(-1,-1)
しかしこのときnまたはkが0になってしまい、n,kは自然数という条件に合わなくなる。
よって背理法により示された。
以上より

は整数にはならない。
by meganelover
最終更新:2011年01月08日 17:02