広大な廃墟と化した国。
当時の王朝についての文献が、交流があった古代ローマやギリシアの歴史家によって残されている。かつてナイル川に生まれた古代文明で、エジプト固有の神々が存在し高度な文明が発達していたとされる。
しかし、紀元前30年頃を境にエジプトの情報がバッサリと途絶えている
それ以降のエジプトは常時異常気象で、足場が不安定になっており酸素濃度も低いため、人間が近づく事はなかった。
西暦1800年代、植民地を探していたヨーロッパの民がエジプトを開拓。半数以上が行き倒れとなったが、生存者によると
"空中に浮いたままの瓦礫や、形を変えない砂嵐などが発見された。"
"首都であるヘリオポリスは特にひどい荒れ具合で、無造作に変形した大地にかつて存在したであろう遺跡の残骸が、螺旋を描きそびえ立っていた。"という。
以上の事柄から、エジプトは何やら悪質な厄災にあったのではないかと考古学者の間で議論された。また、エジプトでは生きた人間はおろか死体の痕跡も見つけられなかった。異様なほど静かで、空気の流れすら感じない事から、「何者かにエジプトの時間が止められ、その際に人類が消失した」説を唱える者もいる。
西暦2000年頃、巫女の誕生で探索コストが大幅に下がった。ベテランの巫女数名を含めた探検隊が派遣されたが、突如として音信不通となり、捜索に出た何人もの巫女も帰ってくる事はなかった。
それまでに多くの行方不明者を出した事から巫女連盟によって国境周りに結界が貼られ、エジプトに立ち入る事を禁止した。
- アーチファクトバリア〈巫力障壁〉
「亜滅地は『ウロボロス』による外食の痕跡である」と断定したとある巫女が、命をかけて作り出したエジプト全体を覆う結界。
遥か上空まで続くドーム状の壁で、二重の層を持つ。
内面は触れると電磁波と共に強力な炎症反応を起こすバリアで、並大抵のドラゴンが体当りしようものなら一瞬で溶かし崩す。
外側はそれをガラスのような、より強度の高いバリアでコーティングしたもの。
これによりエジプトは外界から完全に断絶され、巫女も限られた入り口からエジプトに侵入、脱出する必要がある。
遥か上空まで続くドーム状の壁で、二重の層を持つ。
内面は触れると電磁波と共に強力な炎症反応を起こすバリアで、並大抵のドラゴンが体当りしようものなら一瞬で溶かし崩す。
外側はそれをガラスのような、より強度の高いバリアでコーティングしたもの。
これによりエジプトは外界から完全に断絶され、巫女も限られた入り口からエジプトに侵入、脱出する必要がある。
- ナイル川
アフリカ大陸北東部及び失われた大地、エジプト東部を縦に貫く世界的な大河。
ドラゴンによって遺失する以前より残る記録によれば、古代エジプト文明に氾濫による災禍とその後に訪れる肥沃なる繁栄を代々齎して来たという。
エジプト神話に於いても司る神性が幾つも存在するなど重要なポジションに位置付けられている。
現在は結界によって阻まれているエジプトへの数少ない侵入経路及び攻略ルートの一つとなっている。しかし、距離的にはヘリオポリスから最も遠く、河内には強力なドラゴンが生息し、更に一部はあの世である冥府への入口と繋がる即死ゾーンとなっているためその道程は過酷を極める。
ドラゴンによって遺失する以前より残る記録によれば、古代エジプト文明に氾濫による災禍とその後に訪れる肥沃なる繁栄を代々齎して来たという。
エジプト神話に於いても司る神性が幾つも存在するなど重要なポジションに位置付けられている。
現在は結界によって阻まれているエジプトへの数少ない侵入経路及び攻略ルートの一つとなっている。しかし、距離的にはヘリオポリスから最も遠く、河内には強力なドラゴンが生息し、更に一部はあの世である冥府への入口と繋がる即死ゾーンとなっているためその道程は過酷を極める。