【用語】コア
【詳細】ドラゴンが体内にて構成された存在の中核を担う物体。
①コアの概要
ドラゴンにとっての「エネルギーの貯蔵庫」のようなものにあたり、休眠や「神喰らい」などの行動で溜めたエネルギーである「龍気」をここにしまっておく。
低級のドラゴンのコアは小さくて脆く、討伐と同時に「世界の持つ浄化作用」によって龍気が浄化されてしまい消滅するが、強大なドラゴンになると討伐に成功してもコアは現世に留まり続ける。
コアにはエネルギー許容限度があり、キャパオーバーはドラゴン自身の身を滅ぼす「狂龍化」の引き金となるため、これを切り離して「分化」し、また新たなコアにエネルギーを溜めていくこととなる。
コアは互いに近づくと共鳴し急激にエネルギーを放出する特性があるため、ひとつの体にふたつのコアを持つことはできない。また、「コア持ち」のドラゴン同士の戦闘は互いにコアからエネルギーが漏れ出しながら行われることになるため、周囲を漏れ出た龍気により容易く滅ぼしうる危険なものとなる上に、ドラゴンたちにとってもエネルギー消費の多い不毛な戦いになる。そのためか強大なコアを持っているであろうAランクドラゴン同士の戦闘は基本的に行われず、また徒党を組むこともまず起き得ない。(例外として、知性のあるドラゴンは「コアの特性」から身を護りながら小規模な群れを形成することがある。また、特別闘争心の強い好戦的な個体や他に信仰の供給手段のない南極やエジプトにおいてはその限りではない)。
つまり、ドラゴンが「神喰らい」を利用して他のドラゴンから龍気を奪うことはあっても、コアそのものを奪取することはまず起きないということになる。コアはふたつも要らない上に、自分のものではないコアそのものから龍気を引き出す方法はドラゴン自身も知り得ないからである(これは、人類が他人の肝臓からエネルギーを直接取り出せないのに似ている)。
【詳細】ドラゴンが体内にて構成された存在の中核を担う物体。
①コアの概要
ドラゴンにとっての「エネルギーの貯蔵庫」のようなものにあたり、休眠や「神喰らい」などの行動で溜めたエネルギーである「龍気」をここにしまっておく。
低級のドラゴンのコアは小さくて脆く、討伐と同時に「世界の持つ浄化作用」によって龍気が浄化されてしまい消滅するが、強大なドラゴンになると討伐に成功してもコアは現世に留まり続ける。
コアにはエネルギー許容限度があり、キャパオーバーはドラゴン自身の身を滅ぼす「狂龍化」の引き金となるため、これを切り離して「分化」し、また新たなコアにエネルギーを溜めていくこととなる。
コアは互いに近づくと共鳴し急激にエネルギーを放出する特性があるため、ひとつの体にふたつのコアを持つことはできない。また、「コア持ち」のドラゴン同士の戦闘は互いにコアからエネルギーが漏れ出しながら行われることになるため、周囲を漏れ出た龍気により容易く滅ぼしうる危険なものとなる上に、ドラゴンたちにとってもエネルギー消費の多い不毛な戦いになる。そのためか強大なコアを持っているであろうAランクドラゴン同士の戦闘は基本的に行われず、また徒党を組むこともまず起き得ない。(例外として、知性のあるドラゴンは「コアの特性」から身を護りながら小規模な群れを形成することがある。また、特別闘争心の強い好戦的な個体や他に信仰の供給手段のない南極やエジプトにおいてはその限りではない)。
つまり、ドラゴンが「神喰らい」を利用して他のドラゴンから龍気を奪うことはあっても、コアそのものを奪取することはまず起きないということになる。コアはふたつも要らない上に、自分のものではないコアそのものから龍気を引き出す方法はドラゴン自身も知り得ないからである(これは、人類が他人の肝臓からエネルギーを直接取り出せないのに似ている)。
②コアの取り扱い
コア内部は莫大な量の未知のエネルギー「龍気」で構成されており、ドラゴンはこれを使って超常の力の行使、身体機能の向上、傷の即時再生、物理法則に逆らう飛翔などを行う。
莫大なエネルギーの塊である「コア」の処理は一歩間違えば一つの都市を吹き飛ばし、かといって放置すれば新たな龍を産む危険物であるため古来より人類を悩ませる原因となっている。これについてはたとえば日本では宮内庁主導で「弔竜祭」と呼ばれる儀式を年一で行い、コアの龍気を巫女の力で浄化及び還元している。
現在、次世代エネルギー資源として、貯蔵が不可能かつ人的資源に依存し、出力が不確かな「巫力」よりも有害ではあるが少なくともコアという形で貯蔵が可能なことが証明されている「龍気」が注目されており研究対象となっている。
ドラゴンたちも知らない「コアそのものから龍気を自在に引き出す方法」。これを解明すればコアの龍気をエネルギー資源として利用できるようになる、という算段である。
主に資源が乏しく、ドラゴンの発生頻度が多く、科学技術の進んだ国、つまり「日本」などの国はこの研究を国家主導で進めており、しばしば産油国などのエネルギー輸出国から反倫理的研究だと糾弾されている。
また、それ以外にもアンダーグラウンドな組織……たとえば「龍教会・登龍派」などは政府や企業などから研究資金を受け取り、エネルギー資源として、また龍気を用いた「人体改造」のためにコアの研究をしている。
コア内部は莫大な量の未知のエネルギー「龍気」で構成されており、ドラゴンはこれを使って超常の力の行使、身体機能の向上、傷の即時再生、物理法則に逆らう飛翔などを行う。
莫大なエネルギーの塊である「コア」の処理は一歩間違えば一つの都市を吹き飛ばし、かといって放置すれば新たな龍を産む危険物であるため古来より人類を悩ませる原因となっている。これについてはたとえば日本では宮内庁主導で「弔竜祭」と呼ばれる儀式を年一で行い、コアの龍気を巫女の力で浄化及び還元している。
現在、次世代エネルギー資源として、貯蔵が不可能かつ人的資源に依存し、出力が不確かな「巫力」よりも有害ではあるが少なくともコアという形で貯蔵が可能なことが証明されている「龍気」が注目されており研究対象となっている。
ドラゴンたちも知らない「コアそのものから龍気を自在に引き出す方法」。これを解明すればコアの龍気をエネルギー資源として利用できるようになる、という算段である。
主に資源が乏しく、ドラゴンの発生頻度が多く、科学技術の進んだ国、つまり「日本」などの国はこの研究を国家主導で進めており、しばしば産油国などのエネルギー輸出国から反倫理的研究だと糾弾されている。
また、それ以外にもアンダーグラウンドな組織……たとえば「龍教会・登龍派」などは政府や企業などから研究資金を受け取り、エネルギー資源として、また龍気を用いた「人体改造」のためにコアの研究をしている。