シャイニングスコーピオン


【基本データ】

●全長132mm ●全幅90mm ●全高37mm
●Item No:19416
●本体価格600円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1997年3月29日発売

【本体内容】

元々はゲームの特典ボディだった。
こちらは成型色がパールホワイトになっている。
また、ゲームを店頭で予約するとゴールドメッキボディがもらえた。

フロントカウルが完全に別パーツになっていて、外すことでフロントは簡単に大径タイヤに対応できたのだが、その所為でフロントカウル根元の強度が弱く簡単に破損する。

ゲーム限定という触れ込みだったのに後々キット化された。
シャーシはスーパー1
ギヤ比は5:1に加え、4:1が付属。
ギヤケースはグリーン。
フルカウル標準型のホイール(赤)を装備。
サイドガードはVマシン型になっている。

その他、公式大会など限定でメッキボディ仕様のキットが販売された。
第50回全日本ホビーショー限定のピンクメタリック仕様は、ボディがピンクメッキなのに加えピンクメッキのLPホイール(ディッシュ)とプリント入りのLPタイヤが付属した。
ただし、ボディはどちらかというとパープルメッキに近い色合い。

【漫画、アニメでの活躍】

もともとはSFCのゲームの主役マシン。
本マシンがタイトルを飾るシャイスコこと「ミニ四駆 シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!」は2次ブーム期のミニ四駆ゲームを代表する存在である。
このゲームではクリア後に入手できる隠しマシンとしてゴールドスコーピオンという金色のカラーバリエーションマシンも登場。
こちらは軽量ではあるもののボディの大径化改造ができない=シャイスコにおいて極めて強力な大径タイヤが使えないという致命的な弱点があり、その豪華な見た目や入手難度の高さとは裏腹にぶっちゃけ「遅い」とされる。

後に原作やアニメにも登場し、岡田鉄心先生の開発した最初のZMCマシンということになっている(ちなみに原作のネオトライダガー開発の話で、鉄心がAMC用の釉(うわぐすり)を取り出すシーンで存在が示唆されていた)。
その際に作られた試作品はアニメ無印だと当時小学生だったミニ四ファイターに渡されており、このことが明かされたエピソードの後にもチョイ役としてちょこちょこ登場していた。

原作では中国チーム「光蠍」のチーム全員のマシンとして登場しており、空龍がメインマシンとなったアニメ版でもホァンは引き続きシャイニングスコーピオンを使っている。
この時に「鉄心先生が中国の山奥で陶芸の修行をしているときにZMCを完成させ、その時に作ったシャイニングスコーピオンを陶芸の師匠(後のWGPチャイナチーム監督)に譲り、最終的に山奥でさびしい暮らしをしている孫のホァンへと渡った」というエピソードが明かされている。
このことから、ファイターのシャイスコは2号車かそれ以降のものと思われる。
…が、無印の時点では「10年前に一台だけ試作品が作られた」「ZMCも完成しそうだし試作品作っちゃおうかな~(鉄心談)」という説明だったので、この時点ではその設定はなかった様子。要するに後付け。

ゲームやレツゴ劇中では、速度にあわせてボディのマーキングの色が青から赤へ数段階に分かれて変化するという設定がなされている(ゲームのOPムービーの演出やゲーム本編の仕様などを考えると「走行時間の経過などの各種要因によって色が変化、その色の変化にあわせて速度が上昇する」と言ったほうがより適切かもしれない。OPムービーでは青→赤に素早く色変化した次の瞬間3倍の速さに猛加速してマグナム・ソニックを抜き去る本マシンの姿が描かれている)。
以前は塗装で再現するユーザーもいたが、現在はなんとプレミアム版のカラーバリエーションと言う形で(限定とはいえ)全色のキットが発売されている。

爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers 第6話にも登場。
三国建設で働く青年「たかし」が、藤吉との勝負で使用した。
1話のピーターと違い、明確に「シャイニングスコーピオン」と言うマシン名を言っていた(なお色が変わる機能はなかった)。

レッツ&ゴー 翼 ネクストレーサーズ伝にも登場。


【VIP内での評価】


【公式ページ】


【備考】

キットはゲームにボディのみ、限定で付属するもの・・・のはずだったが、のちに一般発売された。
このボディ欲しさにゲームを無理して購入した子供たちも多く、それが後々フルキットで発売されたとなると(一応、ゲーム付属のボディはパールホワイト成型で、通常キットはただのホワイトという差はあったとはいえ)当時どれだけの子供たちにトラウマを植えつけたことだろう・・・

また、予約特典だったゴールドメッキボディも(数は少なかったとはいえ)GUPで販売された・・・

シャーシをS2に変更したリメイク版「シャイニングスコーピオン プレミアム (スーパーIIシャーシ)」がある。
このプレミアム版はステッカーとギヤケース、タイヤの色を変えたレッドバージョンピンクバージョンバイオレットバージョンがカラーバリエーションとして展開され、以前は塗装などで再現するしかなかった色違いが手軽に再現できるようになった

プライズ版も登場。

バリエーションとして、本マシンと同じくゲーム特典として登場したシャイニングスコーピオンX、その一般販売(もはやお約束)版といえるストームクルーザーがある。

2020年リリースのスマホゲーム「ミニ四駆 超速グランプリ」では3代目アプリアイコンを務める。


最終更新:2024年06月14日 00:03