その感覚に溺れながら意識が薄れていった。
ー朝ー
カーテンに光が差し込む。
もう、朝らしい。
うすぼけた視界。
あまり脳は働かず、とりあえず体を動かそうとモゾモゾと動いてみる。
しばらくベットの上でゴロゴロしていたら意識がハッキリしてきた。
カーテンに光が差し込む。
もう、朝らしい。
うすぼけた視界。
あまり脳は働かず、とりあえず体を動かそうとモゾモゾと動いてみる。
しばらくベットの上でゴロゴロしていたら意識がハッキリしてきた。
そして、昨日の出来事がフラッシュバックしてきた。
美郷さんに顔合わせずらい…。
でも起きなきゃしょうがないし、このまま顔を合わせずにいる方法がない。
太陽が結構高くあがっている。
もうお昼も近いだろう。
食卓からは美味しそうな匂いがしている。
腹の具合と相談して、このまま部屋に居ることは観念した。
あぁ、普通でいられるだろうか、俺。
美郷さんに顔合わせずらい…。
でも起きなきゃしょうがないし、このまま顔を合わせずにいる方法がない。
太陽が結構高くあがっている。
もうお昼も近いだろう。
食卓からは美味しそうな匂いがしている。
腹の具合と相談して、このまま部屋に居ることは観念した。
あぁ、普通でいられるだろうか、俺。
美「あ、おはよう…。ってもうお昼近いねw」
健「おはよう…。」
健「おはよう…。」
顔を赤らめて挨拶する美郷さん。
俺もまともに視線を合わせられず少し上の方を向きながら返事をした。
俺もまともに視線を合わせられず少し上の方を向きながら返事をした。
美「ごはんの匂いで起きてきたの?」
健「そんなとこ」
美「今日はパスタにしてみたよ。イチゴジャム風味♪」
健「…。ふぅん…。」
美「なに、その不満そうな返事。」
健「いや、なんでも…。」
健「そんなとこ」
美「今日はパスタにしてみたよ。イチゴジャム風味♪」
健「…。ふぅん…。」
美「なに、その不満そうな返事。」
健「いや、なんでも…。」
パスタにイチゴジャムを使うとは。食すのに少し勇気がいる。
まぁ、美味いんだけどさ…。
まぁ、美味いんだけどさ…。
美「おいしい?」
健「あぁ、美味い。」
美「よかった〜。」
健「あのさぁ、前から思ってたんだけど、なんで不思議な食材使うの?」
美「不思議?」
健「味噌汁にマンゴー入れたり、ごはんに生クリーム入れたり、
パスタにイチゴジャム使ったり。某テレビ番組以外普通しないだろ。」
美「夢で「この食材使ってみて〜」っていうお告げがあるの。」
健「え…。」
美「何となく勘かな〜?」
健「あぁ、美味い。」
美「よかった〜。」
健「あのさぁ、前から思ってたんだけど、なんで不思議な食材使うの?」
美「不思議?」
健「味噌汁にマンゴー入れたり、ごはんに生クリーム入れたり、
パスタにイチゴジャム使ったり。某テレビ番組以外普通しないだろ。」
美「夢で「この食材使ってみて〜」っていうお告げがあるの。」
健「え…。」
美「何となく勘かな〜?」
彼女自体不思議だから、不思議な夢を見るのかもしれないと無理矢理納得した。
美「今日は…えっと、その…。晴れてるよね」
健「あぁ。」
美「暑くなるよね。」
健「うん。」
美「…。」
健「わかってるよ。海、行くんだろ?」
美「えへっw」
健「これ食べたら、出掛けようか。」
美「うん!」
健「あぁ。」
美「暑くなるよね。」
健「うん。」
美「…。」
健「わかってるよ。海、行くんだろ?」
美「えへっw」
健「これ食べたら、出掛けようか。」
美「うん!」
女の仕度は長いと言うが、美里さんに至っては違うようだ。
そんなに待つことも無く、結構気が楽で良い。
身支度を終えた美郷さんは、また可愛い格好だった。
そんなに待つことも無く、結構気が楽で良い。
身支度を終えた美郷さんは、また可愛い格好だった。
美「お待たせ〜。」
健「美郷さんって身支度あまり長くないよね。」
美「えっ、そ、そっかな。それは…女の子として良くないかも…。」
健「そうかな。こっちは気にしないけど。」
美「早く一緒に行きたいからかな、えへへっ。」
健「じゃ、じゃあ、行こうか。」
美「うんっ」
健「美郷さんって身支度あまり長くないよね。」
美「えっ、そ、そっかな。それは…女の子として良くないかも…。」
健「そうかな。こっちは気にしないけど。」
美「早く一緒に行きたいからかな、えへへっ。」
健「じゃ、じゃあ、行こうか。」
美「うんっ」
ー海ー
電車に揺られ2時間くらいで着いた。
周りの景色が海一面になる。
周りの景色が海一面になる。
今日は快晴。
物凄く暑くなるだろう。海にはちょうど良い。
まぁ、他の人も考えることは同じな様で。
大勢とか沢山とかいうレベルの人混みではなかった。
浜辺に着くとレジャーシート一枚敷けるのか微妙なくらいの混み様。
海に入る前に人の波に流されそうで怖い。
美郷さんわりと鈍くさいところがあるし…心配だ。
物凄く暑くなるだろう。海にはちょうど良い。
まぁ、他の人も考えることは同じな様で。
大勢とか沢山とかいうレベルの人混みではなかった。
浜辺に着くとレジャーシート一枚敷けるのか微妙なくらいの混み様。
海に入る前に人の波に流されそうで怖い。
美郷さんわりと鈍くさいところがあるし…心配だ。
美「う、うわぁ。混んでるねぇ」
健「あぁ、何でこんなに混んでるんだ。」
美「私達がいるからだよ。」
健「なるほど。」
健「あぁ、何でこんなに混んでるんだ。」
美「私達がいるからだよ。」
健「なるほど。」
レジャーシートを敷く場所探しで日が暮れてしまいそうだ。
気付けばお昼の時間だった。
気付けばお昼の時間だった。
美「お腹空いた…。」
健「もう、そんな時間か」
美「健、場所探しててくれる?私なんか買ってくるから。」
健「いや、絶対迷子になるからダメ。」
美「私一応年上だし、先生だよ…?」
健「俺が買ってくるから、美郷さんはここで待ってて。」
美「うぅ〜。」
健「絶対ここから動くなよ。」
美「わかった。」
健「もう、そんな時間か」
美「健、場所探しててくれる?私なんか買ってくるから。」
健「いや、絶対迷子になるからダメ。」
美「私一応年上だし、先生だよ…?」
健「俺が買ってくるから、美郷さんはここで待ってて。」
美「うぅ〜。」
健「絶対ここから動くなよ。」
美「わかった。」
少し不満そうな顔で承知した美郷さんを背にとりあえず海の家へと急いだ。
ほっとけないし、心配なんだよな、美郷さんは。
人を疑うことをしないし、誰にでもついていきそうな気がする。
この混雑を、電車のラッシュと学校のお昼の売店で体得したすり抜け術でかわす。
なんとか焼きそばとジュースを獲得。
結構時間食ったな…、早く戻ろう。
ほっとけないし、心配なんだよな、美郷さんは。
人を疑うことをしないし、誰にでもついていきそうな気がする。
この混雑を、電車のラッシュと学校のお昼の売店で体得したすり抜け術でかわす。
なんとか焼きそばとジュースを獲得。
結構時間食ったな…、早く戻ろう。
またも人の混雑をかわしながら元の場所へと急いだ。
指定した場所に戻ると見知らぬ男達が3人くらいで美郷さんを囲んでいた。
俺より背が高く、見た目大学生くらいだろうか。
ナンパか…。
強行突破しかないのか…。少し様子を窺った。
指定した場所に戻ると見知らぬ男達が3人くらいで美郷さんを囲んでいた。
俺より背が高く、見た目大学生くらいだろうか。
ナンパか…。
強行突破しかないのか…。少し様子を窺った。
男1「ここさ〜、俺らが場所とってたんだよ。」
男2「ごめんね〜、でも君可愛いから、いさせてあげてもいいよ。」
男3「っていうか、むしろ強制?」
男2「ごめんね〜、でも君可愛いから、いさせてあげてもいいよ。」
男3「っていうか、むしろ強制?」
笑いあう男達の中でおろおろと立ちすくむ美郷さん。
完全に遊ばれてる…。」
完全に遊ばれてる…。」
美「あ、あの、人を待ってますから…。」
男1「うんうん、どんな子なのかな?」
男2「その子も一緒に遊んじゃおっか〜。」
美「…。」
男3「困ってる顔も可愛い〜。」
男1「うんうん、どんな子なのかな?」
男2「その子も一緒に遊んじゃおっか〜。」
美「…。」
男3「困ってる顔も可愛い〜。」
泣きそうな美郷さんを後ろから見てる俺の情けなさに叱咤してくれるヤツはこの場にはいないだろう…。
俺自身がどうにかしなきゃならないんだが…名案が浮かばない…。
もっと勉強してりゃ良かった。
俺自身がどうにかしなきゃならないんだが…名案が浮かばない…。
もっと勉強してりゃ良かった。
男1「じゃあ、カノジョは俺と遊んでよっか〜。」
男2「じゃあ、俺らその子の友達待ってよっかな〜」
男2「じゃあ、俺らその子の友達待ってよっかな〜」
下卑た笑いと共に美郷さんの肩に手を触れようとした。
健「か、彼女は俺の彼女ですから!!」
美「け、健!?」
美「け、健!?」
無我夢中で美郷さんと美郷さんに触ろうとした男の間に無理やり入った。
美郷さんをかばうように自分の背に押しやり、男達の正面に向き合った。
美郷さんをかばうように自分の背に押しやり、男達の正面に向き合った。
男1「はぁ…?」
男2「誰だ。お前。」
男3「はいはい、わかったから僕向こう行っててくださいね〜」
健「行こう、美郷さん」
男2「誰だ。お前。」
男3「はいはい、わかったから僕向こう行っててくださいね〜」
健「行こう、美郷さん」
無理やり彼女を引っ張りその場から去ろうとした。
男1「は!?君だけ向こう行ってりゃ良いんだよ!」
彼女を引っ張ろうとした。
その瞬間俺は美郷さんの手を掴みダッシュしてその場から逃げた。
その瞬間俺は美郷さんの手を掴みダッシュしてその場から逃げた。
男1「はぁ!?まじありえね〜!」
男2「なに?ホントに彼女なわけ?ショタコンもいいとこだろ、はははっ!」
男3「っていうか、あんな美人に釣り合わないし。俺らからかわれただけじゃね?」
男1「確かに〜。」
男2「なに?ホントに彼女なわけ?ショタコンもいいとこだろ、はははっ!」
男3「っていうか、あんな美人に釣り合わないし。俺らからかわれただけじゃね?」
男1「確かに〜。」
男達の声がわざとらしく響いた。
俺にはまだ対抗する力など無くて。
悔しくて。
結構離れた場所まで走った。
それまで美郷さんの手を掴みっぱなしだったことに今更気付く。
俺にはまだ対抗する力など無くて。
悔しくて。
結構離れた場所まで走った。
それまで美郷さんの手を掴みっぱなしだったことに今更気付く。
健「あ、ご、ごめん!!」
美「はぁっはぁっ、え、えっと、も、もう大丈夫、かな…」
健「ごめん、色々考えたままで走ってたから…あ、手。」
美「はぁっはぁっ、え、えっと、も、もう大丈夫、かな…」
健「ごめん、色々考えたままで走ってたから…あ、手。」
ばっと離した。
健「ずっと掴みっぱなしで、ごめん、痛かっただろ…?」
美「え、そ、そんなことないよ。」
美「え、そ、そんなことないよ。」
少し赤くなっていた。
夢中に走ってて力の加減をしてなかったようだ。
夢中に走ってて力の加減をしてなかったようだ。
健「あ、えっと、戻って来るの、遅くなってごめんな。」
美「ううん…。」
健「あと…ちゃんと守りきれなくて…ごめん。」
美「え!?そ、そんなことないよ!」
健「逃げるしか方法無くて。もっと頭よければ良かった…。」
美「だ、大丈夫だよ。逃げられて良かった。」
美「ううん…。」
健「あと…ちゃんと守りきれなくて…ごめん。」
美「え!?そ、そんなことないよ!」
健「逃げるしか方法無くて。もっと頭よければ良かった…。」
美「だ、大丈夫だよ。逃げられて良かった。」
少し落ち着いた頃に、俺は重大なことを思い出した。
健「あー、えっと、さっきは、ごめん…。」
美「え???」
健「その、彼女って言ったこと。その色々無我夢中で…。か、考えられなくて…」
美「う、ううんっ!えっと…凄く、かっこよかったよ…。」
健「ど、どこがっ!結局逃げただけだったし…」
美「ちゃ、ちゃんと、私かばってくれたから…。」
健「…。」
美「凄く…うれしかった。」
美「え???」
健「その、彼女って言ったこと。その色々無我夢中で…。か、考えられなくて…」
美「う、ううんっ!えっと…凄く、かっこよかったよ…。」
健「ど、どこがっ!結局逃げただけだったし…」
美「ちゃ、ちゃんと、私かばってくれたから…。」
健「…。」
美「凄く…うれしかった。」
今思い出すとあまりに恥ずかしくて顔から火が出そうになった。
ただでさえ暑いのに。
いや、顔が赤いのは暑いからってことにしておこうか…。
お互い黙ったまましばらく歩いていた。
ただでさえ暑いのに。
いや、顔が赤いのは暑いからってことにしておこうか…。
お互い黙ったまましばらく歩いていた。
美「ねぇ、周りから私達ってどう見えるのかな。」
健「え?」
美「カップルとかには、見えないのかな。」
健「そ、そりゃ、美郷さん美人だし、似てない姉弟…くらいだろ…。」
美「そんなことないのになぁ、健、結構かっこいいと思うんだけどな。」
健「それはないな…。もしそう思うなら美郷さん相当趣味悪い…。」
美「そ、そんなことないよぉ。」
健「美郷さんって美人なのに趣味が惡いって言う汚点があったのか。」
美「もうっ、そんなことないってば。」
健「俺、身長だってそんなにないし、それに、結構、年下だし…。
なにより、美郷さん美人だしっ!釣り合って…ないよ。」
美「そんなこと、気にしてたの…?」
健「そんなことって!俺はっ!」
美「でも、私は…健はこんな年上の女の子と歩いてて嫌じゃないかな…とは思ったよ…。」
健「俺は自慢にはなるけど…。
美郷さんの趣味が悪いと思われるくらいだと思う。」
美「も〜。自分悪く言いすぎっ!」
健「だってそうだろ!」
美「じゃあ、こうしたらカップルに見られるかな。」
健「え。」
健「え?」
美「カップルとかには、見えないのかな。」
健「そ、そりゃ、美郷さん美人だし、似てない姉弟…くらいだろ…。」
美「そんなことないのになぁ、健、結構かっこいいと思うんだけどな。」
健「それはないな…。もしそう思うなら美郷さん相当趣味悪い…。」
美「そ、そんなことないよぉ。」
健「美郷さんって美人なのに趣味が惡いって言う汚点があったのか。」
美「もうっ、そんなことないってば。」
健「俺、身長だってそんなにないし、それに、結構、年下だし…。
なにより、美郷さん美人だしっ!釣り合って…ないよ。」
美「そんなこと、気にしてたの…?」
健「そんなことって!俺はっ!」
美「でも、私は…健はこんな年上の女の子と歩いてて嫌じゃないかな…とは思ったよ…。」
健「俺は自慢にはなるけど…。
美郷さんの趣味が悪いと思われるくらいだと思う。」
美「も〜。自分悪く言いすぎっ!」
健「だってそうだろ!」
美「じゃあ、こうしたらカップルに見られるかな。」
健「え。」
美郷さんが、俺の指に自分の指を絡めてきた。
健「美、美郷さん!?」
美「えへへっ、これで、変な人に声かけられないかな。」
健「え、っと。」
美「さ、ご飯食べて泳ぎにいこっ!」
健「ちょ、ちょっと!!」
美「えへへっ、これで、変な人に声かけられないかな。」
健「え、っと。」
美「さ、ご飯食べて泳ぎにいこっ!」
健「ちょ、ちょっと!!」