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鈴「あっづー……」セシリア「な、何ですのコレは……」④
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鈴「あっづー……」セシリア「な、何ですのコレは……」④
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 01:07:42.37 ID:cnFAX4PQ0
――翌日 昼休み
カリカリカリカリ
箒「……セシリアよ」
セシリア「はーい?なんですの~?」モグモグ
箒「英語はわかるか?」
セシリア「バカにしてますの……?母国語ですわよ」ヒクッ
箒「いや!違う!違うんだ……その、明日のテストに向けてな、ここを教えてほしいのだが」
セシリア「」
箒「どうした?セシリア……」
ドアバーン
鈴「せ、せ、せしりあぁぁぁ!!明日テストだって!!」ウルウル
セシリア「忘れてましたわぁぁぁぁぁ!!!!」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 01:21:18.18 ID:cnFAX4PQ0
シャル「で、何の用だい……?」
鈴「やー、シャルロットならさ?」
セシリア「試験範囲のノートがあるかな、なーんて思いまして」
ガタン
シャル「きっ……きっ……キミたちは……ッ!あんな事をしておいて……ッ!!」
セシリア「あんな事?気持ち良さそうだったじゃありませんの」
シャル「こッ……これだから!!ローストビーフは!!」ガタン
セシリア「何ですの、このフロッガー……!!」ビキ……
鈴「セシリア!」
セシリア「なんですの!?今は……」
鈴「国よりテストよ!!」
セシリア「――マジですの!?」
ラウラ「よく言った!! 鈴、使うがよい」
鈴「ラウラ!」
ラウラ「貴様の言葉は、私の心を震わせた、そう、テストだ!国は明日滅びぬがテストは明日滅ぶ!」
セシリア「……いや、滅んでどうするんですの……」
ラウラ「持って行け……シャルロットのノート、貴様のものだ!」
鈴「ラウラ……」
ラウラ「これは情けなどではない……健闘を祈るぞ!凰 鈴音!!」
鈴「貴女もね!ラウラ。ラウラ・ボーデヴィッヒ!!」
ガシッ!!
シャル「……あれ?えっと……僕の……ノート……」
セシリア「あの、私は歴史のノートが欲しいのですけれど……」
シャル「何!?何なの!?僕はノート業者なの!?」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 01:34:18.01 ID:cnFAX4PQ0
――四組
簪「……何」
セシリア「……あ、あまり友好的な感じじゃありませんわよっ!?」ヒソヒソ
鈴「……知らないわよ!アンタが心当たりがって言ったんでしょうが!!」ヒソヒソ
簪「……聞こえてるけど」
セシリア「あ、あのですね!」
簪「ノートなら貸してあげるわ」
鈴「やった!!ありがとう簪さん!!」
簪「……名前で呼ばないで」
鈴「ごめんなさい更識さん」ジャンプドゲサ
簪「今20人待ちだから、一人1時間で20時間後ね」
鈴「返して!!私の土下座返してよ!!」
セシリア「無様ね」
鈴「あんた、もし借りれてもあたしの一時間後まで見せないわよ!?」
セシリア「21時間後じゃテスト開始の瞬間ですわよ!?」
簪「大体……どうして私なの?もっと優秀な人は……一組なら」
セシリア「イヤですわ、引っ込み思案なオタ娘が勉強ダメだったらまるっきりマダオコースじゃないですの」ケラケラ
簪「」
鈴「流石の私もそれはひくわ」
セシリア「えっ!?えっ?」
簪「うわぁぁぁん!一夏くううん!!」ダッ
セシリア「あっ!ちょっと!!」
鈴「セシリア、ついてくわよ!!」
セシリア「えっ!?あ、はい!!」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 02:16:18.88 ID:cnFAX4PQ0
ローストビーフはフランス人がイギリス人をけなす時の蔑称
蛙(フロッグ)はその逆です。
互いに食習慣を貶してるあたり昔から近くて遠い国同士な感じだと思いました。
ローストビーフはフランス人がイギリス人をけなす時の蔑称
蛙(フロッグ)はその逆です。
互いに食習慣を貶してるあたり昔から近くて遠い国同士な感じだと思いました。
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/22(水) 02:44:19.30 ID:TpzyPREwP
エスカルゴじゃないのか
エスカルゴじゃないのか
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/22(水) 03:35:24.51 ID:cnFAX4PQ0
257
シャル「ローストビーフばっかり食って、それしかないのかいこの貧乏舌」
セシリア「ハァ?蛙なんか食べるくらいなら死んだほうがマシですわね、気持ち悪い、品性の欠片もありませんわね」
こんな感じらしいです。
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 02:18:00.85 ID:KasDRRgA0
―― 一組
ダダダダ バン!
のほほん「あれー?かんちゃんだー。やっほーかーんちゃーん。どうしたのー?」
簪「!?……しまった…………本音……」
のほほん「わかったよ~。かんちゃん、おりむーに用があるんだね。うふふふ、いま呼んできてあげるね~」
簪「ちっ……違……ほ、本音に用があったのよ」
のほほん「ほえ?」
簪「ちょっと、ついてきて」
のほほん「はーい。それじゃおりむー。いってくるねぇ~」フリフリ
簪「ちょっと……本音……ッ!?」
一夏「おう。――あれ?簪か、家の用事か?お疲れさん」
簪「……う、う、うん。い、いち……一夏っ……も、また……ね」
トボトボ
一夏「おう」
谷本「あれあれー、織斑くんじゃなくなってるね」ニヤニヤ
夜竹「織斑くん、タッグマッチの時に何かあったの~?」ニヤニヤ
一夏「……えっ?いや……(アニメの事は……伏せたほうがいいか)別に何も、普通だぞ?」
谷本「くうー、天然タラシめ!にくいねこの!」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 02:23:20.85 ID:KasDRRgA0
バタバタバタバタ ズバーン!!
鈴「まったく!セシリアのせいで見失っちゃったじゃない!」
セシリア「人のせいにしないでくださいます!?」
鈴「なによ!あんたが『なんでわたくし達、追いかけてるのかしら』なんて言うからでしょ!?」
セシリア「考えてみたら追いかけてる場合じゃないと思ったからじゃありませんの!」
鈴「ノートを手に入れなきゃ話にならないでしょーが!!」
セシリア「でーすーかーらー、すぐに追いかけましたわよ!?」
鈴「だったら始めから止めるなって言ってるの!」
一夏「よう、セシリア、鈴。相変わらず仲がいいな。どうしたんだ?」
セ鈴「「一夏」さん」
セシリア「そ、そうですわ!一夏さん!」
鈴「無駄よ」
セシリア「早ッ!聞いてみなければ判らないじゃありませんの!」
一夏「そうだぜ、鈴。何のことかサッパリ判らないんだが」
セシリア「一夏さん!テスト勉強のノート、お持ちではありませんか!?」
一夏「……?」
鈴「だから言ったじゃない」
セシリア「一夏さんッ!?どうしてそこでテストって何のことだ?って顔をしますの!?」
一夏「おお、すごいなセシリア!そこまで判るのか!」
セシリア「そっ……それは……いつも見てますから……」
一夏「人間観察か、やっぱスナイパーの習性ってやつか」
セシリア「そういう意味ではありませんわ!!」
鈴「っていうかさ一夏、アンタ随分落ち着いてるじゃない。テスト……明日よ」
一夏「……マジか?」
谷本「マジマジ」
セシリア「マジですわ」
一夏「マジかーーーーーーっ!!!!」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 22:39:11.39 ID:KasDRRgA0
―― 放課後・一夏の部屋 改め テスト緊急対策本部
一夏「……それで、成果は」
セシリア「ラウラさんからゲットしましたシャルロットさんの数学のノート、だけですわね」
鈴「あんたたちやる気あんの?赤点取りたいの!?」
セシリア「くっ……借りれなかった以上は何も言い返せませんわ……っ」
鈴「セシリアってさぁ、あんまし友達いないじゃないの?」
セシリア「い、いますわよ!それくらい!!」
鈴「ノートを貸してくれる友達は居なかったわけだ」
セシリア「ぐぬぬ」
鈴「一夏はどうしたのよ、ちょっと廊下で薔薇咥えながら立ってれば頼み放題でしょうが」
一夏「なんだそりゃ……そんなわけないだろ?」
セシリア「そうではなくても、一夏さんに頼まれて断れる子はいないと思うのですけれど」
一夏「またまた……」
鈴「あー、それはいいから、どうして一冊も借りてないのよ?」
一夏「いや……それが……なぜか行く先々で楯無さんに絡まれて……」
セシリア「赤点取らせてそれをネタに何かする気ですわね……」
一夏「勘弁してくれ……」
セシリア「仕方ありませんわ……ノートの無い教科は何とか自力で頑張りましょう」
鈴「え、そんなの赤点確定じゃない!!」
一夏「くっそー……あ、待てよ……いっそ楯無さんに……!」
楯無「はーい、呼んだ?」
セ鈴「」「」
一夏「……」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/23(木) 23:04:11.76 ID:KasDRRgA0
楯無「あれ?そこは『楯無さん!いつのまに』って驚くトコじゃない?」
一夏「いや……もう、なんか……驚くのもめんどくさくて……」
楯無「あれあれ、それじゃ、部屋に私がいるのが自然って言ってるみたいじゃない」
セシリア「一夏さん……!」ゴゴゴゴゴ
鈴「一夏……ァ!」ドドドドドド
一夏「いいっ!!ちょ、セシリア!鈴!どうしてそこで俺に向かって怒ってるんだ!?」
楯無「やれやれ、困った子だね」
一夏「でも楯無さん、いつからいたんですか?」
楯無「……それで、成果は?キリッ、の所かな」
鈴「始めからじゃない……」
セシリア「私達が部屋に入ったときには既に居たんですのね……」
一夏「な、なんか、キリっとか付けられるともやもやする……」
楯無「気にしない気にしない」
一夏「……とにかく、それなら……あの、楯無さん」
楯無「お断りします」
一夏「」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 00:20:25.96 ID:CfBFCNUq0
楯無「これに関してはオルコットさんが正しいわね。流石イギリス代表候補生」
セシリア「お、お褒めいただき恐縮ですわ」
楯無「あれ?エリートとしてとーぜんですわ!みたいに言わないの?」ニヤニヤ
セシリア「そっ、それは」
一夏「生徒会長にそれは無理ですよ……楯無さん」
楯無「判ってるわよ、じょーだんよ、じょーだん」ケラケラ
鈴「……ねえ、一夏。生徒会長ってもしかして……」ボソボソ
一夏「言うな、鈴。 多分聞こえてるぞ」
楯無「あーあー、きこえなーい」
鈴「……」
一夏「こういう人なんだ」
楯無「あ、そうそう。副生徒会長が赤点なんて……無しね?」
一夏「」
楯無「それじゃ三人とも、ハバナイスデ~イ」
パタン
セシリア「……あれが……生徒会長、更識 楯無」
鈴「学園最強、学園唯一の国家代表……IS操縦者……」
セシリア「捉え所の無い方ですのね……」
鈴「変人の間違いじゃない?」
楯無「ひっどいなー、凰さん」
一セ鈴「「「うわあああああっ!?」」」
セシリア「えっ!?いま、出て行って!?えっ!?」
楯無「そんな鈴音ちゃんには、く す ぐ り 刑をサービスしちゃうわ」
鈴「ちょっと!?な、なに!あはは!あははははははははははははは」
一夏「鈴……骨は拾ってやるからな」
セシリア「……言葉が見つかりませんわ…………」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 23:40:29.17 ID:CfBFCNUq0
鈴「あひゃははは!あはは!あはははははははは!!」
一夏「鈴はくすぐりに弱いなぁ」
セシリア「そうですわね。ところで一夏さん。一夏さんはどの教科が弱いんですの?」
一夏「あー……」
一夏「(全部、とか言ったらドン引きされそうだよな……)」
一夏「ええと、英語は特に弱いな」
セシリア「――……きましたわー!!」
一夏「うぉっ!?ど、どうしたんだセシリア」
セシリア「よ、宜しければ!!私が、家庭教師を勤めさせていただきますわ!!何せわたくしッ!!エリートイギリス人ですので!!」
一夏「えっ!?」
セシリア「……えっ???」
一夏「イギリス人と英語に何の関係が……」
セシリア「」
セシリア「一夏さーん。わたくしの祖国は日本語でなんと言いますか?」
一夏「イギリス。……あ、ええと確か、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国だ」
セシリア「……ッ……正解ですわ」
一夏「それくらいなぞなぞ遊びのレベルだろ、何だよ一体」
セシリア「ああ、もう……そうではなく……そう、漢字で」
一夏「漢字?ああ、当て字のやつだよな確か、猊利太尼亜……」
セシリア「わざとやってますわよね!?」
一夏「うおっ!どうして怒るんだよ……あってるだろ?歴史と地理はそんなに苦手じゃないんだ」
セシリア「そんないきなり問題なんか出しませんわよ!!英国!英国ですわ!!」
一夏「ああ!!」
セシリア「……ああ、じゃありませんわよ……まったく」ハァ
一夏「いや、悪い……頼りにしてるよ」
セシリア「……は、はい……い、幾らでも頼ってくださいましね♪」パァァ
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/24(金) 23:56:14.97 ID:CfBFCNUq0
楯無「そうれ」
鈴「あはははっ!あふっ!あふぁははひゃはひゃひゃははは!!」
一夏「それでセシリアは何が弱いんだ?」
セシリア「……はい、お恥ずかしながら……実は少々歴史、特に古代史が」
一夏「意外だな、伝統とか拘りそうだし、セシリアは得意だと思ってた」
セシリア「……わたくし、幼い頃に父と母を亡くしてから……ずっとオルコットの家を護ってきましたの……」
一夏「ぁ……すまん、思い出させたか?」
セシリア「いいえ、わたくしにとっては誇るところですわ。一夏さんが謝る事なんてありません」」
一夏「さんきゅ」
セシリア「大人達と渡り合う為に猛勉強しましたわ、得意学科は経済学ですのよ?」
一夏「テスト……ないよな?」
セシリア「た、確かに経済学はございませんけれど数学は経済学にも通じますの。」
一夏「ああ、なるほど……あれ?でもそれなら歴史にも結構関係深くないか?」
セシリア「ええ、ですから……近代、現代史ならば全く問題ありませんの」
一夏「……なるほど……ああ、でも数学、英語は問題ないってこと……か?」
セシリア「科学と情報と物理もあまり問題はありませんわね」
一夏「…………苦手って歴史の一部だけか」
セシリア「え、ええ……あと、生物。国語は苦手なのですけれど、普段からやってますので多分何とか……」
一夏「全然平気じゃねーかっ!!」
セシリア「ひっ!?え、えっ!?一夏さん???ど、どうして怒るんですの!?!?!?」
一夏「生物は科学と物理と一つのテストだし、歴史と地理は一つのテストだし、近代と現代史は平気、国語は普通なら、赤点候補が無いじゃないか!?」
セシリア「え?……ええ、別に赤点は……わたくしはテスト前に勉強をしなかったことが問題なのではないかと……思いまして」ビクビク
一夏「セシリア……お前安全圏の人間じゃないか……なんてこった
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 00:07:50.94 ID:cPuz9R770
セシリア「そ、そんな……!わたくし、一夏さんのためなら赤点圏にだって……!」
一夏「セシリア……」
セシリア「一夏さん……っ!」
鈴「アンタ少しは助けるそぶりを見せなさいよおおおおっ!!!」
ゴッ
セシリア「はぐっ!?」
一夏「おう、鈴。おかえり。楯無さんは?」
鈴「アンタたちがあまりにもスルーしてるから帰っちゃったわよ!死ぬかと思ったわ!」
セシリア「い、良い所でしたのに……」
鈴「なんか言った?」ギロ
セシリア「何でもございませんわ」
鈴「大体あんた、テスト前の徹夜をしなくても赤点にならない可能性のほうが高いなんて……」
鈴「そんなのアタシ達レッドライン上の人間をバカにしてるとしか思えないわ!!」
セシリア「鈴さん中国の代表候補生ですわよね!?その成績に危機感はございませんのッ!?」
鈴「うっさいわね!私は……英語、国語、数学で一気に三つも赤点候補よ!!」
一夏「えっ」
鈴「……えっ?」
一夏「……そ、そうか……鈴、中学の時より……」
鈴「あんた……まさか……」
一夏「ああ……正直に言えば歴史と国語だけだ」
鈴「二教科ッ!?私が一番!?」
一夏「いや、大丈夫なのは。」
鈴「……」
セシリア「……」
一夏「そ、そんな目で見ないでくれ!」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 00:27:01.83 ID:cPuz9R770
一夏「まあ大丈夫と言っても結構ギリギリなんだが……」
セシリア「……徹夜、ですわね」
一夏「セ、セシリア!教えてくれるのか」
セシリア「……赤点なんて許しませんわ……未来のオルコット家の主人がそれでは……」ボソボソ
一夏「?」
鈴「ムカッ……ねー一夏!敵の言うことなんて聞くこと無いわよ!こうなったらもう補習受けましょ?」
一夏「いいいっ!?冗談だろ鈴!楯無さんに何されるかわから無いし、何より千冬姉に殺される!!」
鈴「なによ!普段やってないのがいけないんでしょう!?」
一夏「ISの事で覚える事が多すぎてできないんだよ!」
セシリア「ISの実技試験は素晴らしい成長ですものね」
一夏「いや、まだまだだよ」
鈴「余裕ぶっても筆記試験は無くならないわよ……」
一夏「……くうっ」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 19:03:05.09 ID:k9OrqxwEo
色リア!色リア!恋愛脳!やることなすことスイーツ臭い!
色リア!色リア!恋愛脳!やることなすことスイーツ臭い!
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 23:26:47.21 ID:cPuz9R770
一夏「セシリア!教えてくれ」
セシリア「えぇ!」
一夏「おお!サンキュ!!」
鈴「あ、わ、私も!!」
セシリア「えぇ?」
鈴「何よその差!?」
セシリア「まぁ?エリートであるこの英国国家代表IS操縦者候補生であるこのわたくしに?頼るのも無理はありませんわね!」
鈴「なんっかむかつくわね……」
一夏「耐えろ鈴、背に腹は代えられないと言うだろう?」
セシリア「ふうん……帰って寝ますわよ?」
一鈴「「ごめんなさい」」
セシリア「それでは……鈴さんは英語、国語、数学……一夏さんは全教科ですから、先に英、国、数からやってしまいましょうか」
鈴「セシリア!ありがとう!やっぱりセシリアは私の事……!」
セシリア「とっとと三教科終わらせて一夏さんと徹夜勉強ですわ……」ボソ
鈴「……ぁ?」ビキ
一夏「り、鈴、いいからやろうぜ!俺には時間がないんだ!!」
鈴「くっ……判ったわよッ」
セシリア「フフッ……」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 23:34:07.95 ID:cPuz9R770
―――― 21時
ドンッ!!
セシリア「鈴さん!?どうして判らないんですのッ!?」
鈴「ひぃぃ!だ、だってぇ……」
一夏「ははは、鈴はバカだなぁ」
鈴「一夏!あんたも判って無いじゃないのよ!!」
セシリア「まったく……こんなのジュニアスクールのレベルですわよ……」
鈴「だって中学から出来なかったし」
一夏「あ、俺も」
セシリア「開き直らないでくださいまし!!……小学生レベルと言ってますのよ?」
一鈴「」「」
一夏「な、なぁセシリア、小腹もすいたし夕食にしないか?」
鈴「さ!賛成!食堂まだ開いてるかな?」
セシリア「 な め て ま す の !?」
一夏「うわああっ!す、すまん!!」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 23:39:27.68 ID:cPuz9R770
―――― 22時
セシリア「そうですわ、うん。順調ですわね」
一夏「なんだ、結構判るな!」
鈴「うん!これならテストもいけるッて気がする!」
セシリア「教える甲斐もあると言うものですわ、わたくしもおさらいになりますし」
一夏「セシリア……ありがとうな」
セシリア「わ、わたくしは……別に」
一夏「いつも、遠回しだけれど、助けてくれるよな、セシリアって」
セシリア「一夏さん……」
鈴「はーい、そこまで、勉強よ、勉強!」
セシリア「……」チッ
鈴「なによ!」
セシリア「なんですの!」
一夏「まぁまぁ」
セ鈴「「誰のせいよ!」ですの!」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/25(土) 23:52:19.27 ID:cPuz9R770
―――― 23時
鈴「zzz……」
セシリア「寝るんじゃないですわ」スパーン!
鈴「ふぎゃっ!」
一夏「そうだぞ鈴、まだ三教科目だぞ……?」
鈴「くう……わ、わかってるわよ」
セシリア「これが終わったらとっととお部屋に帰って寝ててもいいですわよ……?」
鈴「絶対 い や ! 」
一夏「にしても、夜更かしばっかりしてるのに今日はダウンが早いな?」
鈴「文字見てると眠くなるのよ……」
セシリア「いつもお読みのラノベだって文字ですわよ……?」
鈴「あれはいいのよ……そうだ!ラノベ風に教えてよ!」
セシリア「……バカにも程がありましてよ」
一夏「そうだぞ、鈴」
鈴「何でそこまで言われなきゃいけないわけ!?バカ一号に!!」
一夏「こら鈴、誰がバカ一号だ!」
ドンッ
セシリア「とっとと続けますわよ……?」
一鈴「「はい」」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:01:26.05 ID:YKx4TtOz0
―――― 00時
一夏「…………」
セシリア「……つまり、物質Aとはここでは酸素ということになりますの」
鈴「zzzzzzzzzzzz……」
セシリア「では、酸素との反応とはつまり酸化になりますから、この数式を……」
一夏「……セシリア」
セシリア「なんですの?」
鈴「zzzzzzzzzzzz……ふがっ」
一夏「起こさないのか?」
セシリア「一夏さん?他人の心配をしてる余裕はあなたには在りませんわよ……?もう一息なのですから」
一夏「……ぉ、おう」
鈴「ぐがー……」
セシリア「さ、いいペースなのですから……科学と物理を仕上げましょう」
一夏「あ……ああ」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:16:16.31 ID:YKx4TtOz0
―――― 02時
鈴「むにゃ……終わったぁ……?」
一夏「お、おう鈴、起きたか」
セシリア「鈴さん、無理に付き合わなくても結構ですわよ?疲れが取れなかったなんて言い訳はありませんわ」
鈴「んー……う……せしりあー、鍵ー」
セシリア「持ってませんの?全く……」
鈴「今朝出るときあたしが忘れたって言ってるのに閉めたのせしりあじゃん……んむー……」
セシリア「はい、鍵ですわ」
鈴「うん。 ……あんたそこに座ってたっけ??」
セシリア「ねねねね寝ぼけてますの?とっととベッドでちゃんと眠ってくださいな」
鈴「んー……いつもは平気なのに、勉強だとやたら眠いわ……」
一夏「おやすみ、鈴」
鈴「えへへ、うん、一夏。セシリア、おやすみ」
トコトコ パタン
セシリア「さ!あと一息ですわ!」
一夏「おう!」
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:26:36.48 ID:YKx4TtOz0
―――― 05時
セシリア「あっ!は……ぁン……い、一夏さん……!」
一夏「……ほら、セシリア。力を抜けって」
ギシ
セシリア「……ぁあ……ぁぁぁ……そんな……わたくし……わたくし……」
一夏「そんなに恐がらなくても平気だって……ほら」
セシリア「ああ、一夏さん……は……はい」
一夏「……お、おう……よっ……と。」
ギシ……ギシ……
セシリア「ああ!そんな所……気持ち……よすぎて……ああ!何かが……あーっ!」
ガチャ
ラウラ「おはよう我が嫁よ……ふふ、さぁて今日はどんな……」
セシリア「ああ……もう、わたくし!」
ラウラ「」
一夏「うおおっ!?ラ、ラウラ!?」
セシリア「ぁふ……一夏さぁん……」
ラウラ「な……な、な!なな!!なんだこれはあああああああああああああああああッ!!!」シュウン!
―― どごーん
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/26(日) 00:29:07.10 ID:f8GgBSOko
え?
え?
え?
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:35:23.07 ID:YKx4TtOz0
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:35:23.07 ID:YKx4TtOz0
バタバタバタ
箒「一夏ッ!こんな時間に何事だいまの音は……?!」
シャル「一夏!大丈夫!?ってラウラ!キミはまた!」
ラウラ「せ、せ、セ、セ、セシリアァァァッ!貴様一体どういう……!」
箒「は?セシリア?ラウラ、お前何を……」
一夏「――ッてて……」
セシリア「な、なんですの……」
箒「」
シャル「……ど、ドウイウコトナノかな?一夏……」シュウン
一夏「……あれ……?シャル……?なんでIS……」
箒「い、い、い、一夏ァァァァァ!!!!!」シュウン
一夏「箒ッ!?ちょっと待て!お前まで」
セシリア「な、な、何ですの一体……!?」
ラウラ「こうなれば、身体に覚えさせるしかあるまい……」ジャキン!
シャル「何処でミスったかなぁ……今生は……一夏、一人にはしないからね」ジャカッ
箒「性根を……叩ッ斬りなおしてくれる!!」チャキッ
鈴「セシリア!一夏ッ!!」
ガギィン!!
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:49:41.94 ID:YKx4TtOz0
ラシ箒「「「!?」」」
一セ「「鈴!」さん!!」
ラウラ「チィッ!そこをどけ!鈴ッ!!」
鈴「嫌よ!」
シャル「きみはこれでいいっていうのかい!?」
鈴「うっさいわね!」
箒「一夏!一夏!!貴様ぁぁっよくも!!」
鈴「落ち着きなさいよ!!箒!!」
セシリア「え……えっ!?どうして……」
千冬「 鎮 ま れ !! バ カ 者 ど も !!」
千冬「貴様ら!!朝っぱらから寮内で完全展開など、どういうつもりだ!!」
一夏「千冬姉!」
千冬「……!? ほ、ほぅ……」ヒクッ
セシリア「お、織斑先生」
千冬「………………貴様らは……このタイミングで……頭の痛い問題を……」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/06/26(日) 00:51:03.57 ID:YKx4TtOz0
千冬「篠ノ之!デュノア!ボーデヴィッヒ!!さっさとISをしまえ!!ここは寮だぞ!!凰!貴様もだ!」
シャル「……っ」シュウン
ラウラ「くっ……教官……」シュウン
箒「………………」シュウン
鈴「……ふう」シュウン
千冬「オルコット!!さっさと部屋にもどれ!!織斑、貴様は私の部屋だ。来い!」
セシリア「はっ!はいッ!」
鈴「……セシリア、大丈夫?もどろ?」
セシリア「え……ええ」
一夏「は、はい……」
千冬「お前らも部屋に帰れ!話は今日のテストの後だ!!解散!!」
一夏「篠ノ之 箒、ラウラ・ボーデヴィッヒ、シャルロット・デュノア vs 織斑 一夏、凰 鈴音、セシリア・オルコット 異例の3on3戦の告知がされたのは、テストを終えた日の放課後だった」